レプリカの調律：小ネタ

レプリカの調律（BLノベルゲーム）

ゲームには載せないだろう小ネタが生まれたので、ここに残しておきます。

料理について

九条→プレイヤー（ゲーム内では名前変更可）

ユキ：食材を消し炭にしたくなければ、兄さんに調理を任せない方がいい。
九条：消し炭って大袈裟な……。じゃあユキはどうなんだ？
ユキ：日常生活を営む上で、必要なスキルは身につけているよ。
九条：うーん、ユウへの煽りがすっごい……
　　　ノイはどうなんだ？　いつもコンビニに昼飯買いに行ってるけど。
ユキ：今度アレに好物を伝えるといい。数日も経たない内に作り出すぞ。
九条：マジで！？

ノイ：料理？　九条さんはなにがすき？　もし作れるものだったら、今度作ってみるね！
九条：噂は本当だったのか……
　　　ノイは今までどんなものを作ってきたんだ？
ノイ：えっとね、みたらし団子でしょ、ハンバーグでしょ、オムライスでしょ、カヌレはちょっと失敗しちゃったけど、シュークリームはうまくいったでしょ。
九条：おおおおっ！！　いろんなの作ってるな！！
ノイ：えへへ！　最初はユキさんに教えてもらったんだ！
九条：ユキは料理上手なのか？
ノイ：うん！　ふわふわのオムライスも、固めのオムライスも、どっちも作れるよ！
九条：へえ、じゃあユウは？
ノイ：えっ、ユウさん！？　ユウさんは……えっと、ハムレタスが得意かな……
九条：それって、料理っていえるのか……？

ユウ：料理……ですか……
九条：ユウにも苦手なものがあるんだな。
ユウ：私にも苦手くらいあります。
　　　料理は……煮込んだりする時間があるじゃないですか。
九条：おう。
ユウ：その時間に仕事をしてしまって、料理のことを忘れてしまうんです……
九条：危ない！！！！！！　火の取り扱いに要注意！！！！！！
ユウ：わ、わかっています！　ですから火は滅多にさわりません！
九条：そんな理由だったとは……いつも何食べて生活してるんだ？
ユウ：宅食……です……
九条：安全かつ健康的でよかった。
ユウ：はじめはノイもまともに包丁も握れなかったのに、今ではすっかり上達してしまいました……
九条：惜しむような言い方をするな。ユキは？
ユウ：ユキは私の代わりに料理をしてくれたので、頭が上がりません……
九条：それでユキは偉そうだったのか。
ユウ：ユキは大体偉そうですよ。
九条：『頭が上がらない』って言ってた謙虚さはどこへ消えたんだ。