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512色の記事 (4)

プロジェクト:K 2024/05/03 13:45

色数の話

そういえば、書くのを忘れてたことがあって「メガドライブは画面上に表示できる色数は61色(4パレット+背景色)」ですが、この縛りに関しては完全に無視することにしました。
前回発売した「歩行モンスター&顔グラ」の時点でほとんどこの縛りは破綻していたので…。

というのも、歩行モンスターはすべて「ピクセルモンスターパック」に対応しているため、それぞれのモンスターが1パレットで作成されています。
けっこう重複するパレットもあるものの、フィールド上に登場させる歩行モンスターをすべて一つのパレットに統一することは到底無理だったので(たしか40種類くらいのパレットになっています)、複数の歩行モンスターを表示させた時点で簡単に61色を超えてしまうわけです。

現在作成中のメインキャラクターに関しては、もともと共通の1パレットのみでやるつもりだったのですが、モンスターがそんな具合でカラフルなので、バランスをとるために共通の1パレットという縛りは撤廃することにしました。
ただ、各キャラのパレットを全512色から選びたい放題にしてしまうと、それはそれでなんというかしまりがなくなるかなあ、となんとなく思いまして、メインキャラ共通で使うパレットを512色の中から45色ほど厳選して、そこから各キャラのパレット15色を作るという事にしました。

前よりかなり緩くはなったけど、ある程度縛りは残した格好です。
で、1キャラ1パレット=15色なわけですが、緩くなったとはいえ15色ってまあまあ厳しいので、ハイライトは白に統一したり、ベースの色はちがっても影色を共通にしたり…と細かい工夫が要求されますね。まあ、それが楽しかったりもするのですが。

次の画像は、もともとたたき台として作った顔グラフィックと今回新たに作ったものとを比べたものです。色数自体はどっちも14色になってるので、そういう意味でのゴージャスさに違いはないかもしれませんが、作る側としては、新しい画像のほうが余裕のある色選びができましたね。あとドットワーク自体も微修正しました。

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プロジェクト:K 2023/08/02 17:40

8月:MF歩行モンスター&顔グラ進捗状況

8月になりました。
すっかり梅雨も明けまして、連日冷房が手放せなくなってきました。
皆様、いかがおすごしでしょうか。

先月の成果を報告しようと思うのですが、実は先月はちょっとプライベートでいろいろありまして、ほとんど仕事ができませんでした💦
結局仕上げたのは5体ですね。

暑い日が続きますが、今月はひたすら黙々と作業をしていこうと思います!

【 500円 】プラン以上限定 支援額:500円

いつもご支援ありがとうございます。 クラウンとコカトリスの歩行画像&顔グラフィックです。 色違いのパターンも収録してあります。

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プロジェクト:K 2023/05/27 18:19

MFモンスターパック発売のお知らせ

お待たせしました。
DLsiteにて「メガファンタジー ピクセルモンスターパック」を販売開始いたしました。

メガファンタジー ピクセルモンスターパック

全部で83種類×4パターンの色違い=332体。
サイドビュー、フロントビューに対応。
サイズはピクセル等倍の「x1」、2倍に引き伸ばした「x2」、3倍に引き伸ばした「x3」、6倍に引き伸ばした「x6」と4種類あります。
レトロ感を出すために、1パレット15色で、40程のパレットを作り、全てのモンスターをそのパレットを使って描きました。
どのパレットがどのモンスターに使われているか確認できるように「PalletCorrespondenceChart(カラーパレット対応表)」も入っています。

価格は1980円です。
ちょっと高いのかも?とも思うのですが、公式DLCの方でも扱ってもらえるみたいで、公式DLCの同ジャンルの他の素材集とのバランスを考えてこの値段にしています。ご了承ください。
まあ、ぶっちゃけDLsiteの場合は結構頻繁に割引キャンペーンをやりますので、そのタイミングを狙うのもありかと。

戦闘背景はあくまでもおまけですので、MV,MZ以外のツールへの最適化は特にしていませんのでご了承ください。

いちおう最近発売された「RPG Maker Unite」用にサイズを最適化した素材も入ってますが、素材の適用方法がMV,MZの素材管理ウィンドウのように複数のファイルを一括で取り込めず、エディタ上で1体ずつインポートすることになります。
個人的にはプロジェクトフォルダ内、Assets/RPGMaker/Storage/Images/Enemyフォルダの中に使いたい画像を選んでぶち込めばエディタでも選べるようになるので、それでいいのでは?と思うのですが、公式ページのFAQの中に

・素材をゲームデータ内のフォルダに直接コピーしても、データベースの編集のポップアップリストに出てこないのですが?
・素材はRPG Maker Uniteのインポートボタンを使ってインポートするようにしてください。

