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2021年 06月の記事 (2)

景山民夫『虎口からの脱出』を読んで

2014年12月、フォロワーさんよりお勧めされて以来6年……ついにページを繰り始め、わずか数日で読了しました。

舞台は戦間期の中国。
宮本輝の『オレンジの壺』や、山口恵以子の『月下上海』を髣髴とさせるバックグラウンドです。

物語の前半は歴史小説、後半は冒険小説のテイストです。
冒頭から中ごろまでは権謀術数渦巻く満州での張作霖爆殺事件発生までの経緯を追います。それにしても関東軍、やばすぎるだろ……

中盤から脱出ゲーが始まります。
まさかのヒロインが中盤になって初登場。なんか他にもこういうキャラいたような気がするんだけど、何だったっけなぁ……
ちなみに相方のオライリーは序盤でも登場していたので私が見落としているだけでヒロインの麗華も普通に最初らへんで出てきていたのかもしれません。

脱出ゲーが始まってからは本格的なサスペンス。
アリステア・マクリーンの『ナヴァロンの要塞』を思い出します。拳銃をくるくるさせるシーン、ちゃんとピースメーカーを使わせてる。やはりシングルアクションのリボルバーはロマン。それにしても長銃身とはいえ400メートル先の人間を撃つというのはどうなんだ……(※このシーンはコルト45じゃなかったかもしれません)

それにしても中国でかすぎる。奉天から上海までの1,600km。日本でいうと本州縦断ってところか?

ところでこの作品、Twitterでは感想が多々投稿されているのですが読書メーターではレビューが3件しかありません。
なぜなんでしょう?

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江の島岩屋と鳴沢氷穴を繋ぐ洞窟の伝説

今日は洞窟探検のため、江の島を目指して旅立ちました。

田舎を走る列車の陽だまり。

江の島について後ろを振り向くと、そこは竜宮城でした。

しらす丼を食べました。
(ロケ当時はしらす禁漁期間中だったので生しらすは食べられませんでした)

日露戦争で活躍した28糎砲と出会って興奮。

鳴沢氷穴という洞窟をご存知でしょうか?
山梨県の、富士山の麓にある氷に閉ざされた洞窟です。そうです、FF9の序盤に出てくる奴です。

断面図としてはこのような構造になっています。

その鳴沢氷穴の最果ては、陣地未踏の未実装マップなのですが……

なんと、江の島岩屋の最終マップが、「これより先、鳴沢氷穴へと続く……」となっているのです!!

まぁ冷静になって地図を見ると江の島から鳴沢氷穴は100km近く離れているので、常識的に考えてそれはないと思います。あくまで伝説は伝説。
しかし、江の島岩屋第二マップにはそれを裏づける存在が芽吹いていました。

これは山梨の鳴沢氷穴の洞窟に岩肌に生えた光りゴケ。ドラクエ7終盤に出てくる奴です。

なんと! 江の島岩屋には壁一面に光りゴケが! 洞窟の中だというのにまばゆい光に包まれています!!

今日の藤原探検隊はここまでです。
オーシャンビューを眺めながら、温泉に入って疲れた体を癒します。

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