KTP2 2023/10/27 18:30

音声作品の編集作業の流れの一例

音声作品の編集作業をどんな流れでやっているか作業の一例です。

あくまで一例ですが、しっかりやるとこんな感じ。


1.受け取った音声データをpro toolsに取り込む。
音質、音量を確認して全体にかけるコンプレッサー、EQなどのエフェクトの設定を決める。
この段階ではあくまでざっくり設定。70%ぐらい。


2.台本を見ながら音声をチェックして、

  • セリフのNGテイクのカット、間の空きすぎた箇所の間隔を詰める。

  • SEを入れる箇所をチェックし所有してるライブラリにある音で対応出来るものは挿入する。

  • リップノイズ、ポップノイズなどを見つけたら除去。意図的なもの以外はなるべく出ないように録音してもらえると嬉しいですね。

  • 1.で決めたエフェクトのパラメーターの設定を100%まで詰める。

  • 全体的にかけたエフェクトで処理しきれないような、部分的に大きかったり小さかったりする音量やこもったりとがったりした音質を整える。

以上のことを最初から最後まで全部チェック。この作業が1番時間かかります(もらったデータの時間の数倍)。


3.必要な場合、2.の段階で無い音素材を新規で作成し、それを挿入する。
これも物によっては大変かも…


4.再び台本を見ながら通しで聞いて最終チェック。
カットすべきセリフが漏れてないか、音量音質に違和感がないか、詰めたセリフの間隔がおかしく無いかetc…。最終チェックなので集中力が必要。
全体の音量感を決めるマスタリング的な作業もこの時に併せて行います。


5.データを書き出して先方にチェックしてもらう。
修正箇所があるなら修正をして再びチェックしてもらって、問題なければ納品をして作業完了!


以上が基本的な作業の一例になります。
自分はこんな感じでやってます。他の人はどうやってるかはわかりません。
ご参考までに。

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