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2019年 07月の記事 (7)

がろちゃん 2019/07/29 23:20

「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その5

草を使って料理をしよう

初めての料理では「ふわふわタンポポ」を使って、
何てことない、「ヘルシーグリーンサラダ」 をこしらえます。
この時点ではまだ、料理がうまいかどうかは微妙です。
(だんだん上達していくみたいです。)


料理イベント大好き

ところで、「料理描写」についてですが、
私の作品には料理がなぜか非常に高い頻度で出てきます。


例えば…

・初期の作品「いもうとマスター」
妹が朝ごはんを作ってくれる。

・今作ってる作品「モテたい魔王さま!」
サキュバスと一緒に料理を作ることができる。

・番外編「モテたい魔王さま!バレンタイン大作戦」
魔王にチョコスイーツをあげる話。



全部やないかい。笑




なぜこんなに料理ばっか作らせてるの?

これは、なぜかというとですね、
簡単に言うと。これは私の創作の根幹に関わる内容かもしれない・・・。
なんていうのは・・・まるで大げさですが、
改めて突き詰めて考えると、


「何かが全然違うものに変化するという事象」


これが、かなり面白いと考えているからだと思います。


長くなりそうなので、詳しくはまた別の記事「ゲームを作る理由(仮)」でお話しますが、これは、「オオカミさんは草で釣ることにした。」というゲームの全編にわたって当てはまることでもあり、今制作中の「モテたい魔王さま!」のゲームシステムにも当てはまることなんですよね。

もっと言うと、このゲームは
「モテたい魔王さま!」で私がやりたかったことを
ギュッと1時間で体験できる最近の私の集大成と言ってもいいゲームなんですよ!

「モテまお」はまだ世に出てないけど!


どういうこと・・・

よく考えて下さい。
(知らない方がほとんどだと思うので説明しますが、)
・モテたい魔王さま…マテリアルを集めて悪魔を召喚するゲーム
・オオカミさんは草で釣ることにした。…草を集めて獲物をおびきよせるゲーム


ほら、おんなじでしょ?笑

何かが全然違うものに変わることを楽しむシステムが同じでしょう?


ちなみに、モテまおは若気の至り、調子に乗って7人もキャラを作ってしまったので進みが遅いのです。その点、このゲームは3匹で終わり。無駄な(笑)戦闘なんかもありません。
そういうわけで、短時間でできて心身ともに健康的なゲームでした。ははは・・・。

おいピョンコはまだかピョンコをだせ

それもそうでした! ああ、また余計なことをしゃべりすぎた・・・。

てなわけで、今度こそ、次からはおしゃべりウサギの登場です!
(私に似てるんだよなーおしゃべりなところが)

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がろちゃん 2019/07/29 20:37

「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その4

ふわふわタンポポ・・・


アイテムに名前をつけることが、わりと好きです。

私のネーミングセンスは・・・ダサいものが多いんですが、笑

なんとなく、「可愛らしい」とか「すごく美味しそう」とか「なんかすごそう」

とか、ポジティブな感情が想起されるような名前になるように心がけています。

逆に、「気持ち悪そう・・・」とか「なんかガッカリした」印象を与える名前は、
最初つけた時は面白いんですけど、のちのちやっぱりやめようってなることが多いかもしれません。


名前をつけること

これについてはけっこう無駄にこだわりがあって・・・、
各キャラクターの名前とかも気を付けて作っています。


例えば今回の主人公 「ウルフ」 ですが、
これは単純明快で、そのまんま、オオカミだからウルフなんですけど、
一応あえて簡単に誰でも覚えられるようにこの名前にしています。

まあ短編だし、遊んでくれる人が一発で覚えやすく、
かつ顔グラもないということで、狼であることが協調できるような名前・・・。


ウルフに決定。


適当www
でも、気に入っています。



草をとること

これは、プレイヤーにとっては、わざわざ歩き回るという
めんどくさいことを強いるわけですから、
どうにか飽きさせずに全部取ってもらって達成感を覚えて欲しいところ。


・まず何のためにとるのか?

目的なしにはプレイヤーはやる気でませんよね。
「草で獲物をおびきよせよう」
これはいっちばん大事なことなので・・・
最初にウルフに説明させました。

あとタイトルに明記しました(ドーン)


・草はどこにあるのか?

移動目的先を明らかにすることですね。
草のありかが分からないとプレイヤーは動き出せません。
これは前の記事で、プレイヤーを誘導することについて解説しました。


・草をどのくらいとればいいのか?

