近況報告（2020年12月後半）

　明けましておめでとうございます。月が変わってから前の月の近況報告をするのはそこまで違和感もありませんでしたが、年が変わって前の年の、となると何だか少し不思議な感じがしますね。2021年になりましたが、2020年12月後半の近況報告でございます。

アウトプットしたもの

　「そろそろ直ったりしてない？」と何度かMacBook Proくんを起動してみたりしたのですが、相変わらず真っ黒い画面にはてなマークが表示されるだけの状態に変わりはありません。コンピューターはどうやら自然治癒はしないらしい。さすがにいつまでもこのままというわけにもいかず、とはいえお高いMacBook Proを買い直すというのもためらわれます。クリティカルに壊れた部分以外の経年劣化を考えると、修理に出すのも何だかなあという気持ちになってしまうので、MacBook Proを買う前に使っていたmac miniを引っ張り出してどうにか環境を整えました。

　工場出荷時のOSが古すぎてATOKをインストールできないという致命的な支障があったため、無理やり最新のOSを入れ直しての再登板です。明らかに重くなっていて笑っちゃった。まあ小説を書くくらいならなんとかなるとは思いますが、資料集めのWebブラウジングはちょっとしんどいかもしれませんね。まあしばらくはこの環境でがんばります。

インプットしたもの

　「バタード・バスタード・ベースボール」というNetflixのドキュメンタリー映画を観ました。メジャーリーグの傘下球団（すなわちメジャーリーグに送り出す選手を育成するための工場）ばかりになってしまい、球団がある地域の地元住民にすら見向きもされなくなってしまったマイナーリーグに、突如現れた地域密着型の独立系球団の活躍を描いた作品です。めちゃくちゃ面白かった。

　日本でもセパ両リーグとは別に、ウエスタンリーグとイースタンリーグというものがあって、セパ各球団の二軍が明日の一軍登録のために頑張っているんですが、まあ見向きもされませんよね。甲子園球場に阪神タイガースを見に行こうって人は多いと思いますが、鳴尾浜球場に阪神のファーム戦を見に行こうという人は、よほどのファンでもない限りそういません。鳴尾浜に球場があること自体知らない人もいるんじゃないか。

　日本の場合、各ファーム球団の本拠地球場は一軍の本拠地のすぐ近くにあるので、ファームリーグの人気がなくてもそこまで大した問題にはなりません。でもアメリカの場合、国土がやたらめったらに大きいので、一軍の本拠地球場とはまったく別の都市にファームが拠点を置くってこともザラではないらしく。そうすると、せっかく自分たちの街に球場と球団ができたのに、そこで行われる試合はとてもじゃないけど応援したくもなれない、つまらない「育成のための試合」に終始している、という残念な事態が生じます（育成のための試合自体が悪いわけではありません）。

　そんなマイナーリーグの現状に風穴を空けたのが、なんかよく分からん野球大好きな俳優のおっさん。メジャーリーグに拾われなかった選手をトライアウト形式で募集して、急ごしらえの球団「ポートランド・マーベリックス」が立ち上がります。最初は街の人たちも懐疑的な目で見ていましたが、彼の型破りな球団運営手法と、実際申し分のない成績に人気は急上昇。しかし、メジャーリーグ各球団にとってはそんな事態は面白くありません。なにしろ彼らが拾わなかった選手の寄せ集めに、彼らが育成に心血を注いでいる選手たちが惨敗し続けているのですから、これは彼らの選手を見る目がないという事実を突きつけられているようなもの。とにかくリーグ優勝だけはさせじと、シーズン終盤になるとなんと一軍の選手をわざと降格させてマーベリックスにぶつけるという、少年マンガの悪役もかくやという暴挙に打って出て……というお話。

　一貫してメジャーリーグが悪役として描かれているきらいはありますが、とても心温まる面白いドキュメンタりーでした。マーベリックスの活躍は、後にマイナーリーグとはまた違った、メジャーリーグと関係のない独立リーグができるきっかけにもなっています。実は日本にもBCリーグや女子プロ野球などの独立リーグがあるので（BCリーグには滋賀県が本拠地の球団があります！）、ぜひ注目していただければな、と思います。

