投稿記事

teamAimaigo 2023/07/15 00:00

【ゲーム制作】ヒサとヨミ⑥ゲーム画面のデザインについて(にせ)

今回は「ヒサとヨミ」のグラフィックとゲームシステムを担当されているにせさんに、デザインのポイントについて記事にしていただきました。

  • 横スクロールのメリット
    • キャラクターの頭身を高くしてサイズも大き目にできる
    • 操作が楽
    • ループで伸縮可能
    • 疑似的な前後感を演出しやすい
  • 横スクロールのデメリット
    • デメリットと解消方法

横スクロールのメリット

みなさんは横スクロールのゲームは好きですか?
私は好きです!
なので、「ヒサとヨミ」は制作の初期段階からRPGツクール主流の見下ろし型のマップは採用せず、横スクロールのマップで作っていくことを決めていました。
せっかくなので横スクロールでマップを作る利点などをメモしておこうかなと思います。

キャラクターの頭身を高くしてサイズも大き目にできる

キャラクターの頭身とサイズを大きくできることで、キャラクターの動きをより印象的にプレイヤーへ見せることができます。
今回はSpriteStudioとキャラクターのアニメのコマ数を増やせるプラグインを使用して3コマから10コマまで増やしてアニメーションを制作しています。
キャラクターの動きが気持ちいいと動かすのが楽しいと思えるので、通常のツクール素材より作るのは大変なのですが、自分にとってはそれだけの価値はあるかなと思っています。
キャラクターのアニメーションについての記事もいつか書けたら書きたいですね。

操作が楽

横スクロールにしたことで基本的にマップは左右移動になります。プレイヤーは左右どちらかに進めばいいため、思考がシンプルになり、結果的に操作が楽になっていると思います。
このメリットは裏返すと後述のデメリットにも繋がります。しかし分かりやすいというのは良い事だと思っています。

ループで伸縮可能


素材をユニットのように作成し、ループさせることで簡単にマップの伸縮が可能になります。
上の画像は廊下のユニットですが、縦幅を画面のサイズに、横は7マス分くらいで作成しています。この画像をループさせて表示すれば、横方向は画面サイズ~マップの限界サイズまでツクール上で伸縮可能になります。
あとはリージョンで通行設定できるプラグインを使い、通行可能な場所を設定するだけで簡単なマップができてしまいます。
実際はこれに演出用の前景や遠景、装飾を追加したり、利便性のためにマップチップを作って併用していたりもするので、もっと手間はかかっているのですが……

疑似的な立体感を演出しやすい


奥行きが無いので、その分近景遠景の幅が広がっている気がします。
多重スクロールを使う事で疑似的な立体感を生み出し、ゲームの臨場感を演出しています。結構こだわって作っているポイントです。
画面の美しさにも関わってきそうなポイントかも……?
※画像は分かりやすいように3層になっていますが、実際の森マップは10層くらいの遠近景を重ね合わせています

横スクロールのデメリット

デメリットと解消方法

最大のデメリットは何と言ってもマップの狭さです。
マップの広さはどうやっても見下ろし型のマップには敵いません。テキストアドベンチャー的なゲームであれば気にしなくても良いですが、探索メインのゲームの場合は広いマップの方がよさそうです。
「ヒサとヨミ」では、上下に少し奥行きを付けることで多少ではありますが、マップに広がりをもたせています。
探索できる場所が広がるので、横スクロールで探索系のゲームを制作する場合にはよいかもしれません。


※緑色の部分が移動できる範囲、このマップでは3マス分の奥行きがある

ちなみに、階段をつければ階層状のマップも制作可能です。
今回はキャラチップを大きくしている関係で、階段の移動は助長になりそうだったので、(各階の高さや移動距離が小さいキャラより沢山必要になる)
エレベーターによる移動にしています。古いエレベーターって格好いいですよね!

なお、アクションゲームであれば上記の助長になる階段移動も問題にならなさそうです。
ジャンプが出来ればサクっと上方向に移動ができる上に楽しいですし、マップの広さや複雑性を表現できそうです。
ただ、「ヒサとヨミ」はキャラクタチップの大きさを大きくしてコマ数を増やしているせいか、ジャンプ系のプラグインがうまく機能させられなったので諦めました……



と、ここまで色々書いてきましたが、結局マップの狭さのデメリットを解消してくれた一番の要素はシナリオと探索ギミックであり、それを考えてくれたどこさんなのでした……!

🌕ここまでご覧いただきありがとうございます!
🌕次回更新は7月29日(土)予定です。お楽しみに!
🌕実は「ヒサとヨミ」のホームページを作りました。ぜひこちらもご覧ください。「ヒサとヨミ」HP

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

teamAimaigo 2023/07/01 22:00

【ゲーム制作】ヒサとヨミ⑤水鏡の塔について🌕

【ゲーム制作】ヒサとヨミ⑤水鏡の塔について

今回は「ヒサとヨミ」の舞台となる『水鏡の塔』について紹介します。

『水鏡の塔』は魔法の塔?


