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エッセイの記事 (6)

人よ、絶望の中に生きよ【精神の医者に見せたブログ】

 ストレスがたまると人は逆に笑顔になっていくものなんだね。
 笑顔というには違うか。目をガン開きにして口角だけ上がっている状態を果たして笑顔と言っていいものか、僕にはちょっと判断が付かない。

 さて、幸福とはなんだろうか。
 昔なんかで言ったことがあるとは思うが、そのときとは違う考えを僕は抱いていると思うことは断っておく。

 僕は無邪気に幸せや自己肯定感などと語るようなブログが嫌いだ。
 何故か。――苦しみから目を背けているからだ。

 人間らしさとは一体何か。理性的たることか、あるいは道徳的たることか。
 僕はその両方とも違うと思っている。
 じゃあ僕は何に人間らしさを見出しているか。
「苦痛」である。
 苦しみに足掻いてもがいて、その中でささやかな幸福を見出す生き方にこそ、僕は人間らしさを感じるのだ。

 幸せとかを語る胡散臭いブログやインフルエンサーは、苦しみから逃れる術を得意げに発信している。あたかもそれが正しいかのように。
 やれ「自責をやめろ」だとか「自分を受け入れろ」だとか。
 僕はそれを正しいとは思わない。僕は彼らに「人間性」を感じないからだ。

 生きていくにはどうしても苦しみはついて回る。どうやったって、現実は苦悩だらけでうまくいかないものだ。
 満足な豚より不満足な人間たれ、というのを友人から言われたが、当たらずとも遠からずだと思う。
 ただ漫然と目の前の幸福と無意味な生を貪るより信念と尊厳に基づいた生と死、その先の幸福を味わいたい、という意味では間違っていない。

 幸せなんて現実的にはあり得ない、などとは言わない。けれど、苦しむことを諦めてただ漫然と生きているだけの生もあり得ないだろう。
 生きるには苦しみは不可欠だ。離れられない絶望と逃れられない死。それらを一時忘れるだけならともかく、無視してなかったことにして漫然と暮らしているのが許せないのだ。

 人はだれしも、弱さや至らなさを抱えて生きていくものだ。
 自分のすべてに満足して生きているような人間が、自分のすべてを愛し生きている人間が、どこにいるだろうか。
 自分の受け入れられない部分。誰だって一つや二つ持っていてしかるべきだ。
 許せない自分を「許して」「責めるのをやめて」暮らすことは、きっと「苦しみ」から目を背けているに過ぎない。

 胡散臭いインフルエンサーの言う眉唾物の「自己肯定」を受け入れられない、それどころか軽蔑すらしている理由はそこにある。
 ダメな自分を許して、無視してはならないのである。
 自分の「許せない部分」も全部ひっくるめて「自分」なのだ。されど、そんな許せない自分を肯定することは本来できないものだ。
 何故なら「許せない自分」を「許さない自分」も「自分」なのだから。
 許せないものを許さない。自己矛盾を抱えて、自分を責め、苦しみ、ありのまま生きる。僕はそういった一種の自己許容こそが本来の「自己肯定」だと思う。

 故に、苦しむことを諦め、目の前の苦痛から目を背けて生きることに懐疑的であり、嫌悪感を抱くのだ。

 大人になっても子供じみた理想論を恥ずかしげもなく口にするような人間を総じて信用したくない。しかもそういった子どものような人間が世の中にとっては都合がいいのか「模範」とされてるような節があるのが一番気に食わない。夢や希望より絶望を語れ、人間よ。

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【Mr.Children】「REFLECTION{Naked}」買ったどー!【アルバムレビュー】

 長年欲しかったアルバムを買ってしまったぞ――!

