BLゲーム「命短し口説けよ黒幕」の裏話・裏設定・ボツ案

「命短し口説けよ黒幕」とは？

作品概要

タイトル：命短し口説けよ黒幕
ジャンル：BLコメディノベルゲーム

黒幕を口説いてデスゲームから生還することを目指すという非常に荒唐無稽なBLゲームです。

あらすじ

主人公・シロタは老若男女を虜にする生粋の伊達男。常に複数人と交際しており潜り抜けてきた修羅場は数知れず。
そんな彼はある日元カノから浮気の慰謝料として1000万という大金を要求されてしまう。
払えるわけがないと頭を抱えていたシロタのもとに一通の手紙が届く。それは見るからにに怪しい“闇のゲーム”への招待状だった…。

感動の誕生秘話

ということで、今回は最新作「命短し口説けよ黒幕」についての裏話・裏設定を書き殴っていきたいと思います。

2023年5月中旬。「デスゲームを題材にしたBLゲーム」というアイデアが彗星のごとく私の脳内に舞い降りました。

・デスゲームっていう魅力的な題材、ちょっと流行りの時期過ぎてるし最高じゃん！
・もう1年以上コメディ作品書いてないし、そろそろはっちゃけたい！
・このネタは寝かせておくにはもったいない、熱が冷めない内に完成させないと！

私はすぐさまサークルメンバーに素敵なアイデアが浮かんだことを伝えました。
しかし……

🦆「今、二作品同時並行で作ってるもちゃよね？」

そう、私は5月の段階で「沈める楽園」と「閉鎖性ホワイトアウト」という二つの作品の製作に取り組んでいたのです。

思い返せば、私は今までのゲーム制作人生で何度もボツ(エターナル)を繰り返してきました。
複数作品を同時並行で作り、キャパオーバーで詰んだ前科を持つ罪人です。

🦆「テメェに三作も同時に作れるバイタリティがあるもちゃか？」

もちろんありません。おっしゃる通りです。と、私は静かに涙を流しました。
けれど、ここで断念するにはあまりにももったいないほど面白いネタだという確信が私の中にありました。

そこで私は良い策を思いつきました。

――１週間で完成させれば他の作業に支障を来すことはないのでは？

狂気のパレードが来る

そう思い立った瞬間、「ゲーム制作RTA」のタイマーがスタートしました。
1週間以内に全てを終わらせる。間に合わなかったら諦めてボツにする。
「覚悟」の炎が私の胸に宿ったのです。

1週間というとあまりにも短い期間のように感じるかもしれませんが、私は結構自信アリでした。
なぜなら、私には「4日間でゲームを一本完成させた」という実績↓があったからです。

設定・プロット・シナリオ・立ち絵・スチル・スクリプト・その他諸々全てを、一人で、制限時間内に作り上げる。
unity1weekもそうですが、これは最早スポーツです。「覚悟」と「ノリ」さえあれば成し遂げられます。

間に合わないかもしれないという焦燥感に興奮しながら、私は最終日の23:30くらいに本作を完成させました。
完成させた時のドーパミンジャブジャブタイムは普段の比ではありません。
ゲーム制作RTA、みんなも一緒にやってみよう！(歯茎むき出しの笑顔)

キャラ設定とボツ案(ゲームプレイ後に読んだ方が楽しいよ)

※ここから先はプレイ後に読むことをおすすめします。
まだ本作をプレイしていないという方は、記事の一番最初に貼ってあるリンクから遊んでみてね。

キャラ設定

・主人公(白田ユキヒコ)
デスゲームの参加者として選ばれたイケメン。
生粋の伊達男。バイ。人を口説くのが趣味。常に複数の恋人がいる。本命がいたことはない。
お調子者で楽天家。ナルシスト。図太い。口八丁で今まで生きてきた男。
よく修羅場になって殺されかけているので大抵のことには動じないが、「死んだら元も子もないし、殺し合うより黒幕を説得して金貰えばよくね？」と思い立ち黒幕を口説きにかかる。

・黒幕(幕ノ内ユタカ)
イケメンに嫉妬し、阿鼻叫喚地獄を作り愉悦を味わうためだけにデスゲームの首謀者になった。
日本デスゲーム協会に所属。研修を受けたのちイケメンだけを集めたデスゲームを開く。
イケメンの幼馴染に初恋の女子を奪われた（顔がきっかけでフラれた）のがきっかけでイケメンを呪うようになった。
偏屈。皮肉屋。自己肯定感が低い。チョロい。強がりな豆腐メンタル。
仮面で顔を隠しているが好感度が上がると仮面が割れる。

ていうか、どっちが攻めでどっちが受けなの？

※これはあくまで私個人の意見です。カップリングの解釈については全面的にプレイヤーに委ねています。私と逆カプだったとしても全然気にしないでください。

シロタが攻めで黒幕が受けです。

ボツ案

・シロタが電気椅子で○問されて死ぬ。
→電気椅子を描く絵心が無いのでボツ。

・デスゲームの参加者が黒幕に歯向かうと、付けている首輪に電気ショックが流れて死ぬ。
→ピカ●ュウネタがやりたかったけど絵面が地味なのでボツ。代わりに爆発する設定にしました。

・シロタ以外のデスゲーム参加者の立ち絵やスチルを描く。
→そんな余裕はどこにもありませんでした。

おわりに

今回の記事は以上となります。ここまで読んで下さりありがとうございました。
本作の続編は作りません。物語の続きが気になる方は自分で二次創作してください。