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作劇HowToの記事 (3)

新井健史&進行豹 2020/05/16 23:31

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』9:シナリオを推敲しよう!(進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回、第8回
https://ci-en.net/creator/4364/article/277489

では、シナリオ初稿を書きました!


今日はそちらブラッシュアップ――つまりは推敲いたしますので、まずはざらっと読み直してみましょう!

読み直しは、合成音声読み上げソフト
http://www.cross-plus-a.com/jp/balabolka.htm とか

使って、機械的に読み上げてもらうと、わりと主観外してチェックできて&誤脱にも気づきやすくなるような気がします!
ご参考まで!!

というわけで、バラボルカ先生によんでもらって、わたくしも読み直し開始しますね!!!


/////////////////////////////

『両腕骨折温泉(仮)』 進行豹
v100 2020/05/14


///

;SE 湯おけ、カポーン
;環境音 100円ループ環境音、飯坂温泉


;9/前遠
「そんなとこで突っ立ってたら、冷えちゃうでしょ?
両腕骨折しちゃった上に風邪とか引いたら、目も当てられないと思うけど」


「だから、ほら! こっちきて? おふろはいろ」


「(呼吸音)(呼吸音)――って、照れられると、こっちも照れちゃうから、堂々としようよ、お互いに。
っていうか――わたしの水着くらい、社員旅行のときに見てるじゃない」

「ビーチでみる水着も、温泉でみる水着も、なんにもかわらない……
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はううっ、っていうは無理だね。うん。
やっぱり、ちょっとこっちの方が、照れくさいかも」


「だけど――キミの背中を流ししたいから買ったんだもん、この水着。
旅館の人にも、着用してはいる許可だってもらったし……
だからボクに――背中、流させてもらえるとうれしんだけど……」

;SE タイル足音、ぺたぺた

;9/前遠→;1/前
「あ! (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
えへへ、いらっしゃい……。
ありがとう、きてくれて」

「ためらってる間に体、冷えちゃったでしょう?
だから、つかろ? かけ湯してから体あっためて――あったまったら、ボクが、君の背中流すから」

「(呼吸音)――ん。じゃ、かけ湯するね~ええと、両手、ばんざーいってできる?
痛くなければ……(呼吸音)(呼吸音)――ありがと、包帯ぬらしちゃったらヤだもんね」

;$=SE 湯おけに水すくう
「それじゃ、ね――
$
ゆっくりゆっくり、ハネないようにかけ湯するから……」


;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
;3/右前
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「うん。あと背中側も――
ね? ちょっとだけあっちむいてて」

;5/後
;$=SE 湯おけに水すくう
「ありがと。
$
それじゃ、背中にも……」

;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん! よし、入ろっ。
わたし、肩貸す? 大丈夫? それなら、後ろから見てるから、
ゆっくりね? ゆっくり、慎重に――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;SE 湯につかる

;1/前
「……ああ、よかった。足もと滑ったりしたらどうしようかって思っちゃった。
わたしのせいで両腕骨折させちゃったのに、さらに追い打ち――なんてなったら、もう責任とれっこないもの」

;SE 湯に浸かる

「うふふっ、お隣、お邪魔しまーーーーす」

;3/右
「ふう……いいお湯……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
お仕事もうまくいったし、お宿もお風呂もとってもいいし――
ごめんね? ボクのことかばってもらったりしなかったら……
キミの骨折がなかったら、ほんと、最高の出張になったのに」

「(呼吸音)(呼吸音)――うん。不可抗力って言ったら不可抗力だし――
キミにかばってもらえたの……不謹慎だけど、正直、すごくうれしくて――けど」

「その代償が両腕骨折とか、あんまりじゃない。
『綺麗に折れてるから全治まで三ヶ月程度をみこんでください』ってお医者様おっしゃってたけど――」

「両腕がつかえない三ヶ月って――長いよね。
ボク、ほら、カーリングしてたじゃない、学生時代。
ってか、その話したことあったよね?
――あ、えへへ。覚えててくれたんなら、うれしいな」

「僕の場合は、疲労骨折だったけど――治るまで――
またカーリングできるようになるまで、ほんとにじれったくって、辛くって。
だから不可抗力っていったって――ボクをかばってくれた代わりに、キミがそんな時間を過ごすの……
ほんとに申し訳なくって――その分、だから……」

「だから……その――」

;照れてためらい→一生懸命言葉を探して→決意
「((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!」

;SE 水ゆれ
;3/右(肩がくっつく近さ)
「――なんでも言って。キミの両腕が治るまで。
今回の件のお詫びもあるし、
いっつもキミにサポートしてもらってる恩返しもあるし……」

;うつむいて小声で独り言
「………………それに、それだけじゃなく……その…………っ!!!」

;3/右 顔あげて
「と、とにかくさ、流しちゃお、背中――うん!!」

;SE ざばぁ
「また肩かすから、一緒に、ね?
せーので――ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;SE 水音(湯から上がる)

;SE タイル足音
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「っと、ちょっとまってて。お風呂椅子、お風呂椅子」

;SE 風呂椅子位置直す→シャワーで風呂いすの表面流す

「はい。どうぞ、座って座って? それじゃあ、お背中流すから」

;3/右→;5/後(背中側に立つ)
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うふふっ、それじゃあえーと、
まずは洗面器にお湯をためて、アカスリで石鹸泡立てて――」

;SE 洗面器にお湯貯める→アカスリで石鹸泡立てる

「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
もちょっと――(呼吸音)(呼吸音)――
って、あ――この石鹸、結構いいやつ――(呼吸音)(呼吸音)――
あわ、これ、すごい……(呼吸音)」


;3/右 (背中側から顔寄せて、耳元囁き)
;$=SE ほっぺに石鹸おしつける

「あとでお顔も洗うからちょっとだけほっぺ貸してね?
$
うふふ、石鹸、これ、すごくない?
泡、スポンジみたいな弾力になってる」

;5/後
「これでたーっぷり、お背中流してあげるから。
じゃ、いくよ? 最初はゆるゆる――」

;SE 背中洗い(軽・継続)
「ん……(呼吸音)(呼吸音)――
ふ……(呼吸音)(呼吸音)――
どう、かな? ……(呼吸音)(呼吸音)――
もっと――(呼吸音)――強く、する?――(呼吸音)」

「(呼吸音)(呼吸音)――ん、そか。
(呼吸音)(呼吸音)――じゃあ、背中の真ん中――
(呼吸音)(呼吸音)――腰の、とこまで――
(呼吸音)(呼吸音)――やっちゃって、から――」


;SE stop

「もうちょっと広く、もうちょっと強くで、背中の両側やってくね?」


;SE 背中洗い(中・継続)

