PaGu/筋肉企画 2020/01/02 00:51

同人誌の作り方―広報編

皆さまお明けましておめでとうございマッスル
何年かぶりの「同人誌の作り方」関連記事、今回は「広報」についてです。

前置き

同人誌でも宣伝はしっかりとやったほうがよい。知られていない作品は無いのと同じ。こんなお話をたまに見かけます。では広報はどうしたらよいのでしょう? という疑問に、とりあえず初心者でもやれそうな内容を発信してみたいと思います。

環境等

とりあえず基本はPC、スマホで見るネット空間を想定します。発信方法も手軽ですし。
リアルでの広告は、場所選定や制作・配布コストが馬鹿にならないので割愛。

広報の種類

基本はSNSで行います。上げられるのは「Twitter、HP(Blog等)、他のSNS(pixiv、Facebook等)」です。

効果

これは人に寄りけりな部分がありますが、他の活動等で知名度を持たない初心者を想定するなら
 Twitter > HP > 他のSNS
という広報効果と見て良いと思います。pixivでフォロワーがいれば
 Twitter > 他のSNS > HP
という効果もあるでしょう。
そしてそれぞれの利点、欠点をざっくり挙げますと、

Twitter
 利点:情報が拡散しやすい。多数のフォロワーを持つアカウントにRTされて爆発的な効果もゼロではありません。
 欠点:情報が高速で流される。一度上げただけでは継続的な情報拡散は見込めません。
HP・Blog
 利点:情報を置いておける。一度情報を上げておけば操作終了。
 欠点:サイト誘導が必要。情報を上げただけでは見てもらえないのが欠点ですので、Twitterなどでの誘導が必要になります。
他のSNS
 利点:情報がフォロワーに拡散でき、置いておける。Blog同様に一度情報を上げておけば操作終了。基本的に固定フォロワーへの周知がこれで完了。
 欠点:フォロワーの数がないと限定的。見てもらえる人はフォロワーのみなので、Twitterなどでの誘導が必要になります。

準備するもの

作品:同人誌の作品がないと広報できませんから、どんな作品かテキストや画像で説明できるようにしときましょう。ですから次のようなものが具体的に出てきます。
画像:表紙、挿絵(jpgのRGB・グレー画像)
テキスト:作品紹介文(各SNS向けのテキスト)
SNSアカウント:サークルアカウントを作っておくとよいでしょう。できれば事前にある程度メインジャンルで話せるようなフォロー・フォロワーを増やしておくのがおすすめ。いきなり広報アカウントで呟いても見向きもされない、ブロックされることもあります。

発信

とりあえずTwitterで、広報したい層が見ると思われるハッシュタグ「#」を付けて呟きます。そして時間を置いて定期的に呟くと効果を高めていけます。とにかく広報対象の目にとまることを目的にしましょう。ツール等の活用もありです。
ただし、人によっては広告アカウントをブロックすることもありますので、プライベートアカウントとは別にサークルアカウントで行った方が精神的に楽にやれます。
イベント前、RTしてもらった人に抽選で作品をプレゼントするお手軽キャンペーンなどもよく行われます。抽選や当選者とのやりとり、イベント時の確認等が必要ですが、その手間が気にならないならやって損はないかと。

そんなわけでTwitterは拡散効果が大きいのでとりあえずおすすめですよ。

でもって次はHP・Blog
HPの場合はそのデザイン等が必要ですので、事前準備にやや時間がかかります。
Blogで掲載しておくだけなら楽に書き込めて情報を置いておけるので、とりあえず作品紹介を掲載しておきましょう。
後にTwitterで告知して誘導します。誘導しないと見てもらえないことがほとんどかも。
作品の補足、Q&A、忘備録的な使用法も可能ですので、工夫していくとよいかと。

他SNSはフォロワーがそれなりにいる場合は広報効果が見込めます。ですが少ない場合はBlog同様に誘導する必要がありますので、Twitterでの告知はやっぱり必須に近いかと。

以上こんなところで、あくまで当方の経験等からの考えでありますが、参考になれば幸いです。

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