【黄金すてーじ』でんせつのおたからちゃりんちゃりんらすだん




「わーーーー!」
しゅるるるっ――
まるスターが、空を走る。
海を越えて。
山を越えて。
その先――
きらっ。
ひときわ、まぶしい光。
「……あ」
しゃちんくん、目を細める。
空の向こう。
ふわふわ浮かぶ――
大きな島。
いや。
島というより――
「……きらきらだお……」
黄金に光る、大地。
やさしく、あたたかい光。
どこか、ほっとする感じ。
「……ちゃりんちゃりん……」
ぽつり。
胸の奥で、ひびく言葉。
安心の、お宝。
無限に広がる
「……いくお!」
きゅいん――
まるスターが、加速する。
ぽいっ。
「わーーーっ」
――ぼふっ!!
「いたた……」
やわらかい地面に着地。
でも――
「……あったかいお」
足元が、ほんのりぬくい。
黄金の草原。
きらきら光る道。
ぽこぽこと、小さな段差。
遠くには――
大きな扉。
光っている。
「……あそこだお」
しゃちんくん、立ち上がる。
よいちょ。
でも――
「……ちょっと、つかれてるお……」
ここまでのたび。
いっぱい動いた。
いっぱいがんばった。
体が、すこし重い。
でも――
ぎゅっ。
まるちゃん剣。
すーぱーまふぁりんのあたたかさ。
すーぱーとうにゅうのやさしさ。
全部、ここにある。
「……いけるお」
とことことことこ。
ぴょん。
ぽよん。
黄金のステージを進む。
ちゃりん。
ちゃりん。
足音といっしょに、
小さく音がする。
まるで――応援されているみたい。
「……いいおとだお」
ぽよん。
少しだけ、元気になる。
でも――
そのとき。
ごぉ……
空気が、変わる。
光が、ゆれる。
「……?」
目の前。
黄金の宮殿
少しだけ、ふるえる手。
でも――
止まらない。
「……しゃちん、いくお!」
ぴょん!!
前へ。
音が、ひびく。
やさしく。
つよく。
しゃちんくんのたびは――
いま、最後のステージへ。

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