創作において、復讐したいと思っていることがある。
とはいえ、何をおいて復讐を果たしたと言えるのかは難しい。
例えばDL数が相手より上に行けば一種の復讐、相手に勝ったといえるだろう。
ちなみに、相手のDL数なんて覚えてないし、根本的に規模が異なるのでまず勝負にならない。
そもそも、自分は数字云々で一回病んだことがあるので以降そういうのは気にしないようにしている。かつては自作品ののべ3万DLを追い抜かそうと躍起だったが、あれから30作品↑だしても1万もやっと……な感じなので、まぁ無理である。
そもそも、俺は作品にそういう怨念みたいなものを込めるのを嫌う。込めるならたーのしー!っていう気持ちを込めたい。
じゃあなんでこんな話になったのか。
作中で出てくる「これは俺の復讐なんだ」は俺があまり意識せずシナリオを書いてたときに出てきたセリフだ。俺からすると、俺はこんなセリフを言わせようとは考えてなかったのに、キャラが突然そう言った。この時点ではまだ作品のテーマが決まっていなかったのだが、ここでテーマが復讐に確定した。
再度言うが、俺はこの作品で復讐してやろうとは思っていない。もちろんぎゃふんといわせてやりたい気持ちはあるが。そんなことのために作品を……愛しいわが子を「使う」気はない。
俺にそういう才能があるなら、万DLを軽く狙えるネタゲーを作ってるほうがよっぽど可能性がある。そういう才能がないとわかってるのであきらめてるが。あと、復讐のために作った作品って、普通につまらなそう。
復讐と言いながら、復讐に使う気はないという。とても矛盾しているが、でも無意識であっても結局は俺の中から出てきた言葉なので、やっぱり俺は復讐がしたいんだと思う。残念ながら俺は復讐は何もうまない…などと諭せる菩薩ではない。
復讐には使わないが、リベンジ・ハートは復讐を望む少年に殺し屋が付き合う話だ。
俺はずっと復讐がしたかった。だがそれは現実では叶わないし、周囲の人間はきっとバカなことをするなと止めるだろう。俺もそう思う。
俺はずっと復讐がしたかった。その気持ちを否定せず、肯定しバカなことに付き合ってくれる奴が欲しかった。
俺、唯一の味方みたいな関係性好きなんですよね。