ルノワール曲とアベック

ルノワール曲のタイトルは、モチーフであるルノワールの絵画「鞭を持つ子供」のフランス語「Enfant Avec Un Fouet」が設定されており、歌詞にも何か所かフランス語が現れます。
収録中に、このタイトルに含まれる「Avec」という単語の話が出たので、ここに記しておきましょう。


日本においてアベックという言葉は、「カップル」に近い意味で使われていた死後であり、この言葉が現役だったのは80年代まででしょうか?
しかしながら、かつてそういう意味で使われていた死後である、という事実は現在でも意外と浸透しているような?
スポーツ大会で「アベック優勝」といった言われ方をするため、意外とその意味自体は知られているのかもしれません。

そしてこのアベックという言葉、もとはフランス語のavecという単語なのですが、「~と一緒に」というような意味の前置詞で、英語の「with」に相当します。
つまりは、本来アベックという言葉は名詞ですらない訳ですね。

ちなみにフランス語でカップルに相当する言葉というと、スペルが英語ともろに同じで「couple」(クプル)という単語があります。
90年代に流行った音楽ユニット「ル・クプル(Le Couple)」の「クプル」がそれです。(Leは定冠詞なので、英語風にいえば「ザ・カップル」みたいなもの)

ルノワール曲「Enfant Avec Un Fouet」視聴版(youtube)

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