;4/後右
「じゃ、右脇の方からいくね? ん……(呼吸音)(呼吸音)――
って――あ――(呼吸音)(呼吸音)――
ここ、ほくろ――(呼吸音)――あるんだ、きみ――(呼吸音)――
ね? 自分で――(呼吸音)――知ってた?――(呼吸音)」

「ふふ、そっかぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
知らなかったんだぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
うれしい、なぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
え? あ――(呼吸音)(呼吸音)――」

「なんでうれしいかって、そんなの――(呼吸音)(呼吸音)――
だって、キミにさ――(呼吸音)(呼吸音)――
彼女さん、とか――(呼吸音)――いるん、なら――
ほくろの、こと――(呼吸音)――きっと、知ってて……」

「彼女さんが、もしいて――(呼吸音)(呼吸音)
なのに、ほくろのこと気づいてないなら――(呼吸音)(呼吸音)――
親密じゃないか、興味がないか――(呼吸音)(呼吸音)――
どっちにしても、ボクにも、ワンチャ――っ!!!!!」

;SE stop

;5/後
「ああいや、なんでもないよ。なんでも、あはは。
ええと。それより――左脇だね。そっちがわもんうん、綺麗にしなくちゃ」



;SE 背中洗い(中・継続)

;6/後左
「ん、っと――(呼吸音)(呼吸音)――
っしょ――(呼吸音)(呼吸音)――
あ……(呼吸音)(呼吸音)――
あ、ううん――(呼吸音)――大した、ことじゃないよ――(呼吸音)――うん」

「(呼吸音)(呼吸音)――
(呼吸音)(呼吸音)――
気になるんなら、いうけど、さ――(呼吸音)(呼吸音)――
本当に、たいしたこと――(呼吸音)――ないから、面白くないよ? 多分――(呼吸音)」

「えと――腕――(呼吸音)――腕の、太さ……(呼吸音)――
キミ、結構――(呼吸音)――利き腕側が――太いんだなぁって――(呼吸音)――
しっかりしてて――(呼吸音)――筋肉、ちゃんとあって――(呼吸音)――
男の子――(呼吸音)――男の人……(呼吸音)――なんだなぁって――」

「ははっ――(呼吸音)(呼吸音)――
ね? 大したことじゃ――(呼吸音)――なかった、でしょ?――(呼吸音)
ん……(呼吸音)(呼吸音)
っと――(呼吸音)(呼吸音)――よしっ!」

;7/左 (顔後ろからよせて、耳元囁き)
「それじゃあ、流すね? シャワー出すから。
さっきのほっぺのも一緒に流しちゃうから、目、つむってて?」

;SE シャワーでお湯かけ(とろとろ丁寧に)
;5/後

「ん……まずはほっぺで――(呼吸音)(呼吸音)――
そしたら、背中を、ゆっくりと――(呼吸音)――っと」

;少しずつ荒く
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;ぽーっとひとりごと(つぶやき)
「泡……流れるの……体の、筋肉のライン、うかんで――
あ……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!!!!」

;SE シャワー強!
「流さなくちゃね、うん。ぜんぶ、ちゃあんと!
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はい、終わり! おしまい!!」

;SE シャワー止め
「うん。これで綺麗になりました。
よかったよかった。
それじゃあ、あとはキミが――って、
できるわけないよね? キミ、両腕骨折しちゃってるんだもん」

「あ……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
え、っと――(呼吸音)(呼吸音)――
だから……その――(呼吸音)(呼吸音)――」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!!!!」

;3/右 (後ろから顔寄せて/囁きではない)
「あの、ね? ええと、ね? ボク、その――さ。
キミが良ければ、他のところも、もちろん洗ってあげる――ううん、洗ってあげたいんだけど。
……どう、かな?」


;3/右 (後ろから顔よせて。囁き)
「ボクの両手を、君の自由に使ってくれる?」


;おしまい



///////////////////////////////////

というわけで、合成音声読み上げしてもらいつつ読み直しました!

そうしている間にリアルタイムでとってったメモがこちらです!!


/////////////////////////

『まだキツい』

っていうは

いらっしゃい

痛くなければ


わたし肩かすからのムーブ→密着できる

あ、えへへ

「今回の件のお詫び」

「お風呂椅子」

お背中/背中

あわこれすごい→聞いたときわかりやすく


彼女さん、とか――(呼吸音)――いるん、なら――
ほくろの、こと――(呼吸音)――きっと、知ってて……」
「彼女さんが、もしいて――(呼吸音)(呼吸音)
なのに、ほくろのこと気づいてないなら――(呼吸音)(呼吸音)――
親密じゃないか、興味がないか――(呼吸音)(呼吸音)――
どっちにしても、ボクにも、ワンチャ――っ!!!!!」 →もっとわかりやすく


「大したことじゃない」


「できるわけないよね」

/////////////////////////


――全体として、まだキツい。
いじわるな、イヤミな性格と捉えられてしまいかねないセリフがあるなと感じました。
「大したことじゃない」「できるわけないよね」とか、モロその辺ですね。


あと、「今回の件のお詫び」は、『義務感っぽい感じを出しちゃう』
「お風呂椅子」は『椅子、だけで状況から自明だし、その方が言葉として自然』と感じました。


あとは密着できるとこでは密着させようとか、そんな感じですね。


この辺の「不快要素を取り除く」と「活発な元スポーツ少女らしさ」とを両立させれば、かなり魅力的なヒロインで、ここちよく聞いていただけるシナリオとできるんじゃないかと感じます。


ので、その方針でざくっとブラッシュアップしていきましょう!!!



/////////////////////////////

『両腕骨折温泉(仮)』 進行豹
v110 2020/05/16


///

;SE 湯おけ、カポーン
;環境音 100円ループ環境音、飯坂温泉


;9/前遠
「ね? どうしてお風呂はいらないの?
はいろう? 体冷えちゃうし……(呼吸音)(呼吸音)――」

「あ! 足元がもしかして不安ななら、ボクが手を引く――のは無理か、
キミ、両腕骨折しちゃった……ううん」

;9/前遠(うつむいて力なく) →"!" で顔をあげる 
「ボクがキミの両腕を骨折させちゃったのとおなじだもんね。
危ないところ、キミにかばってもらったばっかりに――……!!!」

