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2022年 03月の記事 (3)

いらにか 2022/03/25 00:00

【祝】みちくさびゅあー3周年🎉(フライング前夜祭)

ご機嫌よう、いらにかです。

2022年の4月にみちくさびゅあーが3周年を迎えます。めでたい🎉。
今日はその宣伝とプレプレスリリースみたいな記事になります。

それにしても、2周年記念の記事から一年経ったとか時の流れ早すぎない??


振り返ると初代びゅあーからだいぶ変わって成長したな……しみじみ。
2代目びゅあーは色々と最適化がされているので、初代よりも閲覧体験が向上していたりします。


※懐かしい初代びゅあー




そういえば、びゅあーの誕生日(?)は桃鳥さんに初めてメールを送った4月3日としていますが、桃色CODEのサイトに掲載されたのは少し後だったり、正しいリリース日もちょっと曖昧だったりします。
なので、今年から4月1日~4月9日を誕生週としてお祝いすることにしました
※某有名なソフトウェアにあやかって。
こうすれば、期間中の都合がいい日にお祝いすればいいので楽。僕の誕生日も来年から誕生週として祝いたいくらい。



さて、もうすぐ3周年を迎えるびゅあー。
今日は以下のお話しようと思います。
※誕生週にも別の記事も投稿する予定です

■トピック
・2代目びゅあーはメンテンナンスモードに移行します(機能追加の停止)
・3代目びゅあーは2023年に正式リリースします
・これからの話



2代目びゅあーはメンテンナンスモードに移行します(機能追加の停止)

現行の2代目びゅあーはメンテンナンスモードに移行し、今後は機能追加を行わない予定です。理由は単純で、もうVue2で新しいコードを書きたくないからです。

たぶん一般の方は何言ってるか分からないと思いますが、
すでに僕が使っている道具がVue3+Quasar+TypeScriptになっていることと、Vue3対応のVuetify(titan)が2022年6月までリリース延期になったこと、その他の複雑な事情を総合的に考慮した結果「3代目はVuetifyをやめてQuasarにする」と決めました。


Vuetifyは日本でそこそこ有名なVueのUIフレームワークだったので、後々びゅあーの開発を誰かに引き継ぐことも考慮しての選択でしたし、そのために技術書「みちくさびゅあーの技術」を書いた経緯があります。

この技術書は引き継ぎ資料として価値が無くなったので無料公開しました。
読み物としてもサクッと読めるように書いたつもりなので、暇な人はコレ読むだけで僕の開発スタイルが何となく分かるはずです。たぶん。
ちなみに、Quasarは日本語の公式ドキュメントがないので引き継ぎは絶望かも知れません。それでも、Quasarに移行することで得られるメリットが大きいと判断しました。


メンテナンスモードに移行しますが、公開が停止されるわけではないので引き続き2代目びゅあーは利用できます。
新機能は今後、3代目びゅあーにのみ実装されていく予定です。




3代目びゅあーは2023年に正式リリースします

すでにプロトタイプは出来上がっている3代目だが、正式リリースは2023年を予定している。

※割とできている

αリリース版:https://momoco.iranika.info/#/
※URLは今後変更されるかもしれないので要注意



「なんで来年なんじゃい!!」
とツッコミが来そうだが、理由がいくつかある。


  1. 今年、QuasarがビルドツールをVue-CLI(既存)からVite(すごいやつ)へ移行を予定しているので、それに合わせたい(3代目はViteにしたい)
  2. みちくさびゅあーへの興味が低下している
    etc...

2については、飽きているというよりも、びゅあーが良い意味で成熟してきたので「僕がやれることが無くなってきている」ために興味・関心が低下している。

こうなると僕は、古のプログラマ界隈では有名なEric S. Raymond氏の「伽藍とバザール」にある一節を思い出す。

1. よいソフトはすべて、開発者の個人的な悩み解決から始まる。
~略~
5.あるソフトに興味をなくしたら、最後の仕事としてそれを有能な後継者に引き渡すこと。

元々、びゅあーは僕だけのために作った。(当初は道草ビューアーって名前だった)
当時の仕組みは直リンク方式で、画像を複製していないから著作権的には白よりのグレーみたいなものだった。(引用にあたる感じ)
法的にもクロじゃないので、正直なところ勝手にやってて問題なかったと思う。
でも、一応円満にやりたかったので桃鳥さんから了承を貰うためにメールを送った。



※当時、桃鳥さんに送った解説資料

そしたら、スマホ向けのやつが欲しかったと言われて、桃色CODEのサイトにリンクを貼らせてもらえませんかという話なった。

そんなこんなで、びゅあーが桃色CODEのサイトに掲載されるとユーザーが増えた。びゅあーには僕のTwitterアカウントが書いてあったので、一部のユーザーがフォロワーになった。

