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2022年 09月の記事 (3)

今後のプラグイン開発とクラファン予告

こんにちは。

今回の記事内容は「今後のプラグイン開発の方針」「制作支援プラグイン開発のためのクラウドファンディング予告」についてです。


文章主体で少し長いですが、「シロップのプラグインにはまぁまぁ期待してる」という方はぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです!


(11/6追記)開始しました!

今後のプラグイン開発の方針

これまでRPGツクールMV・MZ向けに主に



とリリースしてきましたが、先日の「パーティクルプラグインへのプリセット追加」で自分の中で一区切りついた感じです。

(プリセットのままデータを使う方が思った以上に多く、普段使いしやすい派手さを調整できるプリセットも用意せねばという使命感が残ってました。)


https://twitter.com/thiropGames/status/1567446076273348608

これらのプラグインは自創作で使ってるシステムの中でも見栄えが良かったり表現の幅が広がるプラグインが中心で、ライトなツクラー層にもある程度の需要が見込めそうでBoothで販売してきました。


ただ、シロップが提供できる「ツクラーに役立つプラグインはもう尽きたのか?」と自分に問うと煮えきれない感じです。


自分がプラグインをフリー配布でなく、きちんとお金を取る形でBoothで販売してきたのは色んな気持ちへの折り合いです。


絵がかけずもろもろのセンスもない自分にとって、唯一「プログラムで独自のシステムを作れる」ことは他の作者と比べたときの強みであり、

独自システムで演出の幅を広げたり、あるいは効率化して物量で勝負するのはそのまま自作品のウリともなっているわけです。


「作ったシステムを自創作だけのものに秘匿したい」


という思いが当然ありますが、

長くTwitterで活動してると自分と同じように中長編のRPGを作っている方で途中で諦めてしまったり、あるいは公開しても思うような反応が得られず落ち込んでしまう方々も見てきているわけで、

何かしら力になれたらなぁという思いも持っていました。



すでに自創作で使っているシステムなのだから、「プラグイン化するのは簡単だろう」と思う方もいるかもしれませんが、かなりの労力が吸われます。


  • 自創作で使ってる膨大な独自ライブラリからの依存解決
  • ライトユーザー向けに使いやすいAPIの準備
  • ユーザごとのニーズに答えるため設定パラメータの拡充
  • デフォルトプロジェクト環境での動作テスト
  • マニュアルドキュメントの準備
  • 販売ページ用のテキスト/動画/スクショ準備

自創作用に「動けば良かろう」なシステムを作る際の3倍以上の工数が軽くかかります…。


「自分用に秘匿したい。」

けど、「中長編RPG作ってる方の応援もしたい。」

けど、「プラグイン化に時間が吸われて自創作が滞るのも本末転倒」で…


その折り合いとして、

「有償で販売して自創作の開発資金を少しでもまかなえるなら、納得できるかな」

と至ってBoothでの販売を始めた次第です。



そこで話が戻ります。


自分が提供できる秘蔵のプラグインはまだあるのですが、それは、

「開発を効率化してゲームを完成させる(あるいはクオリティと量を両立させる)ためのツール」なのです。

はっきり言って、需要が薄いです……


ツクール初心者の方がひと目見て「すごそう!買ってみよう!」とはならず、

ある程度制作を進めて作業量のヤバさが分かった方が「これはもしかして革新的なのでは?」と感づく類のものです。


ひそかに応援してる長編作者さん方になんとか届けれたらなぁと思いつつ、

かといってプラグイン化して販売しても「自創作の開発資金捻出」という折り合いの名目が立ちそうになく、もやもやとしてました。


そこで先日思いついたのが、「クラファンでやってみるのはどうか?」ということです。


規模が大きなゲームを作ってる方ほど効率化ツールの恩恵は大きいはずで、もしうまい具合にそういう方にたくさん支援していただければ、無理のない形でプラグイン化して販売まで持っていけるかなと考えた次第です。

(プラグイン化したものをBoothで販売するか、クラファン内での配布に収めるかは未定です。)


ちょうどCi-enにもクラウドファンディング機能があり、気軽に使えそうで良いかなと思ってたのですが、All-In方式で目標額に到達しなくても返金されずに何かしらの提供義務があるとか…


