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七星探偵倶楽部の記事 (6)

POTGAMES 2022/11/27 17:00

ゲーム作りの思い出04

こんにちは。凜悟です。

おかげさまで、「七星探偵倶楽部 黄金中たちの帰巣」が、
じわ~りじわりと、皆様に遊んでいただけている様で。

「これは、面白いぞ!」と思って作った物が
たくさんの人に遊んでもらえると嬉しいですね。


七星探偵倶楽部より 佐々木先輩



さて今日は、「探偵物語の始まり」について。
以下、「探偵モノ」と記述していますが
いわゆる「推理もの」の”事件を解決させる系”物語のつもりで書いています。


七星探偵俱楽部を書き始めた時、タイトルになっている通り
「”探偵倶楽部”に所属している少年」が主人公であることは、決めていました。

さ~て、どんな物語……いや、どんな”事件”にしようかな~!?
やっぱり「探偵モノ」には殺人事件が必須だよなぁ~!?

……と、思ったんですけど
普通に考えて、殺人事件の調査に参加なんてできませんよね?
警察に任せなさい。素人は帰れ。

でも…
「探偵モノ」書くならば、絶対入れたい「殺人事件」…!
まるで危険人物のセリフですが、フィクションですからね。入れたいのよ。


「探偵モノ」の始まり。
主人公は、どうやって事件にあうのか?
主人公は、なぜその事件を調べることになるのか?

主人公の探偵役が事件の謎に挑むことが物語のメイン。
事件の解決が主人公の主な目的となります。

たくさんある探偵モノは、
どうやって物語が始まるのかな~と、考えてみたりしました。

たとえば、探偵ではなくなりますが
主人公が”警察”だと、簡単に捜査に参加できます。
事件捜査がお仕事ですし、むしろ事件の方からやってきます。
2時間ドラマで刑事ものが多いのは、導入がスピーディに出来るからでしょうか?

他の始まり方として、
警察でもない”一般人”に探偵役をやらせる方法があります。
「警察が来られない状況で連続殺人事件が起こる」
…コレです。
離島で連絡船が悪天候で来られないとか、山奥で唯一のつり橋が焼け落ちたとか。
また誰か殺されるかもしれない…いったい誰が!?
こうなってしまっては、自分たちで犯人を見つけるしかありません。
主人公を探偵役にすることが出来ます。
殺人犯と同じ部屋にいられるか!俺は自分の部屋へ戻るぞ!!!

あとは、職業”探偵”であるのは、
依頼人がやってきて、事件の調査を依頼してくるパターン。
探偵以外でも何かの分野で秀でている人のもとに相談者が来る…大学教授のところとか。
でも、ここで依頼人が殺人事件をそのまま持ってくることはありません。
(未解決や再調査の場合はあるけれど)
なので、殺人事件を調査させたい場合は、調査に行った先で死体が出る!


「七星探偵倶楽部」は、
依頼を受ける→調査開始→死体発見 この流れでスタートさせました。
素人が死体を「調べる」には第一発見者になるしかありません。
(…いや、普通は調べないけど。)
事件現場も「調べ」ます。引出しも開けられます。証拠品も持ち帰ります。
(いや、普通はそんなことはしないけれど。)

……探偵倶楽部だから、普通はしないこともやってしまう!
これがっ…探偵アドベンチャーゲームだっ!!!

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POTGAMES 2022/11/13 14:04

ゲーム作りの思い出03

こんにちは。凜悟です。
今回は「主人公の名前」のことを書こうと思います。

RPGやアドベンチャーゲームで、よく最初に入力させられる……
「あなたの名前をおしえてね!」
↑コレ。みなさん、どうしてます?

この「名前の入力」…
だいたい主人公の名前として使われるんですけど、
主人公にデフォルト名が無い場合、
みんなどうしているのかなー?と思いまして。

私は主人公に自分の名前を入れてしまいます。
ドラクエ、ポケモン、ときメモ…などなど

幼い頃、「主人公=自分」となって、
ゲーム中に自分の名前が表記されることが
その世界の一員になれたようで、
ふわふわとした不思議な感じと、嬉しさがありました。

主人公の名前として使用されなくても、
序盤に入れた自分の名前が、忘れたころに出てきたりして
(なんでコイツ、私の名前知っているんだ…)と、困惑したり。

…そんな感動が忘れられず、
大人になった今でも、名前を入れろと言われると
本名を入れてしまいます。
え?主人公が10代?気にするな、主人公は私だっ!