草がある場所が分かったのはいいものの、どのくらいとれば合格なの?
2~3個でいいの?
それともこの場所以外にもたくさんあるの?
プレイヤーをもやもやさせたまま草を取らせるのは忍びないので、
これも場所をおとずれたとき時最初に説明しています。

「生えている 草 をすべて集めましょう」

これでプレイヤーは、この場所を攻略したら、
なんかきっと次にご褒美があるんだ、獲物をゲットできるんだ、
と期待感が生まれるはず。


・そのほか気になるところ

目的や手段が理解できても、いざ草を取るときに
やたら草が多くて歩き回るのがおっくうになったり、
操作性が悪く草をとるのに時間がかかったらプレイヤーに苦痛を強いることになってしまいます。
とくにアツマールではスマホからのプレイもできるので、小さな画面を操作するのはちょっと大変なんですよね。

なので、草をとるときの判定を「決定ボタンを押したとき」、じゃなくて「プレイヤーが接触したとき」に途中から変更しました。まあ、あんま変わんないけどちょっとでも負担を軽減できたら。


それと、草の数も最初の場所が一番多くて、他の場所に行くごとに取る数を徐々に減らしていってます。
これは、繰り返しすぎると飽きることを考慮してのこと。


ウソです。たまたまそうなりましたwww
あと、私がテストプレイしてるうちに「草多いわwとるのめんどい。少し減らそ」となったからです。

さあ、ここまでやたらと事細かく説明しましたが、
まだ何も始まっていません!

次はいよいよメインイベント、召喚です!
紹介するゲーム間違いました、おびきよせ、ですね!


(次の記事に続く)

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がろちゃん 2019/07/29 18:43

「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その3

プレイ開始

制作者的な話ですが、
ゲームスタート直後の動きについては、プレイヤーの皆さんにとっては一番

「何すればいいの?」

という状態になりやすいところだと思うので、私のこだわりとしては、
これでもかというほど説明するように作っています。
(あくまで私のやり方です・・・。)


で、今回もいろいろ工夫してみました。

プレイヤーを草まで誘導する

まずナレーションに

「草食動物が好きそうな草を集めてみましょう」 と言わせています。

さらに直後にウルフが

「確かあっち↓の方になんか生えてた気がしたな・・・」 とつぶやきます。

その通りに、下に行くとまたウルフが

「草は・・・南↓のほうに生えてた気がしたな」 と独り言を言います。


そして下に行くと看板があります。

いや、これだけだと分かりませんが・・・。笑

看板を調べた直後にウルフが、

「南↓だ 俺の野生のカンがそういっている」

と言います。念を押して下に行けと合図を送るわけですね。



これだけたくさん言わせてるんですよね。


気づきましたかね?笑


道案内については、特に最初は大事なので、例のごとく、だいたい3回くらい念を押しておくように心がけています・・・。

いや一回いえば分かるよ・・・。という人がほとんどでしょうが、
実は私自身が読み飛ばしやすい性格ですぐ会話中にボーっとしてしまい、
どこへ行ったらいいか分からなくなるので、これは自分に合わせた仕様です。


今回については特に、最初のうちはウルフ1人しかいなくて、
リンクでいうナビィ的な道案内キャラがいるわけでもないし、
移動目的先を常に表示できる機能を搭載してもいないので、
いろいろ「ナレーション」、「独り言」、「看板」で工夫しました。


ちなみに看板は今回の移動目的先を示すとっても重要な役割を担っていると思っていて、
調べると、進行度(ストーリー)に合わせてキャラが方向をコメントするようになっていますよ!


プレイヤー誘導のことばかり話してしまった・・・。

話題を変えます。

とても地味なことですが、移動の時「わんっ」というSEが入ります。(カワイイ)

次の記事では、オオカミさんがお花畑で たんぽぽ をつむところを解説します。
(カワイイ)

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がろちゃん 2019/07/29 18:01

「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その2

「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その2

(注意※この記事は「オオカミさんは草で釣ることにした。」のネタバレを大いに含みます。遊んでから読むことをおススメします。)






ではでは始めます。


残酷な描写・・・?

ホントにそんな描写あんの?w

タイトルの絵の雰囲気からほのぼの系じゃないの?

まあどうせ、そんなこと言っても、がろのことだからなんやかんや言ってお花畑展開になるはず・・・。



と思った方、多いと思います。笑



でも、今回は違うんですよね。




ところでこのゲームのジャンルは 「ほのぼのかもしれないアドベンチャー」 としてみました。


もしかしたら、ほのぼのじゃないかもしれない・・・。




作者としては、実際、あの場面になったら、けっこう残酷で怖い人もいるかもしれない・・・。
と思っていました。
(まあ、あのくらいだったら怖くない人も多いと思いますが。)

だから、ちゃんと忠告してみました。


でもホラー描写が出てくるころには、こんな忠告忘れてますよね。笑


まあ、ホラー描写が出てくる直前で書いたら残酷なんだってわかっちゃうと思ったので、あえて最初だけの忠告にしました。
(あの残酷なBADENDをプレイする時に、残酷だよと表示されたら恐怖が半減してしまうと思うので・・・。「もしかしたら、救いがあるかもしれない」と思わせておいて、ないよ!としたかった。)


