「変化」と「安定」の狭間で
総勢150点以上
これまでフォロワーさん達から頂いたファンアート、PV、ファンミュージック、タイトルロゴ etc...
思えば遠くへ来たものだけど、よくぞここまで恵まれたものだね、振り返ると。
だからこそ、「慣れ」とは恐ろしい。
最初のうちは、落書きレベルでも飛び上がって喜んでいたものだけど、
だんだんと感覚が麻痺してきたのは否定できない。本当に皆さんに申し訳ないけど。
これらだけでなく、配信でもそうだし、入賞した時でさえ、
全てに渡って、数を重ねるごとに「感動」が薄くなっていった。
当然その影響は、自分の作品に対してさえ―――
或いは仕事で忙殺されて、創作に集中できないのもあるだろうけど。
現実問題として、もう他人からの施しではモチベが上がろうにも上がらない。
あと頼れるのは、長編RPGを9回やってきた自分のノウハウのみ。
モチベがなくても、作業はできる習慣。
だから、もう宣伝も意味を成さなくなった。
宣伝をすれば、多くの人の目に留まって、プレイヤーが増えるかもという期待が、モチベアップになっていたのだから。
でも、もういよいよ数字が上がろうが下がろうが、どうとも思わなくなってきた。
ただ「完成」だけすればいい。その時が来たら、何を思うのだろう―――
何も感じないかもしれない。それにすら、慣れ過ぎてしまって。
「誰か一人にでも刺さればいい」ってのは、強がりじゃなくて、本当の話。
自分のはさほど見栄えしないし、独特なシステムでもないし、数こそ大した事ないけど、まさにそういうタイプのシリーズだったらしい。
誰か一人にでも刺さると、辞められないんだよ、これが。
ハッキリ言って、「7」でピークを過ぎた後は全然楽しくなかった。
楽しんでなんぼの創作の世界。自分は明らかに間違っている。
……でも、辞める事ができない。
誰の為にやっているのか、今でも分からないけど、過去に誰かに刺さったという事実が、
何度「辞めよう」と決断しても、また戻される不思議な力として働いた。
これが逆に、数はよく伸びても、あまり話題にならないタイプの作品だったら、
「どうせDL数なんて、ただ触っただけの数だろ」って割り切って、スンナリ引退できただろうしね。
こんな事言って、理解できる人はいるのかだけどw
結局どうするのかって、答えは始めから決まっている。
自分にとって「完成」は、全ての語りの大前提だから。