孤独な狼と猫 2024/06/30 11:57

サマーセール「どうしてこんなに妹がふえるの?!」+Behind the scene

RPG maker uniteで作成の長編RPG「どうしてこんなに妹がふえるの?!」が
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今回はXの方ではあまり触れられなかった「どうしてこんなに妹がふえるの?!」のビハインドシーン的な内容を書きます。

・どんな物語なのか
とある遙か遠い国からやってきた主人公(名前変更可)とその妹、智絵理の二人の兄妹が森に囲まれた小国アトガルドにやってきました。
二人の目的は智絵理にアトガルドに伝わる「伝説の魔法」を習得させる事。
その魔法は効果どころか名前すら秘匿されているので「伝説の魔法」というどこにでも有りがちな名前で呼ばれています。そして国外にも出来るだけ情報が出ないように統制されています。
それでも長い時間を掛けて遠い国からやってきた二人は諦めません。
しかしアトガルドに到着する二人に早速トラブルの影が忍び寄る・・・
果たして二人は「伝説の魔法」を習得する事が出来るのか?

・Behind the scene
「どうしてこんなに妹がふえるの?!」は表面的には妹萌えモノのコミカルテイスト強めのRPGです。
しかし実際にはストーリーなどの各要素は北欧神話をベースにした内容です。

RPGの題材として北欧神話ネタは昔から良く取り上げられていました。
オーディンやラグナロク、ヴァルキリー・・・
大体は北欧神話の神々、武具がメインだったと思います。
実際に本作でもそういったモンスター類は多数出現しますし
武具でもウルフバート、スヴァリン、グラムソード等が登場します。
そしてそもそもなのですが「孤独な狼と猫」の狼は北欧のイメージで付けている名前です。
神話の記述を参考に地形を形成している箇所もあったりしますし、
ストーリーも北欧神話がかなり絡んできますが特に物語後半にその影響が大きくなっていきます。
ヒロインの一人、フレイアも勿論北欧神話の女神から取った名前です。
そして最後のボス・・・何故ああなっているのかは北欧神話を調べると・・・

何故北欧神話なのか?というと答えは自分のRPGの一番の大きなルーツになるWizardryに辿り着きます。
オーディンソード、フロストジャイアントなどの巨人系、
Wizardryは北欧神話ネタが盛りだくさん。
また北欧神話ではないですがフードプロセッサーソードなんてのも登場してます、とても高価ですが。
ウォータースライダーも登場させましたが実はこれもWizardryネタなのです。

・戦闘について
主人公であるお兄ちゃん+3人の妹がパーティメンバー。
主人公(戦士系)
智絵理(賢者)
フレイア(僧侶)
イズナ(忍者)

プレイして貰うと分かるのですが主人公のお兄ちゃんは素のままだとあまり強くありません。
パーティ内で唯一重装備が装備可能でHPは高めですが攻撃力は瞬発的にバックスタブで強烈な攻撃が出来るイズナに負けます。
普段はパーティの壁みたいな性格の強い戦闘員なのですがここで登場するのが妹スキル。
智絵理が使う「嫉妬バリアー」で相手の直接攻撃を弾いて反撃、
「お兄ちゃんの盾」で防御力アップしつつ智絵理本人はハイド状態。
フレイアは「お兄ちゃんに抱きつく」で二人のHP回復。
それに対してお兄ちゃんは兄スキル「キスをする」で妹達のMPを回復。
そしてそれを繰り返して愛情ポイントが貯まって行きさらにスキルを覚えていきます。
要するに兄妹でお互い助け合っていく事でパーティが一丸で強くなっていき、さらに長いダンジョンでもお兄ちゃんに妹達が守られながら長期間戦闘に耐えられような設計になっているのです。

なので作者としては兄妹スキルを積極的に使用していく事をお勧めしています。

最終ボスは見た目に反して相当強いです。
実はHPが中ボスとあまり変わらないのですがそれでも
兄妹スキルが無いと倒すのは殆ど無理かもしれません。
全部クリアのレベルは50後半ぐらいですが、それでもレベル90で兄妹スキル無しで挑むと全滅させられる事があります。


※ここからネタバレ注意!!



















正直言ってあまり俺TUEEEEな内容では無いのは確かです。
体育会系なノリは敢えて避けており
お兄ちゃんも智絵理達もどこか甘さのある人物です。
一番象徴的なのは体験版範囲の序盤で智絵理を石にしていったアノ人。
でも後で倒しに行くという展開はありませんし
それどころか自分達の非を認めて謝りに行きます。
それに絶対悪の魔王を倒すのが最終目的ではありません(邪神みたいのが出てきますがあれも悪というよりも自己防衛の為)。
最終ボスは異形の存在や悪の化身ではなく普通の見た目ですぐに倒せそう、と感じると思いますがこれはワザとです。

根本にあるのは故郷が嫌になって出てきた二人の兄妹が
異国で冒険し成功させるというささやかなサクセスストーリーです。

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