 というわけでやったぜ。あけましておめでとう。沼米です。今年の目標は貯金とブログの拡充です。
 そして、さっそくお年玉を二千円分も使って十年近く前のミスチルのアルバムの曲を買ってしまったわけですね。なにやっとんじゃ阿呆。

0.こうなった経緯

 買ったのはMr.Childrenの2015年発売のアルバム「REFLECTION{Naked}」……の一部です。
 なぜ一部かというと、ほかの曲はすでに持ってたからですね。
 実は「REFLECTION」には二つのバージョンがあって、{Naked}以外に{Drip}というのがあるんですよ。
 その{Drip}バージョンは普通のCDで14曲入り。対して{Naked}はそれに加えて9曲、つまり全23曲が入ったUSBメモリとして販売されていたようなのです。
 僕は昔からミスチルが大好きでした。親が車の中でよく流していたのをよくわからず口ずさんでは、その歌詞やメロディーに酔いしれてました。
 中学生の頃、親に{Drip}バージョンの初回限定版(CDに加え、ドキュメンタリーDVDが入った豪華仕様!)を買ってもらい、当時持っていたパソコンでヘビロテしてました。
 ライブに連れて行ってもらったりもして、本当に楽しかったのを今でも覚えてます。……ちなみに、自分が行ったライブの翌日の同会場の様子がDVD化されているのに気付いてびっくりしたのもいい思い出だったり。
 しかし、先ほども言ったように{Drip}は一部の曲しか入っていない仕様。自分でスマホを持ってウォークマン代わりにして聞くようになってからは、youtubeでしか聞けなかったりそもそもyoutubeにすら上げられてなかったりして聞けない曲の存在に気づいたりしました。
 しかし金がない。そもそも売ってない。{Naked}は初回限定でした。
 そんなこんなで時間だけが過ぎていき、やがて諦めたりして。
 けれど、2020年の秋、突如楽曲のストリーミング・ダウンロード配信が開始されました。
 初回限定版のUSBメモリにしか入っていなかった{Naked}の楽曲もダウンロードできるようになりました。やっとです。
 まあ当時は金がなくて買えなかったんですけどね。
 その二年後、2022年の五枚目のベストアルバムに「放たれる」という曲だけ収録されてましたが、残り八曲はいつまで経っても買えずじまい。
 しかし、今年になって働き出したりして余裕を得た今、ふと思い立って音楽ダウンロードサイトであるmoraを覗いたらあったんですよ。REFLECTIONの曲が。
 アルバムで四千円という高価。普通なら手を出さないところですが、あいにく残り八曲分だけ買えばよかったので約半額で済みました。それでも大ダメージには変わりなかったのですけどね。

 というわけでようやく全曲揃ったREFLECTIONをレビューしてみようという企画です。

1.fantasy

 そうか、いきなりこれが来るか。
 発売当初、車のCMに使われていた曲です。{Drip}では九番目に収録されていたので気づきませんでしたが……インパクトの強い一曲で、確かにリード曲にぴったりですね。
「ゆうべ見た夢の中の僕は兵士。敵に囲まれていた。だから仕方なく七人の敵と吠える犬を撃ち殺して逃げた」というCメロの下りが好きです。ある意味僕の文章表現の原点的なところがあるかも。

2.FIGHT CLUB

 映画「ファイトクラブ」からインスパイアされたらしい一曲。映画は見たことないですが。
 疾走感のあるロックに「孤独が嫌いで敵を作っては見なければいけないものから逃げていた男」の成長物語が組み込まれている、巧みな一曲。
 ドラマチックに、ある意味美しく描かれた泥臭い青春のグラフィティと、綺麗な成長の物語。結末は言いませんが……かっこよくて大好きな一曲です。

3.斜陽

 夏の終わりのまぶしいオレンジの斜陽をイメージさせるような一曲。
 むせかえるような暑さとどこか漂う無力感に魅せられます。
「そのまぶしさにまた目を細めて、僕は大空に手を伸ばしてみる」
 文章がきれいだ。

4.Melody

 化粧品のCMに使われた、とても明るいラブソング。
「見飽きたこの街がクリスマスみたいに光る。そんな瞬間、今日も僕は探してる」
 底抜けに明るいような、けれどそんな瞬間を「探している」主人公。いつか見つかるといいな、なんて思いました。
 ……にしても、文章を書くようになった今になって気付きました。比喩表現とかの巧みさに。雰囲気の出し方がうまい。