そしたら「フォロワーに変なものは提供できないぞ」と思って、僕はびゅあーをより便利にするための試行錯誤を始めた。


画像を高速に配信するための配信基盤。
桃色CODEの更新を検知して最新話をツイートする、更新検知くん。
各話の情報から検索ができる、検索くん。
etc...
時には、ユーザーの声から機能が実装されたりした。


そうやって3年間、成長してきたみちくさびゅあーは今の僕がやれることが少なくなってしまった。

後継者に引き渡すことができれば憧れていた思想のひとつをやり遂げられたのだが、それが出来なかったので、しばらくの間は未来の僕を後継者にするしかないと思った。

要はしばらく離れて新しい力を手に入れた未来の僕なら、まだやれることがあるんじゃないかという話。

ちなみに、ご意見BOXという問い合わせフォームを作ったので、機能要望とかもし何かあれはどうぞ。普通の感想でも良いし、いらにかに伝えたいと思ったことなら何でも構いません。

https://forms.gle/Fnx3jGpEnhWhrFgL7

あと、三代目みちくさびゅあーの進捗とか諸々はTrelloで管理しているので気になる人は覗いてみるといいかも。

https://trello.com/b/Ly3RLhIK/みちくさびゅあー

以上。

※このセクションはとあるエンジニアっぽい書き方を真似てみたかった。読みづらかったらすみません。




これからの話

一応、4年目のびゅあーの目標は以下の通りです。

  • みちくさびゅあーの運営コミュ作り
  • ばっくやーど漫画のセリフの書き起こし
  • 月間ユーザー2,000人↑

月間ユーザ数ですが、実は3年目の途中で検知くんが画像付きツイートをするようになったあたりから滅茶苦茶減りました!!


いや、こうなるのは分かってたんですけどね。
わかってたから今までやらなかったんですが、「やったほうが確実にユーザー嬉しいのに利害関係で発展を遅らせるのどうなの……」とモヤモヤ悩んだ挙げ句の果てに「どうにでもなれ」と画像付きツイートを実装しました。
産業革命で衰退していった職業もこんな気持だったのかな……いやはや。
※びゅあーのアフィリエイトリンクからDLsiteで作品を購入してくれている人へ。いつも助かってます。ありがとう。


一応、びゅあーはこれから「道草屋のための便利なサイト」として強くしていくつもりでいます。
具体的には以下の人たちが主なターゲットになる気がしています。


  • 道草屋を知ったばかりのご新規さん
  • ファンアートを描く人
  • 話を読み返したい人

びゅあーは、ご新規さんにとってはすごく便利な存在だと思っています。
ぜひとも道草屋のお客様方に置かれましては、布教の際にみちくさびゅあーも布教して頂けると助かります。


さて、書くことも無くなってきたのでここらへんで締めようかなと。


3周年記念なのにめでたい話があまりなかった……
唯一あげるとするなら、3周年までに更新検知くんの刷新が完了したことくらい。
コードが程よくクールで以前よりも処理が速い。いい仕事したなと思ってるんですが、ユーザーは1ミリもその感動を体感できないと思うので自分で自分を褒めてます。

あと、繰り返しになりますが誕生週にも別の記事を投稿する予定です。
期待はあまりしないでください。

さて、前夜祭はこれくらいにして。
それでは、4年目のみちくさびゅあーも宜しくお願いします。


パワー

いらにか

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いらにか 2022/03/03 08:30

すごくどうでもいいアンケート

どうも、いらにかです。
ご機嫌麗しゅう。


私は少しだけ、ご機嫌が麗しくないです。
というのも、Vuetify3(Titan)のリリースが2022年5月に延長されたり、Vue-CLIがメンテナンスモードに移行して以後はcreate-vue(vite)が推奨になったり、etc...。


端的に言えば、調べないといけないことが増えたし、現行のみちくさびゅあーを書き直す未来も着々と迫ってきているぞという話です。


これらの出来事は年末のおまけ話に関連する内容で、以前からこの展開を予期していたので、年末に三代目みちくさびゅあーを概ね完成させて貯金を作っていました。


ただ、当初の予想以上に時間が取られそうで幾つかの企画の優先順位を見直さなければと思い、こうしてアンケートを取ることにしました。
私の作りたい欲求と皆様のアンケートの数値を参考に、優先順位を決めようと思います。
何卒、宜しくお願いします。


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いらにか 2022/03/03 08:00

【2022年2月】道草恋歌の月例賞発表

ご機嫌よう、いらにかです。
明日から少し忙しくなるにかです(何)。

道草恋歌

というわけで、道草屋への思いを短歌・俳句で綴る道草恋歌の月例賞発表です。
選考はいらにかの主観により行われました。


【如月賞】


猫の恋よりも高尚だと思ふ

ーーーー
作者:黒縁ナイロールのお客様
部門:俳句・川柳部門
解説:
もちろんそんなことはないんですけど。

「R-18の音声作品を聴いているよ」とは言いにくくても、「道草屋を聴いているんだよ」なら言えそうな気がする。
直接的な表現が抑えられているからか、恋仲ではなくお店の人と客という関係だからか。なんとなく「上品」な気がする。
そんな「旦那様」としての自意識がちょっと変だなと思ったりします。
ーーーー