目標金額に到達せずに需要が無いとわかれば、それはそれですっきりそのまま畳められると良いんですけどね…。


とは言え、やってみるだけやってみようかなと思ってるので、いろいろと策を弄して試してみる予定です。


クラウドファンディングでのプラグイン開発について

1.目標達成しない場合はα版を提供

目標額に到達しない場合は限られた用途に絞ったα版をリターンとして用意予定です。

あくまでお試し版といった感じで、完成版の機能の10~20%くらいの想定です。


2.目標達成後はストレッチゴールで機能を追加

目標額に達成した場合は、最低限一通りの機能が揃ったものをリターンとして用意。

その後のストレッチゴール(目標額を上回った際の追加の目標ゴール)として、細かな追加機能を拡充して実装。


3.支援額によってちょっとした特典

(※この項目はプラン内容が大きく変更変更されたため削除しました)



このクラファン方式でうまく回れば、今までのBoothでの売り切りと比べて開発版へのフィードバックを通じてユーザの意見をゆるく汲めたり競合対応も気軽に行えるのでユーザーにもメリットがあるかなと思ってます。

個別依頼でプラグインを作るのと比べれば金額的にも現実的かと思います。


支援してもらった分の価値を提供できる自信はありますが、実際に支援額が集まるかはやってみないとと言った感じで、うまく進むと嬉しいです。

(まぁ、全然需要が無いのなら、すっきり畳んでプラグイン制作者として一区切りつけるのでそれはそれでオッケーです。)



クラファン予定のプラグイン

どのプラグインをクラファンで作るかはいくつか案があったのですが、アンケとって参考にしました。


「マップの自動装飾プラグイン」ですね…!

https://twitter.com/thiropGames/status/1558234812456267776


これはなかなか奥が深いプラグインです。

というのも、タイルセットによってタイルの使い方が変わる上、組む人の好みによって同じタイルでも組み方が変わりますからね。


また、

  • 床の装飾パーツの塗り
  • オブジェクトの配置
  • テストプレイ上での装飾・オブジェのちょっとした編集
  • 天井・壁・崖の処理

と、機能が明確に分けられるのでクラファンのストレッチゴールでの機能拡充とも相性が良さそうです。


天井・壁・崖の処理は本当に鬼門で、タイルセットや作りたい地形によってかなり処理が変わります。

自創作ではFSMの森タイルの木の葉っぱと影の処理が苦手過ぎて専用のアルゴリズムを組みました。

https://twitter.com/thiropGames/status/1571297158829338625

作中で何度も同じタイルを使うならわざわざ専用アルゴリズムを組んだ意味もあったかなと。


ただ、このタイルに限っても天井の処理パターンだけでいろいろあったり、どの用途にも応じた完全なプラグインというのは難しいです。(壁や崖まわりの影の付け方とかもすごく好みが分かれますね…)


あくまでマップ制作の補助として、7~8割くらいの完成度まで手早く仕上げてくれるツールと考えてもらうのが良いかなと思います。



…といったかんじで、α版を形にする目処がたった段階でクラウドファンディングを初めてみようと思います。

5万円くらい集まればひとまず最低限ツールとして使える形にする時間を確保できそうかなと考えてますが、日和ってもうすこし目標額を抑えるかも。


近い内に開始予定ですので、気になる・おもしろそうという方はぜひよろしくです!

何かクラファン内容について意見があったり、ぜひ支援したい!みたいなのがありましたらコメントして頂けますとありがたいです!

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[進捗]街への到着イベント

今月のスーパーゲ制デーは、街に到着時のカットシーンを紹介しました!

https://twitter.com/thiropGames/status/1568254101498261508


最近考えてたわけですよ、「RPGとはなんぞや」と……

まぁ、RPGという言葉自体、言ったもんがちな感があって自分にとっての理想のJRPG像でしかないのですが



「RPGとは旅である」


と自分は悟りました!!

その心は……長くなるので別の記事にまとめようと思います🤸‍♂️



まぁ、本質的に「RPGの楽しみ方」が「旅の楽しみ方」と似ていて、特にJRPGでは世界を旅して回る(ことが多い)というのも似ているわけですね。


RPG=旅であれば当然「街」が持つ役割は大きく、「新しい街への到達」はプレイヤーにとって最大級のご褒美ともなるのです、多分、ゼッタイ!

  • 街で巻き起こる新しいシナリオ
  • 武器/防具屋で新しい装備
  • 新しいダンジョンへの活動拠点
    └ダンジョンでお宝!