「だから、その上キミに風邪までひいてほしくないんだ。
っていうか、一緒に入るのがイヤならさ、キミが湯船つかるとこまで見届けて。
そうしたらボク、脱衣所で待って」

;SE 足音一歩。タイル、裸足

;歓喜

「ありがとう。すごくうれしい。
っていうか、足元、滑りやすいよね。そこで、動かないでまっててね」

;SE タイルの足音、ぺたぺたぺた

;5/後(近)
「ボク、キミのすぐ後ろを歩くから。
キミがすべっちゃいそうになったら、支えられるように頑張るからさ。
だから、一緒に。ゆっくり、ゆっくり――」

「ゆっくり……ゆっくり……(呼吸音)……(呼吸音)――
ゆっくり……ゆっくり……(呼吸音)――はぁい、ストップ」

;1/前
「ここで、かけ湯させてね。
急に湯船につかったら、体、びっくりしちゃうと思うし、
そもそも体、ちょっと冷えちゃってるんじゃないかって、心配だし」

「(呼吸音)――うん。えへへっ。それじゃあじゃ、かけ湯するね~。
ええと、両手、ばんざーいってできる?
痛いようなら他のやり方で――(呼吸音)(呼吸音)――
あ、できるならよかった。包帯、ぬらしちゃったらヤだもんね」

;$=SE 湯おけに水すくう
「それじゃ、ね――
$
ゆっくりゆっくり、ハネないようにかけ湯するから……」


;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
;3/右前
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「うん。あと背中側も――
ね? ちょっとだけあっちむいてて」

;5/後
;$=SE 湯おけに水すくう
「ありがと。
$
それじゃ、背中にも……」

;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
;2/右前 → ‘ゆっくり”から ;5/後(近い)
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん! よし、入ろっ。
わたし、肩貸す? 大丈夫? それならまた、すぐ後ろから見てるから、
ゆっくりね? ゆっくり、慎重に――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;SE 湯につかる

;1/前
「……うん、上手。すごいね、両腕つかえないとバランス撮るのも難しそうなのに……
足元、いっかいも危なくならなかったもんね」

;1/前(うつむいて独り言) →‘え”から顔あげて対話
「そんなキミだから……ボク、かばってもらえたんだよね……あんな危ない状況で……
え? あ、ううん。なんでもない。っていうか、ボクもはいっていいかな?――
(呼吸音)(呼吸音)――えへへ、ありがと。それじゃ……」

;SE 湯に浸かる

「あ――いいお湯。
ぬめりある感じですごくボク、ここのお湯、好み」

;3/右(微妙に遠慮して遠い)
「ふう……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――本当にいいお湯。
ね? キミはどっちが好み? こういうぬめりのあるお湯と、
さらさらさらーってしてるお湯」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――えへへ、そうなんだー。
どっちにしても、いいよね、温泉。
ゆっやりできるし、ぽかぽかするし……って、いうか……」

「(呼吸音)(呼吸音)――ボク、混浴――家族風呂、男の人と入るのはじめてで――
事情が事情だから……えへへ、旅館のひとに水着着て入るの、許可してもらってるけど、
それでも……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「ちょっと……あはは、ぼく、すごくドキドキしちゃって、ポカポカしすぎちゃうかもかしれない。
……顔、やだな。いま、赤くなっちゃってるよね、すごく。
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……恥ずかしい」

「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「……えと、さ。お仕事、うまくいったの、今回も君のサポートのおかげだと思う。
ほんとにありがと。いつもいっつも、助けてもらえて」

「お宿も……君が選んでくれるとこいっつもだけど、今回もお風呂最高で――。
だから……その……ええと――(呼吸音)」

「ごめんね。両腕。本当に。
ボクのことかばってくれたばっかりに――あ――」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん。
不可抗力って言ったもらえると……気持ち、正直、結構ラクになる感じする」

「――ありがと。キミの優しさ、いっつも助けてもらえてる。
っていうか、今回も……
キミにかばってもらえたの……不謹慎だけど、正直、すごくうれしくて――けど」

「その代償が両腕骨折って……うれしい分だけ、余計に申し訳なさすぎて。
『綺麗に折れてるから全治まで三ヶ月も見れば十分でしょう』ってお医者様おっしゃってたけど――」

「両腕がつかえない三ヶ月って――長いよね。
ボク、ほら、カーリングしてたじゃない、学生時代。
その話、したことあったよね?
(呼吸音)――あ、えへへっ。覚えててくれててうれしいな」

「ボクの場合は、疲労骨折だったけど――治るまで――
またカーリングできるようになるまで、ほんとにじれったくって、辛くって。
だから不可抗力っていったって――ボクをかばってくれた代わりに、キミがそんな時間を過ごすの……
ほんとに辛くて、申し訳なくて――その分、だから……」

「だから……その――」

;照れてためらい→一生懸命言葉を探して→決意
「((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!」

;SE 水ゆれ
;3/右(肩がくっつく近さ)
「――なんでも言って。キミの両腕が治るまで。
ボク、恩返しがしたいんだ。
今回のことだけじゃなく、いっつもキミに――助けてもらって、優しくしてもらえてるの、感謝してるし……」

;うつむいて小声で独り言→‘っ!”で顔上げ
「………………それに、えと……それだけじゃなく、て……その…………。
っ!!!」

;3/右
「と、とにかくさ、流しちゃお、背中――うん!!」

;SE ざばぁ
「またついていくから、、一緒に、ね?
せーのっていったら、立って、あがろ?
それじゃ、いくよー? 『せーーーーの!』」

;SE 水音(湯から上がる)

;SE タイル足音
;5/後(近い)
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「っと、ちょっとまってて。椅子、いま綺麗にするから」

;SE 風呂椅子位置直す→シャワーで風呂いすの表面流す

;3/右
「はい。どうぞ、座って座って? ボクに背中、流させて」

;3/右→;5/後(背中側に立つ)
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うふふっ、それじゃあえーと、
まずは洗面器にお湯をためて、アカスリで石鹸泡立てて――」

;SE 洗面器にお湯貯める→アカスリで石鹸泡立てる

「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
もちょっと――(呼吸音)(呼吸音)――
って、あ――この石鹸、結構いいやつかも――(呼吸音)(呼吸音)――
あわ、ふわふわ……(呼吸音)……すっごい、これ……(呼吸音)」


;3/右 (背中側から顔寄せて、耳元囁き)
;$=SE ほっぺに石鹸おしつける
「あのさ、あとでお顔も洗うから――ちょっとだけ、ほっぺた貸してね?
$
ね? むにゅって。石鹸、これ、すごくない?
泡、スポンジみたいな弾力になってる」

;5/後
「このアワアワで背中流したら、きっとすっごく気持ちいいよね。
それじゃあ、いくね? 最初はゆるゆる――」

;SE 背中洗い(軽・継続)
「ん……(呼吸音)(呼吸音)――
ふ……(呼吸音)(呼吸音)――
どう、かな? ……(呼吸音)(呼吸音)――
もっと――(呼吸音)――強く、する?――(呼吸音)」