この「主人公の名前」に
自分で考えたオリジナルな名前を入れるプレイヤーもいるそうです。
「主人公=ゲームの中のキャラクター」であり、
プレイヤーの自分は、それを動かし見守り愛でる、ゲームの外からの視点のようです。
昔から使っているゲーム用主人公名が既にある方もいるらしい。

「主人公の名前」だけでも、プレイヤーのこだわりがあって
ゲームならではの面白さの一つだと思います。


さて、我らの「七星探偵倶楽部」ですが
最初にプレイヤーに名前を入力して頂いています。
しかも、苗字と名前を両方とも。
入力させたので、もちろんゲーム中で
その名を登場人物たちに呼ばせています。

理由は、人は何度も名前を呼ばれると、
呼んだ相手を好きになる…らしいので、
シナリオを書くときに、出来るだけ呼ばせています。
あとは上で書いた通り、私自身が
ゲームのキャラクターから名前を呼ばれると嬉しいから。


「七星探偵倶楽部」のヒロイン「里森かえで」

ヒロインからの呼ばれ方を
「苗字」にするか「名前」にするか……
「同級生の女の子からは、苗字呼びが自然じゃないか?」と、
言われましたが
「絶対に名前で呼んで欲しい!!!」と言う
私の熱意が勝ちました。
せっかくのフィクションだから、ヒロインと距離を詰めていきたい。

たくさん呼ばれるうちに、
登場人物たちのことを、好きになってもらえたら嬉しいです。

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POTGAMES 2022/10/29 15:04

ゲーム作りの思い出02

こんにちは。凜悟です。
さっそく、「七星探偵倶楽部」のシナリオを書いた時の思い出です。


探偵モノ作ろう!と、シナリオ担当になり、
一番初めにやったのことは、「とりあえず文章打ってみた」でした。


断片の物語のイメージはありましたが、全体像はまだまだ不明…
そして、
好き勝手できる「制作者自分ひとりのプレイ時間10分」では無く、
「共同制作の割としっかり探偵ストーリー」……
えっ?私に書けるの???(特大不安)


初めに「とりあえず…」で書いたのは、
主人公と探偵倶楽部の先輩(佐々木)の会話。
倶楽部の成り立ちを先輩から聞くシーンでした。
(ちなみに出来上がったゲームにこのシーンは無い)


次にやったことは、文章作りでは無く、
場所、人物、シーン、そしてそこで手に入る「情報」を考えました。
「情報」は探偵ゲームの重要なところ。
組み合わせ、組み立て…パズルみたいでした。
主人公に、次に「とらせたい」行動から情報を逆算してみたり。


こんな感じで、組み立てと文字打ちを一人でやってみましたが、
ゲームとしてぜんぜん足りないのよ。


この時、ボリュームは完成品の半分くらいでしたね。
それからはストーリーも二人で考えました。
ひとりでは難しいね!
キャラクターも、イベントも増えて、今の形になっていき…
晴子が出てきたのもこの頃……。


「七星探偵倶楽部」より「日比屋 晴子」

こんな突貫工事のような作り方をしたので、
書いたけれど使えなくったシーンが結構あります。
リテイクもたくさんありました…。
考える(妄想)は楽しいけれど、組み立てが難しい。


探偵ゲーム一作目の学びは、
「ストーリーの全体像は最初に決めておこうなっ!!」です。

思い返すと、あたり前だよ…コレぇ……

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POTGAMES 2022/10/09 22:53

ゲーム作りの思い出01

ハッピーハロウィーン!!!
「七星探偵倶楽部」のかえでちゃんと主人公をハロウィ~ンに描きました。


こんにちは、POTGAMESの凜悟です。
「探偵倶楽部」ではシナリオ担当しています。

探偵もの……
こんなにたくさん文章を書いたのは初めてでした。

書いてはボツにされ、悩んではボツにされ、
書き上げては「ぜんぜん足りない」と言われ……
ブチギレてた(プライドだけ立派)

まぁ…振り返ると、本当にアレは足りなかったんですけどね。
私が最初に書いた話だと、完成品の体験版くらいの量だったのでね。
うんうん。完成品のボリュームくらい欲しいよね。
話のオチも良くなったよね。

絵も、シナリオもだけど
ひとりで作っていると、よくわからなくなっていくので、
人に見てもらった方が断然良いですね。

これからも、ゲーム制作の思い出など
あとがきのようなものを書いていく予定です。
コンゴトモヨロシク!

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POTGAMES 2022/09/22 22:06

「七星探偵倶楽部」発売開始しました! 体験版も公開中!

この度、POTGAMESは長編推理アドベンチャー「七星探偵倶楽部~黄金虫たちの帰巣~」を発売開始しました!

Steam 体験版&製品版
https://store.steampowered.com/app/2205100/

BOOTH
製品版:https://potgames.booth.pm/items/4179782
体験版:https://potgames.booth.pm/items/4058694

DLsite 体験版&製品版
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ419659.html

ブラウザで体験版プレイ
アツマール:https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm26706

前作「風使いの男」から約3年の年月が経っており、ゲーム作りの楽しさ、大変さを改めて痛感する作品となりました。

今作は今までのPOTGAMESのゲームとは異なり、長編かつシナリオ重視のゲームとなっているところが特徴で、昔懐かしいアドベンチャーゲームに魅了された作者が「こんなゲームがやりたい!」という気持ちの元、作り上げた作品です。

冒険や、アドベンチャーゲーム、ミステリーが好きな方。
レトロゲームが好きな方。
POTGAMESのファンの方。
POTGAMESのゲームをまだやったことが無い方。

全員が面白いと思っていただけるゲームだとは思いません。
一部の方の琴線に触れることができれば大成功だと思っています。
「ミステリー」ってそういうもんでしょ?

ご興味のある方は、是非体験版のプレイ&お買い上げをお願いします!

とくれせん

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