その他

　旧年中はご支援や応援をいただき、本当にありがとうございました。至らない身ではありますが、今年もよろしくお願い致します。私事ですが、年末にいろいろとものを買ったりものを捨てたりして、自室の環境をアップデートしました。ブログにもそのあたりのことはちらほら書いていますが、かなりいい感じの環境になったと満足しています。

近況報告（2020年12月前半）

いよいよ年末、差し迫ってきましたね。とはいえ今年はコミケもなければ忘年会もない、かなり寂しい年末となりそうです。来年はもう少し明るい世の中になっているといいな。というわけで近況報告です。いや、それにしても寒い。

アウトプットしたもの

　前回の近況報告でも書いたとおり、MacBook Proくんがお亡くなりになってしまって、さてどうしたものか……という状況です。一応データ自体は大部分はiCloudに保存してあったので無事なんですが、いくつか消えてしまったものもありますし、そもそもWindows機にはまともな執筆環境も構築していなかったので、なかなか厳しいものがあります。Windows版のScrivener 3、早く発売されないかな……と思いながら公式サイトを確認したところ、昨日まで「2020年中に出るよ！」って内容だったのが、「2021年中に出るよ！」に修正されてました。勘弁してくれ。

インプットしたもの

　一風変わったところで講談なるものに手を出してみました。神田伯山という売れっ子の講談師がYouTubeでいくつか高座を上げていたので、名前は聞いたことがあるけど講談というもの自体見たことがなかったな、と思って見てみたんですが、これがまあ面白い。落語は好きでよく見るんですが、落語とはまた違った面白さがありますね。大きな違いというところでは、講談は長い話を何回かに分けて口演するのが基本のようで、一応落語にもそうした長編の落語もあるんですが数は多くない。続き物となると、次回も聞きに来てくれないと講談師としては商売あがったりなわけですから、一席終わる頃合いになると「さあさあここからが面白いところ！」とこれでもかというくらいに興味を引いて「……ですがこの続きはまた次回に」とやるんですね。この興味の持たせ方というか、話の盛り上がらせ方は小説を書く上でも参考になるな、と思いました。

　さらに言えば、小説でいうところの「地の文」が講談ではかなりの分量を占めるんですね。落語は基本的には会話劇なわけですから、同じ噺を聞いていても落語と講談とではかなり趣が変わってくる。「中村仲蔵」という噺があって、これは同じ話が落語にも講談にもなっていて、落語の方は何回か聞いたことがあるんですが、神田伯山の講談を聞いて驚きました。こんなに印象が変わるものか、と。ストーリー自体多少の改変がされているんですが、それ以外のところでも見事な外連味。みなさんもぜひ見てみてください。めちゃくちゃ面白いですよ。

その他

　「インプットしたもの」の語り口が若干咄家っぽいのはわざとです。今月からリハビリ出勤が始まって、ようやく環境にも慣れてきました。まだ電話に出たりとかいろいろと困難なところはありますが、少しずつ取り戻していきます。あと、近況報告としてはこれが今年最後になると思いますので、少し早いですが今年一年、本当にお世話になりました。ご支援いただけて本当にありがたいです。ちょっと今はMac環境が死んでしまっているのでアレですが、早めになんとかしていっぱい書いていきたいです。

近況報告（2020年11月後半）

　とうとう11月も終わり、今年も残すところあと1月となりました。時間が経つのって本当に早いですね。あと寒くなるのも早すぎ。秋、存在しましたか……？　あったとしても八分音符くらいの短さでは？　そんなわけで八分音符の期間の近況報告です。

アウトプットしたもの

　小説を書く時に使っていたMacBookProくんが壊れてしまいました。なんか何回起動してもはてなマークが出るだけなんですよね……。起動ディスクの修復をしようとしても、そもそもディスクが認識されていないっぽいので、割とどうにもならない……。Scrivener 3というソフトのMac版を使っているんですが、Windows版が今年中に出るとのことなので、ちょっとそれまでは小説書くの厳しいかもです。まあ今年中に本当に出るかかなり怪しいのですが（これまで3～4回はリリース延期してるので）。
　割と洒落にならない事態なんですが、逆に諦念って感じで落ち着いています。そうか、君、3年で死ぬのか……。そうか……。
　どうにもならないので、とりあえずiPhoneのメモアプリにちょぼちょぼと思いつきをメモしたりくらいですね。