「(呼吸音)(呼吸音)――ん、そか。
(呼吸音)(呼吸音)――じゃあ、背中の真ん中――
(呼吸音)(呼吸音)――腰の、とこまで――
(呼吸音)(呼吸音)――やっちゃって、から――」


;SE stop

「もうちょっと広く、もうちょっと強くで、背中の両側を洗っていくね」


;SE 背中洗い(中・継続)

;4/後右
「それじゃ、右脇の方から。ん……(呼吸音)(呼吸音)――
って――あ――(呼吸音)(呼吸音)――
ここ、ほくろ――(呼吸音)――あるんだ、きみ――(呼吸音)――
ね? 自分で――(呼吸音)――知ってた?――(呼吸音)」

「ふふ、そっかぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
知らなかったんだぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
うれしい、なぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
え? あ――(呼吸音)(呼吸音)――」

「なんでうれしいかって、そんなの――(呼吸音)(呼吸音)――
だって、キミにさ――(呼吸音)(呼吸音)――
彼女さん、とか――(呼吸音)――いるん、なら――
ほくろの、これ――(呼吸音)――結構目立つし……」

;"って"で、自分がほとんど告白同然のこといっちゃてるのに気づく
「だから……(呼吸音)――キミ――(呼吸音)――
まぁ普段から――(呼吸音)――そういう素振り全然ないし……(呼吸音)――
多分、彼女さん……(呼吸音)――いないのかなぁって――(呼吸音)――
そこに確信……(呼吸音)――もてた……(呼吸音)――感じで――(呼吸音)――って!?」

;SE stop

;5/後
「えと、なんでもない。なんでもないよ、なんでも、あはは。
ええと。それより――左脇だね。そっちがわもんうん、綺麗にしなくちゃ」


;SE 背中洗い(中・継続)

;6/後左
;"あっ……"は一瞬見惚れて手が止まる。“ううん”から元に戻る
「ん、っと――(呼吸音)(呼吸音)――
っしょ――(呼吸音)(呼吸音)――
あっ……。(呼吸音)(呼吸音)――
あ、ううん――(呼吸音)――個人的に、その――(呼吸音)――ちょっと、びっくりしたっていうか」

「(呼吸音)(呼吸音)――
(呼吸音)(呼吸音)――
気になるんなら、いうけど、さ――(呼吸音)(呼吸音)――
あの、ええと――(呼吸音)――キミには、当然のこと(呼吸音)――なんだろうけど……」

「腕……ね?――(呼吸音)――腕の、太さ……(呼吸音)――
キミ、結構――(呼吸音)――利き腕側が――太いんだなぁって――(呼吸音)――
しっかりしてて――(呼吸音)――筋肉、ちゃんとあって――(呼吸音)――
男の子――(呼吸音)――男の人……(呼吸音)――なんだなぁって――」

「ボクには、キミ――(呼吸音)――‘優しい人”が一番で……(呼吸音)……
だから、ちょっと――(呼吸音)――ギャップ萌え、じゃなくて!! 
びっくり! ギャップに、びっくりしちゃって――(呼吸音)(呼吸音)
ん……(呼吸音)(呼吸音)――よしっ!」

;7/左 (顔後ろからよせて、耳元囁き)
「それじゃあ、流すね? シャワー出すから。
さっきのほっぺのも一緒に流しちゃうから、目、つむってて?」

;SE シャワーでお湯かけ(とろとろ丁寧に・継続)
;5/後

「まずはほっぺで……(呼吸音)(呼吸音)――
そしたら、背中を、ゆっくりと――(呼吸音)――っと」

;少しずつ荒く
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;ぽーっとひとりごと(つぶやき)
「泡……流れるの……(呼吸音)(呼吸音)――
体の、筋肉のライン、うかんで――(呼吸音)(呼吸音)――
すごく……綺麗……(呼吸音)(呼吸音)
(生唾飲む音)――(呼吸音)(呼吸音)――っ!!!!」

;SE シャワー強!
「流さなくちゃね、うん。ぜんぶ、ちゃあんと!
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はい、終わり! おしまい!!」

;SE シャワー止め
「うん。これで綺麗になりました。
よかったよかった。
おつかれさまです」


「それじゃあ……えと……背中じゃないとこ……
前の方とかは――――って、あ」


;うつむいて独り言
「両腕骨折してるんだもん。前も、どこも、一人なんて……」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
え、っと――(呼吸音)(呼吸音)――
だから……その――(呼吸音)(呼吸音)――」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!!!!」

;3/右 (後ろから顔寄せて/囁きではない)
「あの、ね? ええと、ね? ボク、その――さ。
キミが良ければ、他のところも洗ってあげる――ううん! ボクが洗ってあげたいんだけど――」


「……どう、かな?」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!!
そっか! うん! そっか、それなら!!!」


;3/右 (後ろから顔よせて。囁き)
「ボクの両手を、君の自由に――使って、ね?」


;おしまい



///////////////////////////////////



できました!!!!!!

わたくしてきには! 初稿よりずっと!!!
音声作品のシナリオとして

「聞いていただいたときにお耳に優しい」シナリオになってるのではないかと思います!!!

ただ、この辺のセルフジャッジはほんっとーーーーにむつかしいので!!

もしも「なおせてるんだかなおせてないんだかわかんにゃい」という場合には、

『音声作品を普段からよく聞いてるおともだち』とかに、

【どっちが修正前で、どっちが修正後かは伏せて!!!】 で!!

「どっちの方がいいと思う?」 と見てもらって、意見もらうのも大変によいかと思います!!!!!


わたくしはいま手が開いてるお友達いないので、というかお友達そのものもめちゃくちゃ少人数しかもとよりいないので、
明日自分でみなおして、気になるとこあったらなおして、それでFIXとして台本化しようかと思います!!!

台本できたら、いよいよ声優さん探しですね……

受けてくれる方いるといいのですが!!!!!!

ともかくもここも全力もってがんばります!!!!

更新はあさってかしあさってあたりに!

ご期待ください!!!

それでは、また!!!!!

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新井健史&進行豹 2020/05/14 22:17

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』8:シナリオを書いてみよう!(後編)/進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回、第7回ではシナリオの前半を書きました!