【次点】


幾年も お客様とは 呼ばれども 待たれる側には まだなれなくて

ーーーー
作者:左右田蓬華
部門:短歌部門
解説:
物語としての彼女達と旦那様はやはり客人である旦那様を待つものですが、生身の私達は何年経っても、やっぱり待つ側でございます。
ーーーー

【佳作】


しろさんや 前科いくつだ 今日だけです

ーーーー
作者:五月雨 驟雨
部門:俳句・川柳部門
解説:
つぎの新作がしろさんだったら、久しぶりに言われてみたいです
ーーーー

積もらせど 成すことのなき 想いには 名は付けられぬ 名は付けられず

ーーーー
作者:のりひじき
部門:短歌部門
解説:
道草屋は基本的にお客さんとお店の人の関係から揺らぐことがないので、例え何を積もらせようともその感情に名前はつけない方がいいのかもなぁってやつです
あくまでも自分の心の中で思ってることなので解釈は色々あるとは思うんですけど
まぁそういうのもあるということでひとつ
ーーーー

【百人一首部門】


音つられ 奏でる笛は リコーダー 駆け出しバンド びゅながの音色

ーーーー
作者:オオムラサキさん
部門:百人一首部門
解説:
はこべら 日帰り 離れの秘密基地より
元の歌 音に聞く 高師の浜の あだ波は
かけじや袖の ぬれもこそすれ
はこさんが何となく吹いたリコーダーに芹さんが合わせて三味線を奏でる。よき!
beauty 七草 girls (略してびゅなが)次の演奏が楽しみです。
ーーーー

秋のあぜ 暮れゆく帰路の 寂しさに わが衣手は 君を離さん

ーーーー
作者:いらにか
部門:百人一首部門
解説:
百人一首部門のルール解説のための実例です。

【例】
秋の田の かりほの庵の とまをあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ

決まり字→あきの,わがころもでは

この決まり字を上の句、下の句ともに入れてつくります。
ーーーー

如月賞と次点の講評

講評の前に謝罪が一つあります。
私が選評している歌会大賞と月例賞では評価軸が少し違っています。

歌会大賞は「感情の強さ」を評価軸のひとつにしています。
一方、月例賞は「情景のうまさ」「技巧」を評価軸のひとつにしています。
これらは、あくまで評価軸の一例に過ぎません。
ですが、本来なら先に伝えるべき事項でしたのでお詫び申し上げます。


さて、ここから如月賞と次点の講評になります。

【如月賞】
例えるなら豪速のカットボール。
直球と変化球の良いところを凝縮したような感じでしょうか。
流石、道草恋歌界の大谷翔平は伊達じゃありません。
※いらにかが勝手に呼んでいるだけです。本当にすみません。

音選びも心地よく、かつ短文でスパッと言い切るキレの良さ。
なのに、読者によっては受け取り方が僅かにズレそうな曖昧的深さも感じます。
猫の恋という言葉を皆さんがどう受け取ったのか。ちょっと興味があります。


【次点】
この歌は歌会でも入選しましたが、本当は月例賞(大賞候補)で紹介するつもりでした。
ただ、この歌が本当に良くて歌会でも拾わないのは勿体ないと感じたので、歌会でも取り上げさせてもらいました。

芹さんの旦那様が抱えているであろう心情を綺麗に揺さぶる良い歌です!!
この情景表現が私は本当に好きで「感情を曖昧にすることで解釈を各々に委ねている」のがちょうど良い余韻になっていると思います。
これだけで月例賞の大賞に匹敵しますが、もし曖昧にしていた感情まで「左右田蓬華」が詠んでしまっていたら、歌会大賞と如月賞のダブル受賞もあったかもしれません。
※歌会選評次点で、如月賞はほぼ確実だと思っていました

ただ、本当に残念なことに黒縁ナイロールのお客様が月末にとんでもない歌を放り込んできたせいで、惜しくも次点になりました。
※最後まで同時受賞にするか悩まされました……

次点になってしまいましたが、この歌が良い歌であることに変わりはありません。

3月は待ちに待った芹さんの新作が出る(はずだと強く願っている)ので、再び左右田さんの情景表現で強く揺さぶられるかもしれないと思うと、今から震えてしまいます。



連絡事項

3月はホワイトデー歌会を開催します。
いつもどおり自由に詠んで構いませんが、ホワイトデーに相応しいなと思った歌が入選しそうな気がします。たぶん。
応募期間は3月10日(木)~3月24日(木)の2週間です。
24日まで有効にしているので、ホワイトデー当日には渡せなかった後の展開を詠んだ歌とか面白そうです。
表彰はまとめて3月分の月例賞と一緒に発表します。

ちなみに来月の月例賞はゲスト審査員をお呼びしています。
お楽しみに。

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