人物紹介 - アマリア

深い海と高い山に囲まれた辺境の小国、アストレアの王女です。
天然の要塞ともいうべき国土によって、戦乱に巻き込まれることなく平穏な日々を送っていました。

彼女は物静かで大人しく、人形のような佇まいをしています。
城の人々によると、天界から授かった聖女という話ですが……。

王である父のため、期待を寄せる国民のため、常に模範的な王女として振る舞おうとし、決して内面を見せることはありません。
そのために行ってきた数々の努力は、王女としての教養を超えた多分野の知識と、城の兵士にも引けを取らない剣の腕を身に付けました。
秘訣は彼女の家庭教師が残した書物。淑女としての所作に始まり、世界の文化や歴史、兵法、算術、建築技術、そして美味しいローズパイの作り方まで、ありとあらゆる知識が詰まっています。

しかし彼女の人生は、戦乱の拡大によって一変することに……。