はじめまして

Suika2の裏話をしていくにあたって、第一回は無料プランで読めるようにいたしました。

そもそもなぜSuika2を作る必要があったのか

• 最初：吉里吉里2はBorlandという会社の開発ツールに依存した作りになっており、Borland社ツールの陳腐化によりそもそもビルドできなくなってきていた
• そのあと：吉里吉里ZはBorlandのライブラリを廃止してMicrosoftの開発ツールに移植したもの
• 2010年頃：吉里吉里2/Zを利用したゲームはともに、Win32 APIとの結合が強く、他のプラットフォームへの移植に難があった
• 2010年代：ティラノスクリプトが登場して、スマホ対応はWebで行うべきだと主張した
• 2010年代：しかし、実際にゲームの主要なプラットフォームになったのは、Webではなくネイティブアプリだった
• 2016年：Suika2の開発を少しだけ開始
• 2022年：Suiak2の開発を本格的に開始
• 2023年：Suika2ノベルゲーム大賞2023を開催→多数のアプリ化を達成
• 2024年：アプリ化では実質、UnityかSuika2か、という状況に

2016年の段階から、ティラノやLight.vnなどの、WebやPCのプラットフォームを対象にした開発ツールのことは、まったく気にしていませんでした。今でもそれらのツールを使ったことがないし、詳しい使い方は知りません。

アプリ化という点では、ワンクリックでアプリ用のソースコードを出力してくれる、ノベルジャンルで唯一無二のソフトになっています。また、Unityが利用料のことで揉めてしまったことから、Unity離れも起こると思いますので、実質的に、ノベルのスマホアプリはSuika2に集約されていくと考えます。
（続きは無料プランで）