というのがあるので、非奨励なのですね。
たぶん、歩行キャラやSVキャラのように複数のファイルで構成されるようなものは、フォルダ内に直接コピーしても上手くいかないのかもしれません。
モンスターに関しては、自分の環境では普通に適用できました。

ちなみに、歩行キャラや敵キャラ、マップなど様々な画像がセットになったUnite用の公式DLCを試しに購入してみたのですが、公式DLCは当然「Unitypackage」になっています。試しに適用してみたところ、普通のパッケージの場合は中身がAssetsフォルダに入って終わりみたいなんですけど、公式DLCの場合はなぜか、Assets/RPGMaker/DLCフォルダ内に入り、その後それぞれの画像がそれぞれ適したフォルダ内にコピーされていきました。こういうパッケージ、Unityに精通している人なら作れるのかな?
自分には到底無理です。

というわけで、自分もUnityは勉強中なので、今後もっといい感じに素材を適用できるようアップデートもあるかもしれません。
一番いいのはUniteの方で簡単に一括インポートできる機能を付けてほしいところです!

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プロジェクト:K 2022/11/12 21:34

メガドライブの色

最初に断っておきますが、かなりマニアックな内容になっております。



メガドライブで使用可能な色は512色です。

今回メガドライブの色制限の中で素材を作ろうと思って、最初にやったのは「メガドライブの使用可能色512色のパレットを作る」というものでした。
これが意外とやっかいでして、ネットで調べてもいまいち使いやすそうなものがなく、


例えば、こんな感じのものしか出てこないのです。たしかに完璧にメガドライブで使用可能な512色を網羅しているのかもしれませんが…
直感的に使いにくい!

調べてみると、メガドライブで使用可能な512色というのは別の言い方では「9bitRGB」というらしく、「9bitRGBで調べたらもうちょっと使いやすいパレットあるかなあ」と思って調べました。
それで見つけたのがここで、いろんなゲーム機のパレットが載ってるんですが、その中にメガドライブの9bitRGB512色もあったので、ちょっとお借りして自分なりに直感的に使いやすい形に並べ替えようと思いました。

やっぱりこのままだとかなり使いづらいです。
だって例えばこの中から純粋な無彩色の灰色を選ぼうと思っても、どれかわからないわけですよ。なにかしら色がついているように見えてしまう…。
でもイラストソフトのスポイトツールでHSVの値を見てみるとSaturation(彩度)が0になってるものがいくつか見つかるんです。

自分はイラスト制作で色選びをするときはHSV色空間を使うので、なるべくそれを模した形に並べ替えられないかなと思い、スポイトツールで1つ1つ確認しながらやってみました。
完全に力技ですね。
ほかにスマートなやり方が思いつかなかったもので…。
それでできあがったのがこちらです。


色の塊をだいたいHue(色相)ごとにわけて、それぞれの色相の中で最もSaturation(彩度)とValue(明度)が強い左上、最もSaturation(彩度)が強くValue(明度)が弱い右上、最もSaturation(彩度)が弱くValue(明度)が強い左下、という3点を頂点とした三角形に並び変えました。

で、並べ替えて初めて分かったのですが、RGBとCMYといういわゆる原色に関してはHSVの幅が最も大きく、また色相のぶれも全くないのですが、そこから色相が遠ざかるほど、三角形が小さくなって、また同じ三角形のなかで色相のずれができてしまうということでした。

何故?と言われても全く分かりませんし、その辺の理由を追求したいとも思わないのですが、なんとなく「メガドライブの色ってビビッドな色が強いような…」と思ってたのでその裏が取れたような気分です。

ただ、この私お手製のメガドラパレットですが、正直ちょこちょこミスってます。
やっぱり手作業でやったせいか、いくつかの色が重複しています。
ですが、他に使いやすいパレットもないので、今回の素材制作にはこのパレットを使用してます。
この画像を元にクリスタとAsepriteというソフトにパレットファイルを作って使ってますが、上記のようにミスがあるので、一般公開は止めておきます。

もし、使いたいという希少な方がいましたら、このパレットよりもっといいやつを最近見つけました。
Genesis 512 Color Palette
↑これです。

説明文を機械翻訳したものを読むと、なにやら最大限の精度を得るために゛すべてのRGB値はSega Genesis VDPカラーランプにスナップされている”そうです。
なんのことやらよく分からないんですが、より正確っぽい。

もっとはやくこのパレットを見つけていたら僕も使ったのだけど…!

それにしてもやはり「クリエイターが使いやすいように並べ替えよう」と自分と同じようなことを考える人もいるもんですね。

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