「俳句の置換法」
俳句の推敲を超えて置換という技がある。これは「記号論」を知らないと出来ないが。生誕150年記念で今回は「小林一茶」の俳句で実践してみる。
春風や牛に引かれて善光寺 小林一茶
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座布団を牛に引かせて善光寺
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春風や象の汗や善光寺
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善光寺日向ぼっこの暇爺
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春風や牛舎の柵が折れている
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葛城裸時 2023/10/02 10:57
金子兜太氏が俳句を第一芸術に昇華された。僕も「海原」で武田先生に師事をしている身。
今日は最近よく使う「俳句の置換テクニック」を教えたいと思う。
ジュースに大きな氷が入っていた。これを写生すると。
「ゴミ箱も無くて氷のコップ置く」 葛城広光 という凡句になる。
ここで置換の出番だ。
「ゴミ箱も無くて氷山を置きたりて」 葛城広光 と景がバカでかくなる。
ゴミ箱は氷山より小さいので。
「迷い人迷う氷山を置きたりて」 葛城広光 という置換も出来るわけだ。
このテクニックを使うと「無限に俳句が止まらない」
じゃあ解決策としては「推敲」したら良い。