大樹のこころを聴かせての攻略対象に関する「もうひとつの要素」とは?
~前回のおさらい~
「大樹のこころを聴かせて」では、「五行思想」が重要な要素として、攻略対象たちと関わりがあります。
「木・火・土・金・水」と対応して「青道家・赤道家・黄道家・白道家・黒道家」という家があり、攻略対象の苗字になっています。
~おさらい終わり~
さて。では、攻略対象たちに関係のあるもうひとつの要素とはなにか?
ずばり、それは「共感覚」です。
といっても、「大樹のこころを聴かせて」ではあまり科学的な裏取りを行っておらず、どちらかといえばファンタジー的な、異能力のような位置づけになっています。
さて、では今作における「共感覚」とはどんなものか。
作中では、「ひとつの感覚をふたつ以上の感覚で知覚すること」と定義しています。
道壱一族の共通点は「共感覚をもっていること」で、五つの家の棲み分けは「共感覚を引き起こす感覚」によってなされています。
そう、五感も五つ。五行思想の元素にあてはめることができちゃうのです。
「木・火・土・金・水」の順に「視覚・触覚・味覚・嗅覚・聴覚」になっています。前回示した色と攻略対象とも組み合わせてみると、こうですね。
「木」――視覚の共感覚――青道縹悟
「火」――触覚の共感覚――赤道蘇芳
「土」――味覚の共感覚――黄道晃麒
「金」――嗅覚の共感覚――白道練
「水」――聴覚の共感覚――黒道鳶雄
タイトルの「聴かせて」って「聴覚」の「聴」ですよね~(白々しい)。でも黒幕兼メインヒーローは視覚の共感覚の縹悟ですね~おっかしいな~~(白々しい)。
とまあこんな感じで、なにかと「五」と「感覚」が関わってきます、「大樹のこころを聴かせて」。
どんなふうに話が展開するのか、楽しみになったでしょうか。(原作を読めばおおよそ察しがついちゃいますけどね……)
それではまた次回、お会いしましょう。