/////////////////////////////

『両腕骨折温泉(仮)』 進行豹
v100 2020/05/12


///

;SE 湯おけ、カポーン
;環境音 100円ループ環境音、飯坂温泉


;9/前遠
「なにしてるの! 冷えちゃうでしょー。
ほら、早く。はいってはいって」


「(呼吸音)(呼吸音)――なに照れてるの!
わたしの水着くらい、社員旅行のときに見てるでしょ?
ビーチでみる水着も、温泉でみる水着も、なんにもかわらないでしょう」

「っていうか、キミの背中を流したげるため、わざわざ買ったんだよ? この水着。
旅館の人に着用してはいる許可だってもらったんだから……
キミがグズグズしてたら、そういいのぜぇんぶ、無駄になっちゃうんですけど?」

;SE タイル足音、ぺたぺた

;9/前遠→;1/前
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――えへへ、いらっしゃい」

「ためらってる間に体、ちょっと冷えちゃったでしょ?
だから、つかろ? かけ湯してから体あっためて――あったまったら、背中、流してあげるから」

「(呼吸音)――ん。じゃ、かけ湯するね~ええと、両手、ばんざーいってできる?
痛くなければ……(呼吸音)(呼吸音)――ありがと、包帯ぬらしちゃったらヤだもんね」

;$=SE 湯おけに水すくう
「それじゃ、ね――
$
ゆっくりゆっくり、ハネないようにかけ湯するから……」


;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
;3/右前
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「うん。あと背中側も――
ね? ちょっとだけあっちむいてて」

;5/後
;$=SE 湯おけに水すくう
「ありがと。
$
それじゃ、背中にも……」

;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん! よし、入ろっ。
わたし、肩貸す? 大丈夫? それなら、後ろから見てるから、
ゆっくりね? ゆっくり、慎重に――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;SE 湯につかる

;1/前
「……ああ、よかった。足もと滑ったりしたらどうしかって思っちゃった。
わたしのせいで両腕骨折させちゃったのに、さらに追い打ち――なんてなったら、もう責任とれっこないもの」

;SE 湯に浸かる

「うふふっ、お隣、お邪魔しまーーーーす」

;3/右
「ふう……いいお湯……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
お仕事もうまくいったし、お宿もお風呂もとってもいいし――
ごめんね? ボクのことかばってもらったりしなかったら……
あなたの骨折がなかったら、ほんと、最高の出張になったのに」

「(呼吸音)(呼吸音)――うん。不可抗力って言ったら不可抗力だし――
キミにかばってもらえたの……不謹慎だけど、正直、すごくうれしくて――けど」

「その代償が両腕骨折とか、あんまりじゃない。
『綺麗に折れてるから全治まで三ヶ月程度をみこんでください』ってお医者様おっしゃってたけど――」

「両腕がつかえない三ヶ月って――長いよね。
ボク、ほら、カーリングしてたじゃない、学生時代。
ってか、その話したことあったよね?
――あ、えへへ。覚えててくれたんなら、うれしいな」

「僕の場合は、疲労骨折だったけど――治るまで、またカーリングできるようになるまで、
ほんとにじれったくって、辛くって。
だから不可抗力っていったって――ボクをかばってくれた代わりに、キミがそんな時間を過ごすの……
ほんとに申し訳なくって――ボクもつらくて」

「だから……その――」

;照れてためらい→一生懸命言葉を探して→決意
「((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!」

;SE 水ゆれ
;3/右(肩がくっつく近さ)
「――なんでも言って。キミの両腕が治るまで。
いっつもキミにサポートしてもらってる恩返しもあるし……(生唾を飲む)」


;3/右(耳打ち・囁き)
「ボクの両手を、君の両手と思って、使ってほしいんだ」


///////////////////////////////////


ので、本日は後半を書いていくわけでございますが、
書き出す前に前回書いたとこも当然読み直しますので、
気になったとこは同時に修正します。

この「修正」について今回は

・プロットは確認しない
・キャラクター設定も確認しない

という方針でいきます。

なんとなれば

『プロットもキャラクター設定も、より面白い物語を紡ぐための素材』にすぎないからです。

大事なのは、リスナーさんに触れる物語世界。
つまりはこの「台本の中で終始する物語」が「破綻していないこと」それのみです。

ゆえ、プロットもキャラ設定も、
「破綻してない、面白い物語」がもし組めるのであれば、
「その物語にあわせて修正」すればよいだけの話です。


もちろん、これは個人制作であるからとれる手段であって、
集団制作の場合で、キャラ設定やプロットに基づいてすでに平行で進捗してる作業がある場合などには、
「設定、プロットを逸脱しない」ように修正していく必要があることは、念の為付記しておきます。


ということで、読み直しつつの修正&続き執筆! まいりましょー!!!


/////////////////////////////

『両腕骨折温泉(仮)』 進行豹
v100 2020/05/14


///

;SE 湯おけ、カポーン
;環境音 100円ループ環境音、飯坂温泉


;9/前遠
「そんなとこで突っ立ってたら、冷えちゃうでしょ?
両腕骨折しちゃった上に風邪とか引いたら、目も当てられないと思うけど」


「だから、ほら! こっちきて? おふろはいろ」


「(呼吸音)(呼吸音)――って、照れられると、こっちも照れちゃうから、堂々としようよ、お互いに。
っていうか――わたしの水着くらい、社員旅行のときに見てるじゃない」

「ビーチでみる水着も、温泉でみる水着も、なんにもかわらない……
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はううっ、っていうは無理だね。うん。
やっぱり、ちょっとこっちの方が、照れくさいかも」


「だけど――キミの背中を流ししたいから買ったんだもん、この水着。
旅館の人にも、着用してはいる許可だってもらったし……
だからボクに――背中、流させてもらえるとうれしんだけど……」

;SE タイル足音、ぺたぺた

;9/前遠→;1/前
「あ! (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
えへへ、いらっしゃい……。
ありがとう、きてくれて」

「ためらってる間に体、冷えちゃったでしょう?
だから、つかろ? かけ湯してから体あっためて――あったまったら、ボクが、君の背中流すから」

「(呼吸音)――ん。じゃ、かけ湯するね~ええと、両手、ばんざーいってできる?
痛くなければ……(呼吸音)(呼吸音)――ありがと、包帯ぬらしちゃったらヤだもんね」

;$=SE 湯おけに水すくう
「それじゃ、ね――
$
ゆっくりゆっくり、ハネないようにかけ湯するから……」


;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
;3/右前
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「うん。あと背中側も――
ね? ちょっとだけあっちむいてて」

;5/後
;$=SE 湯おけに水すくう
「ありがと。
$
それじゃ、背中にも……」

;SE 呼吸音の間、とろとろとかけ湯
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん! よし、入ろっ。
わたし、肩貸す? 大丈夫? それなら、後ろから見てるから、
ゆっくりね? ゆっくり、慎重に――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;SE 湯につかる

