【調べてみた】【制作講座】「最強バイノーラルマイク決定戦、開催ニャン!?」

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https://youtu.be/Y3E59jR2J44

バイノーラルマイクって何を使えばいいの?

だってニャン!エンジニアお兄ニャン、これってどういう事ニャン?

音の良さ=マイクのグレードだけで決まる訳じゃない、って事だね!

もちろんKU100は業界トップの高品質バイノーラルマイクなんだけど、
マイクにはそれぞれ
・得意な表現、強み
・適した収録環境
があるんだよ。
それを的確に組み合わせれば、KU100だけに頼らなくても
素敵なバイノーラル音声ライフが送れるんだ…!

そ、そうなのニャン…!?
じゃあ今回はバイノーラルマイクの比較実験、やってみたいニャン~~!

じゃあまず、最初にどんなバイノーラルマイクがあるのか&それぞれの特性をザッと紹介するね!

各バイノーラルマイク特性説明

イヤホン型バイノーラルマイク 「Adphox BME-200」

比較的安価で手に入りやすいよ
持ち運びも楽なので、環境音などの収録が手軽にできるんだ

『Free Space』『Free Space XLR』通称:白耳

ステレオミニピンを搭載してるので、カメラなどに接続しても使えるよ。
(イヤホン型マイクも使用はできるけど、プラグインパワーが必要になるよ…!)
電池駆動も可能だから、レコーダーなどにステレオミニピンの入力があれば使用ができるね。
『Free Space XLR』はXLRケーブルを使用できるため
より高品質のオーディオインターフェースなどに接続できて
きれいに音を収録することができるよ。
イヤホン型と比べると手軽さには欠けるけど、その分しっかりと音を収録できるマイクだよ。

『Free Space ProII』通称:黒耳

前に説明した白耳とは中に入っているマイクカプセルが違うので、より繊細に音を収録できるんだ。
KU100も使える環境でもあえてこのマイクを使用して作品を作ることもあるんだ。
白耳、黒耳どちらもマイク自体KU100と比べると重量は軽いので
アタッチメントを取り付けてフィールドレコーディングするなど、
ブース以外での収録も割と対応できちゃうよ

ダミーヘッドマイク『KU100』

今まで説明したマイクで一番空間表現がきれいだよ。
至近距離から、距離をとって発した音までしっかり収録できるんだ。
ただその分ノイズにも敏感だから、収録環境に気を遣うマイクだね。


結構違いがあるニャンねぇ


各バイノーラルマイク詳細説明

イヤホン型バイノーラルマイク 「Adphox BME-200」

じゃあ一つ一つ詳しく解説していくね!
まずはこいつ、イヤホン型のバイノーラルマイク!

マイクなのにイヤホンって……どこで音録ってるニャン?

イヤホンの外側にマイクが付いていてそこで音を収録してるよ

イヤホン型のものは比較的安価だから、試してみたいなぁという方にオススメだよ☆
こいつは種類が豊富で、中にはスマホに繋げられるものもあるんだ!

耳型のイヤホンスタンドもあるから、声を録音するときはそれを使って収録するとやりやすいよ!
自分につけて街中を歩いても面白い音が録れるんだ。
持ち運びも楽だし、環境音を録ったりするのに向いてるよ

なるほどニャン!
ニャン作もこれから始めるのもありニャンねぇ

『Free Space』『Free Space XLR』通称:白耳

次はこれ、『Free Space』『Free Space XLR』
いわゆる「白耳」と呼ばれるマイクだね!

ちなみに、『Free Space』と『Free Space XLR』の違いは、
『Free Space』はステレオミニピンのみのシンプルなモデルになっていてステレオミニピン対応のレコーダーなどがあればすぐ使用できるよ。
『Free Space XLR』はステレオミニピンに加えてオーディオインターフェースなどに搭載されているXLR端子も搭載してるよ。
メリットとしてはつなげられる機器が多いからマイクプリアンプなどの機器を接続してクオリティの高い収録もしやすくなるね!


『Free Space ProII』通称:黒耳

次は「黒耳」と呼ばれる「Free Space ProⅡ」!

白耳マイクとの違いって何ニャン?

中に入っているマイクカプセルが違っていてそこが一番の違いかな
後で聞こえ方も比較してみようね!


ダミーヘッドマイク『KU100』

そして次はこれ!
人の頭の形をしたダミーヘッドマイク、『NEUMANNの KU100』

あ、KU100ってよく聞くニャン!