インプットしたもの

　Netflixで「ビハインド・ザ・カーブ －地球平面説－」というドキュメンタリーを見たり、「Return of the Obra Din」という推理ゲームをやったり、図書館でシベリウスについて調べまくったりでした。シベリウスについては、ずっと温めているプロットがあるのでその取材です。「Return of the Obra Din」はかなり面白かったです。推理ものや論理パズルの類って、どの程度まで作者を信用していいのかのメタ読みから入らないといけない（「なっちゃあいない」作者の場合、論理性に欠ける方法でしか解けなかったりする）ので、新しく手を出すのに慎重になってしまうんですが、この作品はミステリ畑の人が薦めていたのでエイヤッとやってみたところ、めちゃくちゃよくできていました。おすすめです。ちゃんと全部理屈で解けます。総当たりの必要なし。

その他

　ちょっとマジでMacBookPro壊れたのキツいんですが（君さっき落ち着いてるって言ってなかった？）（そうは言うがね）、まあどうにかします。あと、ようやく職場復帰ということになりそうです。来週からリハビリ出勤を始めて、来月頭から本格復帰という形です。ご心配をおかけしました。不安はありますが、がんばっていきます。

近況報告（2020年11月前半）

　野球のシーズンが終わってしまいました。寂しくなるなあ。ストーブリーグはストーブリーグでまあまあ面白いんですが、やっぱり選手が活躍してるところを見たいですよね。早く来シーズンにならないかな、と春を心待ちにしています。

アウトプットしたもの

　ここ最近はアウトプットは一旦お休みして、ひたすらサーバーをいじっていました。WordPressを立ち上げたり、前回言っていた支援者限定のWikiを作ったり。ブログの方はようやく今日ローンチできましたので、これからはそちらも活用していこうと思います。創作のこととかは変わらずこちらに書いていくつもりです。
　支援者限定のWikiの方は、立ち上げはできたんですが、まだコンテンツを入れられてない状態です。整ってきたらまたURLをお知らせしますね。

インプットしたもの

　サーバー作業で忙しくてなかなかインプットの時間が取れませんでした。Netflixのドキュメンタリー「ブラジル －消えゆく民主主義－」を途中まで見たり、創作のための取材として『あの実況がすごかった』という本を読んだり、その程度です。

その他

　リアルでも12月からの職場復帰に向けていろいろと手続きをしたりと、少しだけ慌ただしい日々を送っています。今年も残り少ないですが、やれることをやっていこうと思います。

近況報告（2020年10月後半）

　めちゃくちゃ寒い。冬ですねもう。うっかり換気したまま寝てしまうと風邪を引きかねない時期になってきました。自動販売機のコーンポタージュが美味しい時期でもあります。阪神タイガースさんは結局優勝できませんでしたが、ドラフトでは楽しみな選手も交渉権獲得できたし、来年以降に期待が高まりますね。

アウトプットしたもの

　主には図書館で調べ物をしていました。ようやく図書館でしっかりめに本を読めるような環境になってきた。あと、せっかくだし調べ物の内容とかも可視化できると面白いなと思って、FANBOXで支援してくださってる方限定で閲覧できるWikiみたいなものを作ろうと、サーバーをいじったりしていたんですが、なかなか上手くいかなくてまだ完成していません。

インプットしたもの

　映画『日本で一番悪い奴ら』やドキュメンタリー『13th －憲法修正第13条－』などを見ました。『日本で一番～』は題材になった実際の事件を既に知っていたので、ストーリーはある程度予測のつくものだったんですが、綾野剛の終盤の演技に鬼気迫るものがあって、画面を食い入るように見入ってしまいました。ラストの宣誓のシーンも非常に嫌な感じがして良かった。
　他には映像の世紀とかのNHKのドキュメンタリーも見てました。

その他

　映画も見ることができるようになってきて、回復を確かに感じてます。早く完全回復して、支援してくださってるみなさんに恩返しをしていきたいです。