ウディタでローグライク制作.0 制作の前に
記事の閲覧ありがとうございます、Purpleです。
今回から早速ローグライク制作に挑戦…といきたい所ではあるのですが、
実際にゲームを作る前に知っておきたい知識がいくつかあります。
※この記事で紹介するのはあくまで「ウディタでRPGを作るために"最低限"必要な知識」程度のものだと思ってください。実際にゲームを完成させたことのある方は既にご存じのものであると思われますので、この記事を飛ばして次に進んでも大丈夫だと思います。
1. イベント
ゲームにおける「イベント」とは、『ゲーム中に起きるすべての出来事』の事です。
つまり「話しかけると喋る町の住人」、「マップ間の移動」、「調べるとアイテムが入手できる壺」などは皆この「イベント」に該当します。
ウディタにおけるイベントは大別して「マップイベント」と「コモンイベント」のどちらかに分類されます。
マップイベント
「マップイベント」はその名の通り「マップ上で設定するイベント」の事です。
例:話しかけると返事をしてくれるNPC
マップイベントの特徴は「作成したマップの中でのみ有効であること」です。
「マップA」のイベントを「マップB」で呼び出したりすることはできません。
コモンイベント
「コモンイベント」は「ゲーム全体のどこでも有効なイベント」です。
つまり「どのマップにいても」呼び出すことができます。
※コモンイベントの「コモン」には「一般、共通」といった意味があります。
例:キャンセルキーを押すとメニュー画面を開くことができる
ウディタではデフォルトのメニュー画面や戦闘システムもこのコモンイベントを利用して作られているため、対応するイベントを消してしまうとメニュー画面が開けなくなったりもしてしまいます。
ローグライクゲームのターン制やダンジョンの自動生成もコモンイベントで作ります。
2. 変数について
ゲーム制作ツールにおける変数は端的に言えば「数値などを記憶しておくもの」です。
「一度開けると空っぽになる宝箱」や「特定のアイテムを一定数以上所持していると進行するイベント」などを作る際には必須と言えるでしょう。
ウディタで使える変数にはいくつかの種類があります。…が、変数の種類を羅列されても覚えられないし筆者自身もややこしいと思うので、今後講座の中で登場した際に適宜解説していきたいと思います。
3. データベース
ウディタには、「ユーザーDB」「可変DB」「システムDB」の3種類のデータベース(DB)があります。
ダンジョン生成の際などにもデータベースに情報を格納すると効率的です。
ユーザーデータベース
ユーザーDBは、アイテムやスキルの情報のような、基本的にプレイ中に変化しない情報を管理するためのデータベースです。ゲーム中に参照することはできますが、値の変更(書き換え)はできません。
可変データベース
可変DBは、各値をゲーム中に変更することのできるデータベースです。
主人公やパーティーメンバーのステータス(能力値)、装備品や所持金といった「ゲームプレイ中に変化する情報」を保存するときに使います。
もちろん、登録したデータを参照することもできます。
システムデータベース
システムDBには、マップやBGMの設定などの「ウディタを動かすために必要なデータ」がウディタ側であらかじめ設定されています。
ゲームシステムが動作しなくなる可能性があるため、「タイプ」の変更や削除は推奨されません。
終わりに
拙い内容ですがここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回からは本格的にローグライクの話に移りたいと思いますので、引き続きお付き合いいただけると幸いです。
それでは、また。