Automatisme
紫陽花の花がひらくころ、星々は瞬く間に一輪の薔薇へと変異を遂げ、
額に光る汗は沢山の火花を生み出し、
蠟燭の炎のように隕石の成り果てを彷徨い揺蕩う。
曙の星は殺伐とした夕闇に一節の灯をひらりと放り投げ、
愛する人の方へ悴む指を差し出し、頬杖を確かにしたためた。
青い火は方々にいくらの群れを愛し、死ね際に開いたくるぶしの舞いは、
明らかに半透明の布団と箒星のような生業とする者に一抹の藤を衰え、
返事のない箒は辺り一面に隕石へと変貌を遂げ、小鳥と共に1日を終えた。
たちまち暗くなるほうれん草は、言の葉と峠の街を、
あいすくりんの道へと観覧し、沈み還る命をまた一つ現れるのだ。
だんまりくらべは相も変わらずずっと遠くへ、
ヘレンケラーの名の下に言いくるめられた暁の猛進する木漏れ日は、
恥じらう少女のように息を潜めた。
オートマティスム[Automatisme]
フランスのシュールレアリスム運動のなかで提唱された手法。
理性や既成概念にとらわれず、浮かんでくることを自動的に次々と速記し、
意識下の世界を表そうとするもの。自動記述法。
デジタル大辞泉より
お久しぶりですね。
お元気ですか?
今回はオートマティスムに挑戦してみたわけなのですが…
はじめてにしては…なかなかなのでは?
良い夢を。