水無川旅館 2024/03/03 23:06

Hijack 新作・アドベンチャーパート会話シーン「宴」実験

 こんばんは。 Hijack 新作の進捗を少しですが報告します。

Unity 用ノベルゲームエンジン「宴」実験

 アドベンチャーパートで、前回までは立ち絵の表示のみでしたが、「宴」というUnity用のゲームエンジンを使い、テキストを表示できるようにしました。

 宴 → https://assetstore.unity.com/packages/tools/game-toolkits/utage4-for-unity-text-adventure-game-engine-version4-266447?locale=ja-JP

Game Engine on Unity?

 Unity 自体も、一応ゲームエンジンではあるんですが、ADVなど人気のジャンルではよりジャンルに特化したゲームエンジンもあります。

 宴というのはノベルゲームだけでなく、アクションゲームの会話シーンなどにも使え、使い勝手がよさそうだったので Hijack 新作では宴を採用することにしました。

見た目などはまだ調整の余地あり

 まだ色々と仮の状態ですがひとまず動くようになりました。キャラの高さや左右どちらに配置するのとか、あとテキストとシステムメニューが重なってるとか、まぁ色々と調整の余地はあります。

1, 2月の主な進捗はUnityの勉強と仕様の概念整理

 今年ももう3月。振り返ってみると、あっという間の2ヶ月だったなぁと思います。

 これがあと5回というのが1年なんですが、はてさて、どこまでできるものやら。

 この2ヶ月の感想戦としては、結局、Unityの勉強にだいぶ時間がかかったな、という感じです。開発自体はずっと続けていましたが……「ベストプラクティス」の模索に時間がかかった感じです。

 たとえば、最初は2D画像を表示するのにもいちいち板ポリを配置していたんですが、今はSpineが(アニメせずとも)楽だな、という感じに落ち着いています。会話シーンは宴で、とか。

 こういう構成面は最初に時間をかけたほうが後々楽だったりしますので、見た目的には同じでも、順次楽なほうに置き換えたりしています。

 もうひとつ、「アクションパート」「アドベンチャーパート」という概念の整理に時間がかかった感じです。特に「アドベンチャーパート」は、いわゆるADVではなくて、あくまで3Dマップにキャラを配置し、会話シーンとして展開するつもりでしたから。

 今は結構がっつりADV要素が盛り込まれていますが、シーンの遷移にあたって「お店に入る」というアクションを踏むことで、ADVというよりは、アクションゲームの買い物・会話シーンとして自然に溶け込む感じになったかなと思います。

Hijack 新作はアクションとADVを交互に繰り返して進む感じに

 企画段階から「アクションパート」「アドベンチャーパート」という用語は使っていたんですが、だいぶ見た目にも良い感じになってきました。

 元々は、今回の3Dマップは「アドベンチャーパート」としてつくっていたものでした。この3Dのマップに、2Dのキャラを配置するなどして会話を楽しむマップにしようと思っていたのです。

 ところが、途中で「店内」という概念が出てきて、ADV方式を採用しキャラも2Dでそちらに配置するなど、「アドベンチャーパート」の座を譲るような出来になってきています。

 3Dのほうは、もう「アクションパート」ですね。実際アクションもできますし。

 呼び方は重要ではない、と考えることもできますが、説明書に書く等することを考えると、名称は伝わりやすいほうがいい。ということで、「アクションパート」「アドベンチャーパート」のひな型が出来た感じです。

 ※過去ログを見ると、3Dマップのほうを「アドベンチャーパート」と呼んでいたんですが、「アクションパート」に変更です!

ネーミングのリファクタ

 このプロジェクトを始めたのが2ヶ月前。いやぁ、たった2ヶ月で「言葉の指す概念」が変わってしまうものなんですね(?

 こういうネーミングのリファクタは適宜行っておかないと、あっという間に混沌とした感じになります。内部実装でも「Adventure」という単語を使っていたりして。多少コストを払っても、概念に相応しい名前に変えていきたいですね。

 それでは今回はこのへんで! また次回もよろしくお願いします~~!!

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