水鏡の塔にはお花畑や図書館、森などさまざまなフロアが広がっています。プレイヤーはそれらのフロアをエレベーターで行き来しながら探索し、物語を進めいくことになります。
時間や空間が揺らぐ歪な塔は、動画内で言われている通り、本当に魔法の力でできいるのかもしれません。

『冒険者の記録』

塔を探索していく中で、プレイヤーは『研究者の記録』という手記をいくつか手に入れることができます。


以下一部抜粋……
『「研究者の記録1」
ついに、ついにたどり着いた!
間違いない。ここがあの水鏡の塔だ。
ここまでたどり着くのに一体どれほどの時間と労力がかかったことか……(中略)
さて、どこから調査しようか。
なあに、時間ならある。
何たってここには無限の時間が流れているんだからな……』

塔について以前から調査している人がいるようですね。物語を進めていくうちにどこかで会えるのでしょうか……?

おわりに

ヒサとヨミの2人はどうして水鏡の塔に迷い込んでしまったのでしょう。また塔が本当に魔法でできているというならば、これほど巨大な魔法を維持するための魔力はどこから供給されているのでしょうか……
この辺りが物語に大きく関わってきます。

🌕ここまでご覧いただきありがとうございます!
🌕次回はゲームのプログラムを担当されているにせさんが記事を更新予定です。
🌕更新は7月15日(土)予定です。お楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

teamAimaigo 2023/06/17 00:01

【ゲーム制作】ヒサとヨミ④プレイ動画公開🎞️

【ゲーム制作】ヒサとヨミ④プレイ動画公開🎞️

今回はプレイ動画を初公開🎞️✨
プレイヤーは「ヨミ」を操作し、水鏡の塔を探索します。

どうやら塔の中には住んでいる人たちもいるようです。

塔の中には様々な空間が広がっています。本のたくさんあるマップでは、絵本や図鑑などいろいろな本を読むこともできます。

住人たちも、本で読める情報も、全てが物語につながるように構成しています。
これからも少しずつ紹介してまいりますのでご期待ください。

🌕ここまでご覧いただきありがとうございます!
モーションやスクリーンショットへの感想など、コメントお待ちしております♪
🌕次回更新は7月1日(土)予定です。お楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

teamAimaigo 2023/06/03 20:15

【ゲーム制作】ヒサとヨミ③魔法について

【ゲーム制作】ヒサとヨミ③魔法について

『魔法』🪄
それは、「ヒサとヨミ」のゲーム作りにおける重要なテーマの1つです。

先日、ゲーム内に魔法のモーションが実装されました。

魔法を使用すると動くオブジェクトや、見えるようになるオブジェクトなど、魔法と使ったギミックが登場する予定です。

また、ゲーム内に設置されている本には、魔法について以下のような記述があります📕


人間は多かれ少なかれ魔力を持っています。
例えば虫の知らせというものがあります。これはその人の持つ魔力が持ち主を守るために発現させる原初的な魔法の一つです。
そして魔力の値が常人よりも高く、自らコントロールする力(魔法適正)が高い者を、魔法使いと呼びます。
(中略)
……とはいえ、魔力は無尽蔵に湧き出るものではない以上、魔法使いにも限界があります。

己の身の丈を超えた魔力を使用すれば、代償として魔法使い自身の身に不幸が降りかかることもしばしばです。
ですので、魔力の使用には十分な注意が必要なのです。

大きな力にはそれなりに大きな代償が伴うようですね……!

魔法が物語にどのように関わってくるか、ぜひ楽しみにしていてください。


🌕ここまでご覧いただきありがとうございます!
モーションやスクリーンショットへの感想など、コメントお待ちしております♪
🌕次回更新は6月17日(土)予定です。お楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

teamAimaigo 2023/05/20 00:00

【ゲーム制作】ヒサとヨミ②モーションとフィールド

【ゲーム制作】ヒサとヨミ②モーションとフィールド

今回はプレイアブルキャラクターのモーションと、調整中のフィールドデザインを一部ご紹介します。

静止からの歩行モーションです。
ゆれ物、特にマフラーリボンのヒラヒラ感にこだわって制作しました🎀いかがでしょうか?

プレイヤーはキャラクターを操作して水鏡の塔を探索します。

……え、どう見ても屋外のフィールドがある?
はてさて、どういうことなのでしょうか。


🌕ここまでご覧いただきありがとうございます!
🌕次回更新は6月3日(土)予定です。お楽しみに!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 4 5 6

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索