;1/前
「……ああ、よかった。足もと滑ったりしたらどうしようかって思っちゃった。
わたしのせいで両腕骨折させちゃったのに、さらに追い打ち――なんてなったら、もう責任とれっこないもの」

;SE 湯に浸かる

「うふふっ、お隣、お邪魔しまーーーーす」

;3/右
「ふう……いいお湯……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
お仕事もうまくいったし、お宿もお風呂もとってもいいし――
ごめんね? ボクのことかばってもらったりしなかったら……
キミの骨折がなかったら、ほんと、最高の出張になったのに」

「(呼吸音)(呼吸音)――うん。不可抗力って言ったら不可抗力だし――
キミにかばってもらえたの……不謹慎だけど、正直、すごくうれしくて――けど」

「その代償が両腕骨折とか、あんまりじゃない。
『綺麗に折れてるから全治まで三ヶ月程度をみこんでください』ってお医者様おっしゃってたけど――」

「両腕がつかえない三ヶ月って――長いよね。
ボク、ほら、カーリングしてたじゃない、学生時代。
ってか、その話したことあったよね?
――あ、えへへ。覚えててくれたんなら、うれしいな」

「僕の場合は、疲労骨折だったけど――治るまで――
またカーリングできるようになるまで、ほんとにじれったくって、辛くって。
だから不可抗力っていったって――ボクをかばってくれた代わりに、キミがそんな時間を過ごすの……
ほんとに申し訳なくって――その分、だから……」

「だから……その――」

;照れてためらい→一生懸命言葉を探して→決意
「((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!」

;SE 水ゆれ
;3/右(肩がくっつく近さ)
「――なんでも言って。キミの両腕が治るまで。
今回の件のお詫びもあるし、
いっつもキミにサポートしてもらってる恩返しもあるし……」

;うつむいて小声で独り言
「………………それに、それだけじゃなく……その…………っ!!!」

;3/右 顔あげて
「と、とにかくさ、流しちゃお、背中――うん!!」

;SE ざばぁ
「また肩かすから、一緒に、ね?
せーので――ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;SE 水音(湯から上がる)

;SE タイル足音
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

「っと、ちょっとまってて。お風呂椅子、お風呂椅子」

;SE 風呂椅子位置直す→シャワーで風呂いすの表面流す

「はい。どうぞ、座って座って? それじゃあ、お背中流すから」

;3/右→;5/後(背中側に立つ)
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うふふっ、それじゃあえーと、
まずは洗面器にお湯をためて、アカスリで石鹸泡立てて――」

;SE 洗面器にお湯貯める→アカスリで石鹸泡立てる

「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
もちょっと――(呼吸音)(呼吸音)――
って、あ――この石鹸、結構いいやつ――(呼吸音)(呼吸音)――
あわ、これ、すごい……(呼吸音)」


;3/右 (背中側から顔寄せて、耳元囁き)
;$=SE ほっぺに石鹸おしつける

「あとでお顔も洗うからちょっとだけほっぺ貸してね?
$
うふふ、石鹸、これ、すごくない?
泡、スポンジみたいな弾力になってる」

;5/後
「これでたーっぷり、お背中流してあげるから。
じゃ、いくよ? 最初はゆるゆる――」

;SE 背中洗い(軽・継続)
「ん……(呼吸音)(呼吸音)――
ふ……(呼吸音)(呼吸音)――
どう、かな? ……(呼吸音)(呼吸音)――
もっと――(呼吸音)――強く、する?――(呼吸音)」

「(呼吸音)(呼吸音)――ん、そか。
(呼吸音)(呼吸音)――じゃあ、背中の真ん中――
(呼吸音)(呼吸音)――腰の、とこまで――
(呼吸音)(呼吸音)――やっちゃって、から――」


;SE stop

「もうちょっと広く、もうちょっと強くで、背中の両側やってくね?」


;SE 背中洗い(中・継続)

;4/後右
「じゃ、右脇の方からいくね? ん……(呼吸音)(呼吸音)――
って――あ――(呼吸音)(呼吸音)――
ここ、ほくろ――(呼吸音)――あるんだ、きみ――(呼吸音)――
ね? 自分で――(呼吸音)――知ってた?――(呼吸音)」

「ふふ、そっかぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
知らなかったんだぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
うれしい、なぁ――(呼吸音)(呼吸音)――
え? あ――(呼吸音)(呼吸音)――」

「なんでうれしいかって、そんなの――(呼吸音)(呼吸音)――
だって、キミにさ――(呼吸音)(呼吸音)――
彼女さん、とか――(呼吸音)――いるん、なら――
ほくろの、こと――(呼吸音)――きっと、知ってて……」

「彼女さんが、もしいて――(呼吸音)(呼吸音)
なのに、ほくろのこと気づいてないなら――(呼吸音)(呼吸音)――
親密じゃないか、興味がないか――(呼吸音)(呼吸音)――
どっちにしても、ボクにも、ワンチャ――っ!!!!!」

;SE stop

;5/後
「ああいや、なんでもないよ。なんでも、あはは。
ええと。それより――左脇だね。そっちがわもんうん、綺麗にしなくちゃ」



;SE 背中洗い(中・継続)

;6/後左
「ん、っと――(呼吸音)(呼吸音)――
っしょ――(呼吸音)(呼吸音)――
あ……(呼吸音)(呼吸音)――
あ、ううん――(呼吸音)――大した、ことじゃないよ――(呼吸音)――うん」

「(呼吸音)(呼吸音)――
(呼吸音)(呼吸音)――
気になるんなら、いうけど、さ――(呼吸音)(呼吸音)――
本当に、たいしたこと――(呼吸音)――ないから、面白くないよ? 多分――(呼吸音)」

「えと――腕――(呼吸音)――腕の、太さ……(呼吸音)――
キミ、結構――(呼吸音)――利き腕側が――太いんだなぁって――(呼吸音)――
しっかりしてて――(呼吸音)――筋肉、ちゃんとあって――(呼吸音)――
男の子――(呼吸音)――男の人……(呼吸音)――なんだなぁって――」

「ははっ――(呼吸音)(呼吸音)――
ね? 大したことじゃ――(呼吸音)――なかった、でしょ?――(呼吸音)
ん……(呼吸音)(呼吸音)
っと――(呼吸音)(呼吸音)――よしっ!」

;7/左 (顔後ろからよせて、耳元囁き)
「それじゃあ、流すね? シャワー出すから。
さっきのほっぺのも一緒に流しちゃうから、目、つむってて?」

;SE シャワーでお湯かけ(とろとろ丁寧に)
;5/後

「ん……まずはほっぺで――(呼吸音)(呼吸音)――
そしたら、背中を、ゆっくりと――(呼吸音)――っと」

;少しずつ荒く
「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」

;ぽーっとひとりごと(つぶやき)
「泡……流れるの……体の、筋肉のライン、うかんで――
あ……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!!!!」