新しい街をただ散策しながら風景やNPCとの会話を楽しむのも乙ですね。


そして、自分は思ったのです。
今のフィールドパートのシステムでRPGを名乗って良いのかと…🤔


街は単なる施設の有無や販売品の違いのみ…

ゲームとしては成り立ってても、RPGとしてこれはいかんだろ!


……と思い立って色々と手を加えている最中で、その一環として町ごとの到着イベントを用意したわけです!

(普通のRPGであれば必須というわけではないのですが、「眠れる勇者のRPG」は基本ノンフィールドのためイベントシーンとして街の風景を見せなければ「街への到達感」を感じづらいということですね。



さて、このゲームは各章で大陸中のことなる地域が舞台となるのですが、現状では各地域に街は10ほど配置される予定です。


単純計算で、「全5章 x10 =50」の街が必要になるわけですね…


普通に考えると、到達イベントのために50の街マップを用意するのはコスパが悪く無謀に思えるのですが


現れたのです、救世主が……!


そう、Midjourneyを始めとしたAIイラストツール群 です!!


ツクール風の見下ろしマップは生成が難しいのですが、パース付き疑似3Dの遠景マップとしてみればイケるのでは?

と考えて、ここのところ三角関数と格闘しながら疑似3D遠景マップシステムの作ってました。


↓遠景マップに消失点を与えて奥行き移動に対応
https://twitter.com/thiropGames/status/1566738302064926723

↓イベントシーンのエキストラとなるモブを配置するシステム
https://twitter.com/thiropGames/status/1567134988302446593

↓モブの画像・モーションの設定
https://twitter.com/thiropGames/status/1567512976139382786

↓二人で会話しているモブのモーション
https://twitter.com/thiropGames/status/1567874898911199233



通常マップ用途では通行判定やイベント設定など面倒な部分もありそうでしたが、イベントシーン用であれば十分いい感じですね!


疑似3Dは臨場感があって、街の賑わいを表現するのにとても良きです。


AI画像はよく見ると変なことが多いので、Tiltshiftで上下にブラーいれてごまかしたり、
(試作用で未編集なので、中心に女性っぽい人影があったりします…)



「ツクラーなら絶対に大好きなアレ(偏見)」を入れたり


街で巻き起こるタウンシナリオの導入も兼ねてたり、

自分的にはかなり満足な出来ですが、どうでしょうか?!



「良かった!」

「RPGがやりたくなった!」

という方は、ぜひぜひスーパーゲ制デーツイートの方にもいいね・RTをよろしくです!!

https://twitter.com/thiropGames/status/1568254101498261508

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[プラグイン]漂う光系プリセット追加【TRP_ParticleMZ/for MV】

パーティクルプラグインのver1.26(MV版はver2.26)のアップデートにて、
漂う光系のグループプリセットデータ32種が追加されました!

(レビューキャンペーン参加へのお礼アップデートとなります。たくさんの方のキャンペーン参加ありがとうございました!)

11のテーマごとに2〜3種のプリセットデータが用意されており、重ねていくことでより派手な天候エフェクトになります!

3つ全部重ねるとかなり派手でうるさいかもなので、基本は1〜2つくらいがおすすめです!


MZ版はサンプルプロジェクトにそれぞれのテーマごとにサンプルマップを追加してるので、ぜひダウンロードして確認してみてください!
(※MV版は1つのサンプルマップにまとめています。)


「追加プリセットデータ集」ご利用の方は、そちらもアップデートしてますのでダウンロードをお忘れずに!


※各種アップデート前に念の為プロジェクトのバックアップをお忘れなく




MV版にグループエディタを追加

MV版『TRP_Particle』に「TRP_Particle_GroupEditor.js」プラグインが追加されました。
(それに伴い、今月末で2500→2800円へと値上げ予定です。)

これにより、MV版でもグループデータの編集が可能となりました!

  • 再生コマンド:「particle group set 管理ID 表示対象 (グループ設定名)」
  • 編集コマンド:「particle group edit 管理ID 表示対象 (グループ設定名)」

プリセットデータを編集できるほかに、サブエミッターを使った凝ったエフェクトや複数のコマンドからなるエフェクトを作る場合にも威力を発揮します!


グループエディタは少し上級者向けですが、(MZ版の記事ですが)マニュアル記事を参考にぜひ一度触ってみてください!

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