ハンペン 2024/09/18 18:39

【セツナステップ】開発後記

セツナステップ/ナユタドライヴとは

『魔動少女』の話をする前に、ちょっと前作であり実質処女作の『セツナステップ/ナユタドライヴ』の話をします。

略称は『セツナステップ』または『セツナユ』、ゲームの概要はこちら↓をご覧ください。
https://www.freem.ne.jp/win/game/31726

初版リリースは2023/11/10、現在のバージョンは2024/6/28更新の1.20となっております。


よほど重篤なバグが見つかるか、またはよほど入れたい新要素がない限りは現状これが最終バージョンの予定です。

で、どのようにしてこの作品が生まれたかというとこれが結構紆余曲折ありまして。



『魔刃』が死んで、『セツナユ』が産まれた

まず自分のウディタとの付き合いは結構長くて、2011年前後からニコニコの方で二次創作(ちょっとあまりお行儀がよろしくないタイプの)をウディタでやっていました。エターなりましたが。

その後2016年ごろ、思い付きでオリジナルのRPGを制作し始めました。
その名も『魔刃』。


トレジャーハンターの主人公・リッシュが魔刃と呼ばれる武器を集めながら冒険するという一人旅RPGでした。

何だかんだ2年ぐらい開発自体は続けていましたが、最初の1年足らずで制作の勢いは失速。確かストーリー構成で行き詰ったのがきっかけだった気がします。元々大したストーリー性も無かったのにな!

というわけで、これもあえなくエターナルの海にドボン。
リメイクしたりする気力はないので、ここに供養しておきます。南無。


で、何でこれの話をしたかというと、こいつが『セツナステップ』のプロトタイプにあたる作品とも言えるからです。

このゲームの戦闘システムは、「1ターンに何度も行動可能、最後にガードかチャージを使用することでターン終了」というものでした。
そう、セツナの「ラッシュ」システムと同じですね。

このターン毎連続行動のシステム自体は『魔刃』の時点で手ごたえがあったので、これをリサイクルして何か作れないかというところから始まったのが『セツナステップ/ナユタドライヴ』でした。

こうして制作開始したのが2020年。↑の立ち絵も4年前のものだったりします。

そして複数回行動出来るセツナを主軸に、もう一つシステムを足して二人パーティにしようと考えて生み出したのがナユタの「イグニッション」システムでした。

二人パーティにそれぞれ異なる立ち回りで戦略性も増し、方向性としてはぼちぼち上手いことまとまったのではないかなぁと思ってます。自画自賛。



……で、開発開始が2020年頃、リリースが2023年末。

さぞかし開発に時間をかけて作り込んだのだなぁと思いきや全然そんなことはなく、やはり例に漏れずこれもエターナルの海に腰ぐらいまで浸かっていました。

全体の6割くらい出来てきた辺りでモチベが維持しきれなくなり、たまーにウディタを起動してはちょっと触って閉じるというダラダラとした体制が続きました。またかお前。魔の6割。

とはいえせっかく作り始めたものがエターナルの海に沈んで無に帰すのももったいないという気持ちもあり、ただ惰性と執着でダラダラと進めていた時期が年単位でありました。



そんなある時、身内のDiscord鯖にて某氏が久しぶりに新作ツクールゲーを作ると宣言。
それに触発されて、再び『セツナステップ』をエターナルの海から引き揚げ、本腰を入れて開発再開したというわけです。
外からの刺激って大事っすね。

幸い6割くらいは既に出来ていたので、後は勢いで一気に駆け抜けました。

かくして、魔刃から数えると実に約7年の時を経て「ちゃんと最後まで遊べる形で世に出した」という意味での処女作として『セツナステップ』が完成したわけです。セミかな?

二次創作時代も含めれば約13年。素数セミかな?

完成、そしてこれから

という訳で無事に完成しリリース出来ましたとさ。
寄せられた感想は全体的に好意的な反応が多く、安心しました。
「大丈夫かコレ、流石に薄くない?」と思ってたシナリオ部分も思いのほか好評だったようです。よかった。

まぁアレですね、諦めなければ割と何とかなるけど、諦めないだけではどうにもならないみたいな感じですね。

そんな『セツナステップ』ですが、続編の構想は一応あったりします。
いつもの二人にリンネを加えた3人で冒険する話になると思いますが、今のところ全てが仮組み未満な上に相当先の話になりそうなので期待せずにお待ちくだされば。


何にせよまずは先に『魔動少女』を完成させることを当面の目標にしていきます。
実際「一つ作品を完結させた」という経験は、自分の中でも結構デカいバフとなってくれている感覚があるので今回もきっと大丈夫だと思います。
よいこのみんなはもう少しコンパクトな作品で成功体験を積んだ方がいいと思うぞ!

フォロワー以上限定無料

おまけ:作品内画像の高画質版

無料

最新の記事

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索