;SE シャワー強!
「流さなくちゃね、うん。ぜんぶ、ちゃあんと!
(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はい、終わり! おしまい!!」

;SE シャワー止め
「うん。これで綺麗になりました。
よかったよかった。
それじゃあ、あとはキミが――って、
できるわけないよね? キミ、両腕骨折しちゃってるんだもん」

「あ……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――
え、っと――(呼吸音)(呼吸音)――
だから……その――(呼吸音)(呼吸音)――」

「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ!!!!」

;3/右 (後ろから顔寄せて/囁きではない)
「あの、ね? ええと、ね? ボク、その――さ。
キミが良ければ、他のところも、もちろん洗ってあげる――ううん、洗ってあげたいんだけど。
……どう、かな?」


;3/右 (後ろから顔よせて。囁き)
「ボクの両手を、君の自由に使ってくれる?」


;おしまい



///////////////////////////////////


はい! 書けた! 
これでシナリオ初稿ができました!!!!


自分(編集未経験者)が編集する習作であること考えるとこの辺でギリギリのボリュームかな、と思いましたのでコンパクトにまとめましたが、
もっとこころの距離感縮めたいなら、お風呂に一緒につかってるときとか、背中流しながらとか、
「ヒロインとキミとの過去エピソード」なんかもかたるといいかもですよね!

その辺はブラッシュアップのときにバランスみながら考えます!

あと前半部。

読み直して
「状況説明が遅い」「ヒロインのあたりがきつい」と感じましたので、そこを修正いたしました。
前者は自明。で、後者については「両腕骨折追わせておいて、このあたりの強さだと、『勝ち気な性格』じゃなく『人間性に問題あり』と聞こえてしまいかねないと懸念したからです。


ただ、これが! 「読解力と表現力に優れた声優さんに演じてもらえることが確定」してる場合は、あえて初稿くらいのあたりの強さでも全然オッケーと思います。

「勝ち気な性格で強く言葉つかっちゃってるけど、内心はすっごく申し訳な下がってるし、あなたのことを心配してる」

くらいの表現、読解力と表現力に優れた声優さんは、あざやかに展開してくださいますので!!

その上で、そういう方なら「修正後の方でも、設定にある性格表現を巧みに織り込んでくださる」ことも間違いないので、
まぁこの辺は好み――感覚――の問題であるのかもしれません。

というわけで、次回はブラッシュアップでございますね!

台本を(最低でも一眠りの時間をあけてから)見直して、
感覚ではなく理屈でもって、磨きをかけていく作業となります。

多分わたくし、ここは不得意ではないとこなので、ご期待のほどいただけますと幸いです!


それではまた! 明後日か明々後日かそこいらに!!!

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新井健史&進行豹 2020/05/06 20:47

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』6:プロット組むよ!!!(進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第5回ではヒロインに命名しました!
https://ci-en.net/creator/4364/article/258341

藍澄みずき

――前回描いたときにはいい名前だと思ったのですが、二晩寝かせたら

「字が難しくて読みづらい・覚えづらい」

と感じたので、やっぱもっとシンプルに

「伊澄みずき」にします。

いずみみずき。「藍澄」だと画数多すぎですが「伊澄」なら、目が滑らないで読んでもらえそうな気がしますし、
字面の与える印象(澄んでる感じ、引き締まってる感じ)はほぼおなじ気がするので、それならこっちかなぁ、と。

で、みずきちゃんのヒロイン像(素案)、は以下でしたね。

<ヒロイン像>

152cm
スレンダー、胸はちょっとだけある
25歳
元カーリング選手。小学~大学まで続けていた。努力家だが天才ではなかった。天才と見えてしまったときに「あ、こいつ天才だ」と理解できてしまうレベルまで努力を重ねていたので、その瞬間に折れた。
長野出身。野辺山SLランドが大好きだった。


<あなたとの関係・エピソード>

ヒロインは努力家だが直情径行がある。入社早々上司とガチでぶつかってしまい、退職危機に陥ったのだが、あなたがそれをフォローしてうまく騒動を収めた。
ヒロインには苦労をかけられるあなただが、ヒロインの特技であるスポーツマッサージにはガチで助けられている(疲労回復効果↑↑↑)
なんだかんだで仕事上のコンビネーションもいいので、車内ではコンビとみなされていて、よく組まされる


――で、温泉環境音を使うために、舞台は温泉。

一緒に出張にきて、無事に仕事は達成したものの、両腕を骨折してしまったあなたの背中を流すために、一緒にお風呂にはいってくれるASMR。

という感じのお話を組もう、というふうに、なんとなくさだめてあったきがします。


シーン数は1~2と考えてましたが、2シーンにすると別の環境音が必要になるし「1シーン。温泉湯船&洗い場」でいくことにします。

音声作品では『誰の耳が聞く音を、リスナーさんにお届けするか』ということを設定しなくちゃなのですが、これはリスナーさん=いずみちゃんの同僚、で問題ないでしょう。


あと決めておかなくちゃなのが、ヒロインの口調とか一人称とかですね。

これは、カーリング出身でスレンダーなので、「ボク」にします。

ただし、髪の毛はロングヘアーとします。
学生時代は短髪だったのですが、カーリングをあきらめたときに髪を伸ばし始めたのです。

これも作中のエピソードにつかえますね。


と、ここまででいったん、みずきちゃんのキャラター設定書をつくってみましょう。


//////////////////////////


【名前】伊澄みずき(いずみ・――)

【一人称】ボク。仕事の場だと「わたし」l

【年齢】25歳

【外観】
身長152。スレンダー、引き締まって筋肉質の、しかし凹凸に乏しいボディライン。童顔もあいまって、年齢よりかなり若くみられる。
黒髪or黒に近い茶髪のロング。タレ目ぎみ。人懐っこい印象。

【出身】
長野。祖父母はみずきが小さいときになくなっていて、母親は東京出身。父親も学生時代に東京いってた(そこで両親は知り合った)ので、普段から綺麗な標準語でしゃべる。
父親は庭師。


【出自】
みずきの名は、父親が命名した。瑞木=みずみずしい若木のごとくに、すくすく育ってほしいとの願いがこもっている。
母親もガーデニングを趣味としており、みずきも自然と植物好きにそだった。

が、ブタクサアレルギーを幼少期に発症してしまい、少しでも体質改善につながれば――と、小学校からカーリングをはじめる。(父親は学生時代カーリングしてた)
その甲斐あってか、いまは完全にアレルギーを克服できている。
実家から車で30分かからずいける野辺山SLランドに家族三人でよくでかけていた。