5.蜘蛛の糸

 いままでのアップテンポなロックからは打って変わって、ゆったりとしたバラード。
 中学生の頃に初めて聞いて、そのエロさに驚きました。
「荒れ茂る木々の暗がりで、夜露の雫に濡れて煌めくその美しき糸を指で触れるよ」
 サビの歌詞。えっちだ。
「退屈な日々の暗がりで、月光に照らされ揺れる。踊るように」
「その怪しい光に目が眩むよ」
 えっちすぎる。というか一周回って美しいまである。
「君という無二の糸を引き寄せるよ」
 はい、優勝。

6.I can make it

 ここから一気にディープになっていく一曲。{Naked}収録の陰鬱ロックなこの曲は、youtubeで見つけて以来ずっとお気に入りだった曲でもあります。
「プレッシャーを前にひっこめるアイデア。後悔だけを生んで」
 何度、この歌詞に心を打たれたことか。天才・桜井和寿ですら、己の無力と非才に嘆くことがあるのかと。
 僕も同じような心情に何度も浸りました。
「日の目を見ないままのこの願い、ため息に溶け飛んで行け」
「そしていつか、自分の存在を証明して――」

「I can make it……」

 いま僕がここに立っていられるのも、この曲のおかげだと思う。

7.ROLLIN' ROLLING ~一見は百文に如かず~

 とある男が様々な人に向かってある二つの物語を語るといった内容の一曲。
 しかしそれだけでは終わらない。ある意味説教じみた教訓と力強いメッセージに心打たれる一曲です。
 アクは強いし嫌いな人も結構いるだろうけど、僕は嫌いじゃないです。

8.放たれる

 配信限定シングルとして発表された曲であり、ベストアルバムにも収録されている。
 確か高校生の頃だったか。僕は体育館で聞かされた。
 卒業間近、いつも厳しい女教師が聞かせたのだ。
 体育館の床に寝転がり、冷たい床の上で涙した。
 もうこれは曲を聞いてもらうしかない。そう思う。
 優しく包み込むような旋律が、大きな愛を内包した歌詞が、僕を涙させたのである。
 これは名曲だ。

9.街の風景

 結構重い前の曲に対比するように、軽い曲調でとある人々の日常――町の風景を綴った一曲。
 優しい曲調で歌われるのは、淡々とした日々の営みと、彼らの考えと、現実と、理想。
 理想は叶うのだろうか。現実は無情で、淡々と過ぎていく。
 このまま――でも、できるなら。
 希望。それを感じさせる一曲だ。

10.運命

 思いっきり甘いラブソング。なんかのCMでかかっていたような気がする。カルピスとか車とか。
 サビとそれ以外で全然別の曲かと思うほどに曲調が違うのが特徴で、アップテンポで明るい気持ちになる一曲です。
 ものすごく一般受けしそうなのをあえて{Drip}に入れない辺り、本当に桜井さんの感性って面白いなとか思いました。
 だいぶ好き。

11.足音 ~ Be Strong

 あれですね。信長協奏曲。散歩してるときに流したくなる曲です。{Drip}では最後の曲だったのでちょっと違和感。
「夢見てた未来はそれほど離れちゃいない。また一歩、次の一歩。足音を踏み鳴らせ!」
 この歌詞に何度勇気づけられたことか。
 勇気づけられる一曲です。好き。

12.忘れ得ぬ人

 ピアノソロで始まるしっとりとしたバラード。
 もうね、雰囲気がすごいです。
 ――きっと、その忘れ得ぬ人は、ひどく大切な人で。けれど、もう会えない人で。
 心の中に生きる彼女とともに生きる。そんな話です。
「なにしてたって頭のどこかで、忘れ得ぬ人がそっと微笑んでいる」
 ラスサビのこの歌詞がすべてでしょう。美しい……。

13.You make me happy

 とっても甘い日常を描いた一曲。
 昔の曲を流す主人公。古い曲に青春時代の恋を思い出してる……と思われて、「君といるこの時が好き」なんて言っちゃう男。なんかかわいいってか、惚れますね。

