自作品の体験版を客観的にやってみて

体験版を出したいって夢があるわけですよ。
でも恥ずかしいわけです。
それでも体験版を出して無関係の人間を巻き込みたいなって思うわけです。
そんな初恋のような脆く不安定な気持ちに揺さぶられながら制作の息抜きがてらチビチビ体験版用のデータを作ってるわけです。
それで自ら体験版をテストプレイして確認してるわけですが、酷いですね。これはひどい。
｢何か過去にあったの？｣って言われそう。
あるいは｢君って地獄に落ちそうだよね｣って言われそう。むしろ言われたい。
演出は拙いから大丈夫かと思うけど小さな子供の目に触れる可能性もあるからちょっと修正が必要だな……と思った次第です。
さすがに豚に喰わせるのはまずいよなぁ。

アリだー！！

残念ながら自分は世代ではないので実際にプレイしたことはないんですが、
狭い道、シンボルエンカウント、妙に強い敵、「アリだー！！」の画像・・・噂はかねがね伺っていました。

と、いうわけでこのアリも強敵です。
女王アリ+兵隊アリ4匹との戦闘になるんですが、ここに私のいやらしさが出てきます。

皆さんは無意識に『敵の見た目が同じだから能力も同じ』だと思い込んでいませんか？
普通のRPGならそうです・・・が、私の作っているゲームはそんな普通なゲームではありません。
この兵隊アリ4匹は見た目は一緒ですが能力はそれぞれ違います。
プレイヤーが優先して攻撃するであろう左側は戦士タイプでHPも防御も高くなっています。
そして右側は回復系、補助系を得意とするアリになっています。
そのままいつも通りに戦うと自ら苦戦を選んでしまうドM仕様となっているんです。
どうです？　いやらしいでしょ？

ただ何の情報もなしにそれをやられたらさすがに不快なので、ヒントをくれるNPCも用意しました。NPCとの会話がどれだけ重要なことか再確認できるイベントとなっております。

ちなみに、この女王アリなんですが無視(※)できるんですよね。
正面から行かず下から左回りに迂回すると戦闘せず後ろの穴に行けます。
これって、そういう普通じゃないゲームなんですよね。

※虫と無視をかけたイベントではありません。