落語家の三遊亭円丈師匠が他界しました。師匠のケレンは夏目のソレと同質ですので残念でなりません。どんなケレンか知りたい方は夏目のゲームを遊んでくださいませ。
さて話題は落語と関係なく、サウンド素材の件です。
サウンドと言えばＢＧＭ、ＳＥ、ボイスがありますが、今回はＢＧＭのお話を。
その前に夏目のゲームサウンド関係のスキルを概説しときますと。
夏目は最初業務用ゲームのプログラマでした。当時は今ほどセクショナリズム進んでなかったので、効果音もプログラマの夏目がＰＳＧの波形データをいじって作ってました。
ＦＭ音源で作曲したりＤＴＭやったりしましたが、どちらも趣味範囲で、仕事力はありません。
その後ゲームサウンド会社やエロゲ会社で開発部のお仕事したりしてたので、ゲームサウンドの現場、声優さんの現場等はよく見知ってます。
ディレクタ職を長いことした中で自慢できるのは、ゲームサウンドのプロデュースセンスがあるかな、と。
「このゲームは○○会社さんにディストーション利かせた古いロックを」
「このゲームはドラム使わずピアノとアコギと太鼓だけで、特にギターはフレットノイズ入れて」とか具体的に世界観に沿った曲調を指示出来てたなぁ、と。
そろそろ素材の話に移ってきますが。
商売のゲームではサウンドは１タイトルにつき１社さんが開発するのが普通です。作曲家は何人いても、うまい具合に統制してくれます。てかするのが仕事です。
夏目が初めて同人作った頃は、シーン毎にハマる曲を色んな作家さんの曲からセレクトできるので、それが楽しくてつまみ食いしてました。
「あっとほ～む」「七不思議」「ぎんいろ」あたりまでそうですね。
ただやっぱり統一感に欠けるので、以後はなるべく一人の作家さんに絞り込んでいきます。
「くらやみ探偵団」ではこおろぎさんの楽曲で統一しました。
理由は
・音が厚い
・曲想を変えずに1曲内で展開できる（このセンスは1曲を長く聞かせるＡＤＶでは超貴重です！）
・ループ想定したデータである
また、くらやみでは「絶対いつか流したい！」と思っていたはなP∞さんのソングをいくつも使わせて頂きました！
「BUT HORROR」はayato sound createさんです。
たくさんの素材集から抽出したり、Ci-enのリクエストで作って頂いたものを使わせてもらってます。
・「和風」「疾走感」のテーマにピッタリ
・音質がクリア
「GOT HORROR」もayato sound createさんです。
劇伴要素を排除したかったってのが表向きの理由ですが、
HIPHOPの素材に「使えるものなら使ってみろ」的なコメントがあったので挑戦を受けました、ってのが本音です。
結果的に他のゲームじゃできないような良い使い方ができたなぁ、と自負してます。
「MET HORROR」ではPeriTuneさんです。
未公開のスマホ同人「範馬あいの事件簿」で使ってお気に入りになりました。アイリッシュがベース？
怪談・洋物ホラーを演出する都合上、フォークロア要素がほしかったのです。
メロディアスな曲が多いので、アンビエントはYuli Audio Craftさんで統一することにしました。
アンビエントはBGMなのかSEなのか微妙なラインの存在で、多くのサイトさんではSEに含めてらっしゃいますね。夏目はBGMだと思うんですが。
今、一生懸命実装中です。
文中でご紹介した作家さんたちのリンク
こおろぎさんち
https://kohrogi.com/
こおろぎさんのDOVA
https://dova-s.jp/_contents/author/profile010.html
はなP∞のホームページ
https://hanap.daydream.cc/
ayato sound createさんのCi-en
https://ci-en.net/creator/105
Peritune
https://peritune.com/
Yuli Audio Craft
http://yacft.com/
「ＧＯＴ ＨＯＲＲＯＲ」も遊んでくだされだす。
↓ぽち