14.Jewelry

 打って変わって、陰鬱な曲。舞踏会にでも使われそうなほど優雅で暗い旋律で、歌われるのは汚れた女性の無垢な恋心。
「沈むような気持ちがある日々の中に滲み出た泥水に浸かって」
「でもどうか、あの人へと向かう思い、イノセントなまま美しく輝いていたいの……」
 なんかもう美しい。

15.REM

 そしてダークな曲が続きます。
 ハードロックな曲調で、不可思議な世界観が繰り広げられます。
 高音シャウトがめちゃくちゃ続くので歌いにくい……ってのはさておき。
 めちゃくちゃな、ヘンゼルとグレーテルが迷い込んだような世界に難解な歌詞。これも聞いてみないとわかんないかもしれません。

16.WALTZ

 このアルバムの中で一番ダークです。そんでもって、僕の一番好きな曲です。
 この曲ではまず絶望が描かれます。
「光、夢、微笑み、さようなら。闇、絶望、悲しみ、こんにちは」
「一人そしてまた一人、はじかれて。繰り返されるテストに離脱者は増える」
 弾かれたものの苦しみ、悲しみ。怒り。どうにもならない陰鬱な感情に、嘆いて泣いて疲れて眠ることしかできない。リアルです。

「ワルツに乗せ悲しき遠吠え、地平線を越え響くがいい! 誰も欲しくない、必要としないなら耳をふさげ! 繰り返し繰り返し、wow,wow,wow――」

 なんでこんな歌詞を圧倒的成功者たる桜井和寿が描けるのか。不思議でなりません。
 けれど、彼はあきらめないのです。自分の中に確かにいる諦めという亡霊をこの手で殺してしまうのです。
 そうして絶望は再生産される。少し前の僕がまさにそれでした。
 自分のことを現しているようで好きな一曲です。

17.進化論

 ついに悟りを開くに至ったのか、ってくらい落ち着いた曲になりました。
 社会の仕組み、そして進化論。僕も世界を回す歯車の一つに慣れているのだろうか、と考えさせられる一曲です。好き。

18.幻聴

 またも打って変わって、アップテンポで明るい一曲。
 自分を思ってくれる声に耳を傾ける。そんな一曲です。
 ……疲れて言葉が出なくなってきた……。

19.Reflection

 ピアノソロだけで構成されたインストゥルメンタル曲。
 どこか冷ややかでどこか温かみのある旋律。深みがあって、この曲だけでなんか作れそう。
 すごい世界観を内包した曲だと個人的には思ってます。

20.遠くへと

 どこか遠くへ逃げたい。そんな願望を現した曲です。
「遠くへと、遠くへと。自由を浴び走る。僕のことを誰も知らない、そんなところへと」
 行きたいです。
 そして、どこかへ逃亡し、その先でまた一からやり直したりしたい。
 爽快感を覚えさせる、そんな曲です。好き。

21.I wanna be there

 僕の人生のエンディングテーマにしたい一曲です。この曲だ、一番聞きたかったのは。
 優しいバンドサウンドに乗せて歌われるのは、旅立ちの歌。
 壮大で、けれど胸があったかくなる。エンディングテーマにふさわしい曲です。
 でもまだ二曲あるんだなぁ!

22.Stating Over

 新しく始める。そんな意味のタイトルで歌われる、ありふれた感情。バケモノの子というアニメ映画の主題歌になったことで知られています。
 どこか文学的な言い回しの歌詞で、印象的な曲調で、壮大に歌われる覚悟の物語。
 カッコいい。子供心に思ったのは、銃というモチーフを使ったことによる影響か、それとも歌われたその生き様のせいか。
 映画とも非常にあっていて、とても良かったです。映画館で泣きました。

