上顎 2023/05/20 18:00

ロボット少女は夢を見る - 制作記その16- 辛い作業を乗り切ろう

ロボット少女は夢を見る の16回目の記事はゲーム制作の辛い作業との戦いの話です。

プログラミング、アート・サウンド素材の作成、素材の組み込み、シナリオの作成、各種パラメータの設定、デバッグ…
とゲーム制作には様々な作業工程があります。

と言ってもゲームは複数人で分担して作るもので
やりたくない作業は外注してお金で解決することもできます。

しかし私は基本、1人ですべて作るようにしているので
その中で感じた辛い作業とそれを乗り切る話をします。


まずどんな作業が辛いか?

私は何かを作ることに関しては大体好きなのですが、
それでも「単純な量産作業」をずっと続けるのが結構苦手です…
というか手が動かなくなります。


過去作のライサント島では特にマップの作成が大変でした。

大まかに
「この村にはこういう文化があるからこういうものを配置しよう」
「このマップはお店がたくさんあるからそれっぽく見えるようにしよう」
みたいな指針は決めているのですが、
これを実際のマップにするのは非常に大変でした。

しかもマップって狭すぎると世界観まで狭くなるので
頑張ってできるだけ広く…でも広くすればするほど作業量ガガガ…
と四苦八苦しました。

楽な解決方法はコピー&ペーストなのですが、
単純にコピペしまくるとプレイヤーにも伝わってしまいます。

なのでライサント島では
近くに生えている木は高さや葉っぱの傾きを変えたり、
雑草などは同じものを3種類描いてまんべんなく配置したりしています。


現在作成中のゲームだとイベントパートの文章データの作成が大変です。

テキストを書くだけでは?と思うかもしれませんが、
立ち絵の変化、フラグによる分岐、アイテムの取得など文章以外にも書き込まなければならないデータが沢山あります。

文章を考えるだけならそんなに大変では無いのですが、
同時に色々仕込むのが大変なんですよね。

それでも時間をかければ少しづつ完成に近づいていきますが、
なるだけ早く作りたい…というか結構な文量なので生産スピードを速めたい。


そこで現在行っているのが
スポーツジムに行ってスマホで作業する作戦です。

スポーツジムのトレーニング機器は
基本的にスマホを触りながら使用してはいけません。
(危険 or そもそも手が空いていないからです)

しかしエアロバイク…自転車のペダルだけがついたトレーニング機器は
下半身しか使わないので上半身がフリーです。

なので最近は
①各種トレーニング機器で筋トレしながら草案を考える
(場合によっては手を止めてメモを取る)
②エアロバイクを漕ぎながら草案からシナリオを書く
③家に帰ってシナリオに立ち絵などを追加する
という流れでイベントパートを増やしています。


この作戦の良かったことの1つ目は
パソコンに向かいながら文章を考える時間が減った事です

一度ある作業を面倒に感じると
パソコンに座ってもなかなか手が進まなくなってしまいます。

そこで自宅以外で作業することで気分をリフレッシュして
手が進まなくなることが緩和されました。

良かったことの2つ目は、
文章データを作成するという1つの作業が
「文章を書く作業」と「文章に立ち絵などを差し込む作業」の
2つの作業に分離できたことです。

今まで無意識にストーリーの文章データを作成する際は
文章、立ち絵、フラグ管理等を同時に作ることが当たり前になっていました。

これが2つに分離できたことで1つ当たりの作業量が減り、
以前よりもだいぶ作業の手が軽くなりました。

さらに良かったのが
一度スマホで文章を書き貯める癖ができたことで、
ちょっとした電車移動中に文章を書くのが苦にならなくなってきました。

これにより、ちょっとした待ち時間にも
ゲームの進捗を進められるようになったわけです。


辛い作業と直面した際のお話いかがでしたでしょうか?

ちょっと作業のやり方を工夫するだけで
気持ちが楽になる事は意外とよくあります。

ライサント島の時は
「数か月ゲーム制作のことを忘れて動画作ったりする」みたいな
すごい気分転換を何度かしていましたが
これするとゲーム完成までの時間がすごく伸びてしまうんですよね…

今後もやり方を工夫したり、気分転換をしたりしつつ
頑張ってゲーム制作を進めていきます!

それでは、また次回

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