他にもダミーヘッドマイクはあるけど、
スタジオにあるのはこのKU100だから、KU100で説明するね!

白耳・黒耳とは何が違うニャン?

中に入ってるマイクはもちろんだけど、なんといっても形が違うね('ω')
白耳、黒耳と違って、KU100は人の頭の形になっていて、
白耳、黒耳よりもより人が聞いている感覚に近いんだ('ω')

へぇ~!
今まで何も考えずに息子(玉なし)の感性にしたがって聞いていたニャンけど、
結構違うニャンねぇ
実際の聞こえ方の違いも比べてみたいニャン!

各バイノーラルマイク聴き比べ

じゃあ同じ台本で聞き比べてみようか!
では、皆さんお入りください!

ニャニャ!?

赤井リアさん

吾妻信一さん

男性、女性どちらもいた方が分かりやすいかなと思って、声優さんを二人呼んできたよ!

ニャ~!
声優さんニャン~~!

比較としてまずはモノラルで聞いてみてね

モノラルマイク 「U87Ai」

赤井リアさん

吾妻信一さん

最後で急に真剣なゼミみたいな雰囲気になったニャン…

じゃあバイノーラルの比較を始めようか!
始めは、イヤホン型のバイノーラルマイクだよ!

イヤホン型バイノーラルマイク 「Adphox BME-200」

赤井リアさん

吾妻信一さん

おお、しっかり移動している感じが分かるニャン…
イヤホンもやるニャンねぇ!

次、白耳マイク!

『Free Space』『Free Space XLR』通称:白耳

赤井リアさん

吾妻信一さん

よし、次は黒耳マイク!

『Free Space ProII』通称:黒耳

赤井リアさん

吾妻信一さん

僕黒耳マイク好きだから語りたいところだけど…
比べてみて欲しいから、先にKU100行くね!

ダミーヘッドマイク『KU100』

赤井リアさん

吾妻信一さん

どう?黒耳マイクとKU100の違い分かった?

んーと
KU100は空間全体の音を録っている感じがして臨場感を感じたニャン!
黒耳マイクは近くの音がよりクリアに聞こえた気がしたニャン!

そう!
KU100は感度が高くて遠くの音まで立体的に録れるんだけど、
黒耳マイクはKU100に比べて近い音がくっきりきれいにとれる印象があるね

耳舐め音声とかに向いてそうニャンねぇ

そうそう
だから、作品によって使いわけるのがオススメだよ!

ニャン作、このボイスレコーダーしか持ってないニャンけど…
これではバイノーラルな音は録れないニャン?

う~~~~~~ん、伝え方が難しいなぁ
正式にはバイノーラルマイクではないんだけど、
マイクが二つ付いていて、ステレオでの録音ができるから環境音など広がりのある音を録れるよ。
もちろん声の収録もきれいにできるからまずは試してみるといいね('ω')

そうニャン!?

試しに聞いてみようか!

レコーダー TASCAM DR-40

赤井リアさん

吾妻信一さん

なるほど
それっぽく聞こえるニャン~!
レコーダーならすぐ始められそうニャン~!
ニャン作もまずはレコーダーで試してみたくなったニャン

ちなみに、ステレオミニピン入力に対応しているレコーダーであれば
3dioやイヤホン型バイノーラルマイクを接続して
すぐにバイノーラル収録を行うことができるよ!

自分の好みや作風に合わせて、
お財布と相談しながらマイクを使い分けるのが一番良さそうニャンね!

そう!!
どのマイクも長所があるからね!!

勉強になったニャン!ありがとうニャン!

おまけ

せっかくだから、他のマイクでも収録してみたニャン~!
マイクって沢山種類があるニャンねぇ

EARTHWORKS QTC1

これは、コンデンサーマイクを
schneider diskという特殊なマイクスタンドの左右に取り付けて
バイノーラル録音を再現したものだよ!
円盤型の部分がダミーヘッドの役割をしている感じかな。

赤井リアさん

吾妻信一さん

次はこれ

イヤホン型バイノーラルマイク DPA CORE4560

形はイヤホン型だけど、
黒耳マイクの中に入っているマイクと同じものが使われているんだ!
黒耳マイクは響きを作る箱の中にこのマイクを埋め込んでいるんだよ!
今回は頭の模型に装着して収録してみました

赤井リアさん

吾妻信一さん

マイク…奥が深いニャン……

今週のニャン作マンガ







【ばぶー!DLsiteクリエイター学園】
○おはなし
DLsite音声編集部
○さくが
ふぁっ熊


続く


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