23.未完

 最後の曲です。{Drip}では最初の曲になっていたのでちょっと違和感は強い(前の曲が最後でもよかったと思います)けれど、最後の曲で未完ってタイトルを出すメッセージ性はすごいなって思います。
 まだまだ終わるもんか。いつまでも、未完のままで続けていくんだ。
 そんな気概を感じさせる、カッコいいアップテンポなロックナンバー。大好き。

おわりに

 というわけで、全曲聞きながらレビューしていきました。およそ110分! がんばった!
 レビューというかただの限界オタクの悲鳴、もとい感想ですが。満足いただけたでしょうか。
 多くのアルバムが発売され、発表されている曲は数知れず。そんなミスチルのよくばりセットみたいな、幅広い曲が入っているこのアルバム「REFLECTION」。ぶっちゃけ、初心者にミスチルのアルバムを勧めるとしたらベストアルバムより先にこれを勧めたいくらいの名盤です。
 是非、手に入れてみてはいかがでしょうか。

https://amzn.to/3RMKck0

 では、ごきげんよう!

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さよなら2023年

 毎月決まった日、振り込まれてくるサラリーのように、平和はもう僕らの前に当たり前に存在はしてくれないけど。

 もう今年も終わる。おそらくこれが今年に書く最後の文章だろう。
 そう、今年が終わってしまうのだ。
 また死ねなかった!
 数か月書いてないうちにアタマ絶望先生にでもなったかと思われるだろうが、あいにく頭が絶望先生なのは元からである。
 イマドキの若者に「絶望した!」と言ったところできっと白い目で見られるだけだろうが、こんな場末のブログに来訪するオタク諸君にはきっと通じると信じている。
 要するに、今年も終わって、また無事に来年を迎えられてしまうということだ。

 ところで、最近の調子はどうかといわれれば、特になんてことがあるわけでもない。いつも通り、のんびり日々を過ごしている。そして金欠にあえいでいる。
 年末年始は二週間ほどお休みを頂いて(もともと週二回程度しか働いていないが)、ゆっくりと過ごしている。扶養から外れると面倒だからね。
 思えば、今年はそこまで創作していない割にリアルの内容が濃かった一年だった。……創作のほうも書き溜めとか連載とかでなんやかんや毎月更新してたけどね。その振り返りはあとにして。
 上半期はまあ……いろいろごたごたしてたけど忘れることにした。具体的にネットの海に流しちゃいけない案件が多すぎる。法に触れるようなことはしてないつもりですがね。
 でも、ここでなにかをやめたからこそ、いまこうしていろいろ進んで、動けるようになったのかもしれないって今では思う。
 ただ、ガチでメンタルを病んでしまっていたので、のちにうつ病なんて診断名が付いてしまった。
 一か月ほど入院させられたのも記憶に新しい。……あれは大変だったなぁ。
 おいしかったけどどこか味気なかった病院食も、軟禁された病室から見た狭い中庭も、今ではいい思い出だ。
 入院中、僕に懐いてきたあの子、元気かなぁ……なんて、今でもたまに思ったりする。
 ……入院はもうしばらくはごめんだ。

 退院してから、僕はいろいろ動き出した。具体的には仕事を始めた。
 最初の仕事は一か月でクビになった。内容は守秘義務的に教えられないが。そのあともすぐに様々な仕事に入った。
 小説のほうも連載を始めた。短期集中連載という形で、夏アニメと時期を合わせて三か月間。そこそこの読者と熱烈な感想の数々を頂いたりした。
 順番は前後したが、いくつかの合同誌にも作品を出したりした。自分の作品が本になったときの感動は得難いもので、とても良い経験になった。
 あと、自分でも自作品を本にしたりした。電子同人誌。売れ行きはまずまずだが、懲りずに続けてればなんかあるかもしれないので(あと収入は多いほどいいしね)続けるつもりだ。新刊は1月10日発売!