お腹を空かせた狼のウルフ

今回の主人公は狼です。

ちなみに、私は獣耳はけっこう好きですが、真のケモナーではないので、動物というよりも人間に近い、それも人間にケモ耳がついただけ、みたいな恰好の主人公になっています。なっていました。気が付いたら。
(※真のケモナーの定義についてはいろんな解釈があると思います。)

なぜ人間的かというと、単純に人間の身体のラインを描くのが好き、というのがあるんですけどね。


ただ、この時点ではウルフの立ち絵や顔グラは無いのでどんな見た目かは歩行グラから想像するしかありません。


顔グラ描けばいいじゃん

ね。顔グラ、私も大好きです。

描くと一気に喜怒哀楽の表情がついてキャラクターが魅力的になるし、どんな顔でこのセリフをしゃべってるか?というのはとってもキャラクターの個性を表現できるところだと思います。
(この、どんな表情でセリフを言わせるか?については思うところがあるので今後別の記事で長々と話したいと思います。笑)


しかし顔グラは大変なのよ!大変なの。

セリフにあった顔をすばやく描く技術が私にはまだない・・・。
しかも今回キャラクターは4人・・・いや4匹。
なにより全セリフに顔グラを当てはめる作業が半端なく時間かかる・・・。
(当てはめ忘れチェックも大変)

そりゃ顔グラがあったらいいことだらけなんだけど、今回1か月という期限があったので、そこはやむなくあきらめました。いやでも直前まで考えてたんだけど・・・。


しかしね、しかしですよ。

顔が見えない良さ

というのもまた魅力なわけです。

これは逃げじゃなく本当にそう思うことなんですが、グラフィックを指定しないことでプレイヤーの想像に任せられて、プレイヤーが好きな顔を想像してプレイできる→万人向けになるという利点があると思います。例えば、初期のドラクエやゼルダの伝説とかですね。歩行グラの可愛さ、良さがあふれていると思います。


じゃあ立ち絵でいいじゃんなんで最初にウルフの立ち絵がないの

閉口するしかありませんね。
私が描けるのは、女の顔、女の身体、子ども だけということを覚えておいて下さい。


草を集めましょう

お腹を空かせたウルフは、草を集めて獲物をおびきよせることにしました。
それではさっそく草を集めていきましょう。

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がろちゃん 2019/07/29 16:33

「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その1

【企画】「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く


2019.7.29に「オオカミさんは草で釣ることにした。」というフリーゲームをアツマールさんに公開しました。
さて、このゲームをなぜ作ることになったか?何を思って作ったのか?
さっそく解説していきたいと思います。
(ポップコーンを片手に気軽に読んでくださいね。)

何で急に作ったの?

そう、急に作りました。笑
制作期間は構想1週間、ゲームに起こすのが1週間、細かい調整とご褒美絵に1週間と、3週間で作ることができました。(制作ツールはRPGツクールMVです。)

制作中の「モテたい魔王さま!」は、もうすぐ、もうすぐ、とつぶやきながら2年半がたってしまったのになんでこんなに早く作れたのか・・・自分でも笑えます(笑)
(はよ作れ笑)

こんかいこれだけ集中して作れたのは、もちろん今たまたまヒマだったというもあるんですが、「テーマがあらかじめ与えられていたこと」 がよかったと思っています。


テーマ?

今回の作品はふりーむ!さんの「全日本草ゲー選手権」という企画に参加するために作りました。

草ゲーとは・・・
ズバリ「ミニゲーム」。他にも「草のように小粒な」「小ネタ」「草が生える」「大草原」等、様々な解釈が可能です。小ネタや掌編・アイデア実験など、気軽な小規模作品が一つの目安です。(ふりーむ!さん引用)


(なんやこれおもしろそうやな!!!)

(自分だったらどんな解釈にしよう・・・?)

(料理描写好きだし草の料理は入れたい・・・)


てな感じで終始「草」のことばかり考えたので、ぶれたり迷ったりすることが少なかったと思います。


テーマ大事!テーマを私にくれ!!!

いや、しかし、ただテーマがあればいいというわけではないと思うんです。
今回のこの「草」というテーマがすごいんじゃないかという話。

「草」からは、本当にいろんな解釈ができますよね!
草を採取する。
草を刈る。
草を料理する。
草で治療する。(薬草)
草生えるw

何気ないようで、無限の想像力を掻き立てるこの「草」というテーマ、
まさに道端に咲いた美しい花・・・?的な
これが無かったらこのゲームは生まれなかった!

ふりーむ!さんの神テーマ選定に大感謝のがろなのでした。



それではさっそく次の記事からゲームを始めたいと思います!
草食動物と肉食動物のちょっとしたお話です。

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