【真・合体試作】2身合体の試作について【合体システム】

2身合体の試作について

るどるふです。
今回は女神転生のシステム『合体システム』の中の『2身合体』の実装を考えていきたいと思います。

『2身合体』って何?

簡単に説明すると、悪魔Aと悪魔Bの2体を合体させて悪魔Cを作るシステムです。

注意

悪魔と言っていますが、これは女神転生上の話です。
実際にはアクターになります。
モンスターデータのまま仲間にしたり合体したりは出来ないので、予め仲間になるモンスターはすべてアクターデータ化する必要があります。
また、仲間にしたモンスター(アクター化したモンスター)をレベルアップさせるシステムにしたい場合は、別途モンスター別の職業を設定してあげる必要があります。
モンスター個別にパラメータが違う場合は、モンスターすべての職業が必要です。

例:モンスター「ゴブリン」の職業「ゴブリン」。モンスター「コボルト」の職業「コボルト」。モンスター「妖精」の職業「妖精」

女神転生での『2身合体』の仕様

女神転生における『2身合体』の仕様は以下のとおりです。

1.合体表を用いて合体素材の悪魔の『種族』の組み合わせから合体後の『種族』を決定する。
(参考:真・女神転生Ⅱ@wiki
2.合体素材の悪魔のレベルを足して2で割り、合体後種族の中で一番近いレベルの悪魔を合体結果に表示する。
3.合体結果の悪魔が仲間にいた場合、合体不可。

曲者の『レベル』さん

女神転生での仕様の中の2番に出てくるレベルですが、これがまた曲者だった。
実は真・女神転生1,真・女神転生2では悪魔(仲魔)はレベルが上がりません。
そのため、そのまま合体基準として使えたのですが、真・女神転生3からは悪魔(仲魔)もレベルが上がるため、そのままでは合体基準に使用できなくなりました。
そのまま合体基準に採用してしまうと、低レベルの仲間のレベルをしこたま鍛えて強い仲間を作ってしまう、という事ができてしまうからです。
まぁ、合体結果が素材仲間のレベルで変わってしまうわけです。
そこで、新しい基準を採用しました。『レアリティ』です。

『レアリティ』について

一つの種族に所属する悪魔のリストの中で、レアリティを設定し、これを計算することで合体後の悪魔を決定します。

ツクールでどうやって実装に当たって必要なパラメータ

まずツクールで実装するには、前述した通りのパラメータがアクターに必要になります。

1.種族
2.レアリティ

これらのパラメータがアクターに付与されていれば色々デキルはず。

メモ欄でパラメータを付与する

アクターに紐づくパラメータを増やす方法は色々あるかもしれませんが、協力者の方々におすすめされたのが『メモ欄』での実装。

赤線で囲った部分のことです。
すでにここでは
<speciesType:男>
<reality:1>
と記入されています。
『speciesType』が種族で、『reality』がレアリティです。

実際の処理順

それでは処理順を考えていきましょう。

1.アクターの選択
2.合体後の種族を選定
3.レアリティを計算
4.経験値の計算
5.合体後の該当レアリティのアクターを引っ張る
6.合体後のアクターが仲間にいる場合合体不可
7.合体後のアクターはこれになりますが、いいですか?
→はい
8.合体後のアクターをパーティーに追加
9.合体に使用したアクターをパーティーから離脱
10.合体後アクターに経験値を付与
→いいえ
いろいろ初期化して終了

こんな感じになります。

経験値の計算について

せっかくアクターのレベルが上がるので引き継がせたいので入れています。
合体素材のアクターの経験値を足して2で割ったものを付与する処理です。

本日はここまで

実際の処理まで書こうと思ったのですが、思ったより長くなりそうなので今回は処理順までにしておきます。
実際の処理内容はまた後日…。

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