 時間がなくなってきたので締めのあいさつに移ろう。
 2023年はあまりいい年だったかと言われるとそうではなかったように感じる。社会情勢は不安定で、僕自身も散々な目にあった。インフレは続くし、給料は上がらない。
 けど、悪い年でもなかったと思える。根拠は思い出せないけれど……こうやって平和な年末年始を迎えられたのが何よりの証拠だろう。
 来年は色々躍進したいと考えている。そのためにも色々動きたいし、楽しく生きていきたい。
 最後に、Mr.Childrenの「さよなら2001年」という曲から歌詞を引用して終わろう。

 今年こそはきっと、あなたにたくさんの良いことがありますように。

 今年こそはきっと、世界にたくさんの良いことがありますように。

 さよなら、2023年……。

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自己紹介とか宣伝とか配布とか

 どうも。はじめましての人ははじめまして。沼米 さくらと申します。
 自己紹介記事っての、やりたかったんですよね……。

 まず、僕が何者かという話ですが。
 はじめに言ってしまうと、どこにでもいるただの底辺弱者男性です。
 ただ、小説で稼ぎたいという夢が首の皮一枚でつながっている。それだけの存在です。
 本職はフリーターです。それも日雇いの派遣フリーターです。
 いちおう親と同居しているんで色々と制限されつつ過ごしてます。

 普段はどこかへブラブラと散歩に出かけたり、バイトしたり、デイケアに通ったりしてます。いかれたNEETそのものです。
 たまに小説を書きます。作家舐め腐ってんじゃねぇか。

 趣味は音楽鑑賞とか鉄道とかです。
 ミスチルとか聞きます。あとはバンプとか。最近だと神聖かまってちゃんの音楽に傾倒したりなど。ヤバい傾向だ。
 鉄道は……荒れてるのでノーコメント。

 精神科に定期的に通ってるうつ病経験者でもあります。ついでに発達障害。ASDに統合される前に診断された「高機能自閉症」の称号がいまなお診断書には燦然と輝いてたりします。
 それがどうしたって言った話でもないし、実際そこまで困ってるわけでもないので語ることもないんですが。
 精神科の先生からつい先日実質的なドクターストップがかかって、週一回しか働けなかったりします。もともとが扶養内でしか働かないつもりだったのでちょうどいいっちゃいいんですが。

 妹と弟がいます。
 弟は専門学校で音楽を学んでます。プロからの仕事をすでにいくつか受けてたりこなしてたりするそうです。
 妹は受験生で、部活の部長を二つ兼任でやってたりします。
 長兄たる僕の散々たる様に嫌気がさします。
 ここまでつらつら語ってきた自分のダメで惨めたることが、自分で気になっていないはずがないのです。
 こうして自己憐憫に浸っていても仕方がないので、さっさと話しを変えることにします。

 汚点まみれの僕から取り柄になりうるものを探すとすれば、それは小説を書けることくらいだと思います。
 一作品だけ、結構ヒットした作品があるんですよ。
あさおねっ ~朝起きたらおねしょ○女だった件~」って作品です。DLSiteで現在来月までの期間限定サマーセール価格で販売中なのでぜひ上のリンクから買ってね(ダイマするアフィカス)。
 内容は、普通のロリコン男子高校生がちっちゃい女の子になっちゃったという話です。
 pixivでこの前第一話が300ブックマークを越えました。たった300ですけど。
 小説家になろうでは1000ptにすこし足りないくらいで止まってます。
 なんでこれがウケたのかはわかりませんけど(もっとも思考と分析を放棄して、見たくない醜い真実というものから目を背けているだけかもしれませんけど)、このヒットが原因で「小説――それもラノベで稼ぐ」なんて大それた、分不相応な夢を抱いたりしたわけです。
 必死になっても新人賞は一次落選ばっかなので、とりあえず賞レースはほぼ休業として、しばらくアプローチを変えてみたりしているわけです。
 第二巻は九月発売です。お気に入りに入れてお待ちくださいな。
 待ちきれない方は「あさおね」で検索してお好きなサイトからお読みくださいな。電子書籍版と話の大筋は変わりませんので。

 そんなこんなで、これが僕という人間です。ご理解いただけたでしょうか。
 ろくでもねえダメ人間ですが、とりあえずよろしくお願いします。

 では、またいつか。

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あさおねの試し読みファイルがあるよ。

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