みずきは大学まで長野にいて、学生時代はずっとカーリングを続けていた。
「ワンチャン実業団にも!?」という考えはあり、そういう誘いもあるレベルの選手だったのだが、
大学4年のとき、大学1年生の天才選手と出会ってしまい「ああ、この域には絶対に届かない」と感じてしまい、すっぱりと引退をした。

父親のコネでガーデニング用品メーカーに入社し、そこで同僚となる「あなた」と出会った。

遺伝子組み換え作物に関するポリシーの違いで入社早々上司とぶつかり、「即退職届」の危機に瀕したが、そこでうまくフォローして上司との関係改善を果たしてくれた
「あなた」に、一目もニ目もおいている。

その流れから、みずきが実演担当、あなたが説明・販売交渉担当という形で、なんとなくコンビを組まされることが多い。(仕事のメインは新製品の、大手販売店への売り込み)


//////////////////////////

このくらいあればかけるでしょう!!!!


では、いよいよプロット作成です。

プロットどう組むか――というのはわたくしのごとき不勉強物でも、しっかり書こうと思うと一冊の本を書けてしまうくらいご説明すべきことが多くなります。


ので、わたくしが現時点で
『作劇の教科書として理想的なのでは?』と感じるニ冊の書籍をご紹介させていただきます

1: ハリウッド・リライティング・バイブル (夢を語る技術シリーズ) リンダ シガー

2: 別冊宝島144 シナリオ入門 (主たる部分の原著者:シド・フィールド)

……両方プレミアついてるので、図書館かなんかで。

「2」についてはわたくしが大昔に自分用につくったレジュメがあるので
http://hexaquarker.com/scenario_workbook_resume.pdf

もしご興味あればどぞです!!!!



で。

お話の組み方には「起承転結」「三幕構成」等々、いくつかの有名で使いやすいうテンプレートが存在します。

三幕構成を今回のような短いお話に適用するのは、現時点でのわたくしの技量だとむつかしそうなので、ここでは「起承転結」テンプレートでいきます。

すなわち

「起」 お話をはじめる →ヒロインと主人公を登場させ、その魅力を示す
「承」 お話をふくらます →ヒロインと主人公との関係性を示し、来たるべき転換にむけての圧を高めていく
「転」 お話を大きく動かす → ヒロインと主人公との関係性が大きく動くイベントをぶっこむ
「結」 お話に明確な区切りがつく → ヒロインと主人公との関係性が新しいステップに進んだことを明示する


とか、こんな感じの順番で、エピソード群を並べていきます。

今回作るのは「ASMRの音声作品」なので、『主人公=リスナーさん』については、あまり語りすぎない方が、多分いいです。

「ご自身の物語」として聞いていただけるのが一番いいので、そうすることが可能であれば、前述したみずきちゃんの設定の
「ガーデニング用品メーカー」は、語るうえでは「会社」くらいにしたほうが、おそらくは、セオリー的にはベターでしょう。

ただこの辺ほんっとむつかしくて「ディテールは、キャラの魅力にも、イベントの説得力にもつながる」こともまた確かなのです。

ので、この辺でどうバランスとっていくかは、(趣味の習作なので)書きながら考えていきます。

じゃあ、プロット組みますね。


///////////////////////////////////////

■両腕骨折温泉(仮) プロット v100 進行豹 ■

<スタイル>
・みずき=ヒロイン(CV未定)のひとりがたり。バイノーラル/ASMR。

<コンセプト>
・習作、1シーン。温泉環境音使用。自分で編集の練習するので、簡単に。


<このシーンで伝えること>
・ヒロイン、伊澄みずきの魅力と人となりと、「あなた」への秘めた思い
・その思いの伝達と、関係性の変化

<このシーンで聞かせたい音>

・温泉環境音そのもの
・(可能なら)背中流し音、石鹸あわだて音、お湯かけて流す音など


/// 以下プロット ///

<起>

ふたりお湯につかっている。距離は遠め。
背中流してあげるというみずき。主人公(=リスナーはためらっている様子)。

<承>
距離詰めてくるみずき。
・仕事で失敗しそうになった自分をかばうために骨折させちゃった
・お詫びにもならないけど、身の回りのケアくらいはさせてほしい
・お宿のひとにも、家族風呂なら水着着用OKって許可もらったし、実際もう混浴しちゃってるんだから、背中流すも流さないも、誤差

<転>
・背中流し。
・男の人の背中流すのなんて、お父さん以外だとはじめて→家族の話からみずき自身の話
・大学でカーリングあきらめて、親のコネではいった会社だから、やるきなかった。実際、入社早々でトラブって、退職届け書くとこまでいったし
・けど、君に助けてもらって、うれしかった。うれしかったけどなんで、って思った。ただの同期のボクのためにそこまでなんて……
・だから、一目惚れでもしてもらえたのかなっておもって。けど、君には全然そんなそぶりなくて――一緒に仕事してるうち、わたしのほうがどんどん君のこと気になっちゃって――
・チャンスだとおもった。今回の出張。それでうかれて、失敗しちゃって、ボクのせいで君に怪我させて目の前が真っ暗になった。
・けど、今度という今度はあきらめたくなかった。だから勇気をだして、ここまでがんばった→告白

<結>
・オーケーを明示するレベルのリアクション&セリフ。
・いきなりみずき、湯船にどぼん。遠く、照れた声で「急に恥ずかしくなってきちゃって」
・「あ、そか。キミ、両手骨折してるんだもんね――体のあわあわ、自分で流すこともできないんだよね」
・湯からあがる。ゆっくりゆっくり照れくさそうに近づいてくる足音。息遣い「あの……あんまりこっち、みないで――ね?」
・お湯かけ。ざばぁ。めっさここちよい音で。
・「お風呂あがったそのあとも……ケアしてほしいことがあったら、教えてね?」的な感じでおしまい

///////////////////////////////////////


くめました!!!!

萌えポイントとしては

「義務感と決意とで突っ走っていたヒロインが、告白OKもらってからわれにかえってヘタれてしまうギャップのかわいさ」

ですね!

それを活かす&そこまで聞いてもらう(途中で再生打ち切られない)ためには『いけいけどんどんなときの可愛らしさと魅力』も、もちろん重要になってくるわけです!


このプロットから、その辺をどう、具体的な形――物語・シナリオ――として立ち上げていくか!


その辺は、いよいよ次回からの『シナリオ執筆』にて、ご説明していければと思います!!!

書くのは多分、あさってかしあさって! 

もしよろしければご期待ください!!!!

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