ＲＰＧづくりプチテクニック

数日前に、自分なりのゲーム制作論を記事にしたら
そこそこ反響があったようなので、今回も
プチ制作テクニックをご紹介させていただきたいと思います。

ＲＰＧ制作で、宝箱を作るのって、地味に手間ですよね。

一つ一つはそれほど大変な作業ではなくても、
それが10・・・20・・・30・・・と増えていくと
結果的にかなりの作業時間がかかる事になります。

自分も最初に創った「GOLD RUSH」では、宝箱設置に
かなり苦戦しました＾＾；

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そこで続編の「PARADISE RUSH」を作る時には
無い頭をひねった結果、この点をかなり改善する事が出来ました。

・・・その方法とは？

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宝箱をガチャにする。

「PARADISE RUSH」からは
宝箱の殆どをガチャ形式に変更したのです。

なので実は、プレイする人によって、同じ場所の宝箱でも
出るものはぜんぜん違ったりします。
PARADISE RUSHは実は、

「プレイするごとにゲーム難易度が微妙に変わる、特殊なＲＰＧ」

だったのです＾＾

ちなみに、どうやって宝箱をガチャにするの？
って方法に関しては、
「コモンイベント」を使って、
宝箱の中身を、乱数で選ばれるようにすれば、
比較的簡単に、ガチャ宝箱は用意することが出来ます＾＾

でも、本当にすべての宝箱をガチャ形式にしてしまっては
ＲＰＧとしての形が保てません。

だって、一番最初に開けた宝箱から、最強の剣が出ちゃったら
ゲームバランス台無しですよね。
そして、PARADISE RUSHをすでにプレイ済みの人は知っていると思いますが
このゲームはそんなバランス崩壊ゲームにはなっておりません。

そこには、もう一つの工夫が隠されております。

6種類の宝箱を用意する。

宝箱をガチャ形式にするのは、作業効率を上げる便利な方法だと
思うのですが、すべての宝箱を完全ガチャにすると
ゲームバランスが崩壊してしまうので
自分は大まかにわけて、6種類の宝箱を用意する事にしました。

①中身固定宝箱（ノーマル宝箱）
②弱ガチャ宝箱
③中ガチャ宝箱
④強ガチャ宝箱
⑤罠ガチャ宝箱
⑥ミミック

①中身固定宝箱（ノーマル宝箱）

これがバランスブレイクを防ぐ、キーの宝箱になります。

ゲーム中、このシーンでこのアイテムを渡したい・・・って場合は
この①の宝箱を使います。
これにより例えば、「金のカギ」を渡したいシーンで
「金のカギ」をプレイヤーに提供する事が出来ますので
これをうまく配置することにより、ゲームバランスを適切に
保つことが可能になります。

武器防具なども、基本的にはこの形式で配置いたします。

②弱ガチャ宝箱

この宝箱の中には、
「少量のお金」
「弱い消費アイテム」
が、6～7段階の乱数で、入っております。

これにより、アクセント程度のメリットをランダムにユーザーに
提供することが出来ます。

③中ガチャ宝箱

この宝箱の中には、
「そこそこのお金」
「ちょっと貴重な消費アイテム」
が、7～8段階の乱数で、入っております。

これにより、中程度のメリットをランダムにユーザーに
提供することが出来ます。

④強ガチャ宝箱

この宝箱の中には、
「大金」
「かなり貴重な消費アイテム」
が、8～9段階の乱数で、入っております。

これにより、大きなメリットをランダムにユーザーに
提供することが出来ます。

⑤罠ガチャ宝箱

この宝箱の中には、
強ガチャの中身と同時に
様々な状態異常になる罠も乱数で仕込んであります。

これにより、ゲーム中盤以降、宝箱を開ける事に
ある種のドキドキ感を、プラスしております。

⑥ミミック

これも、中身固定宝箱の一種かもしれませんが
ミミックが登場する宝箱になります。

こんな感じで６種類の宝箱を用意する事により
最初の仕込みは、多少手間にはなりますが、
その後の作業が格段に楽になると思います。

この時、それぞれの種類の宝箱の見た目も、差別化したりすると
見た目でどの宝箱か判別しやすくなるので
そこもいろいろ試してみていただければと思います。

以上、まだまだ初心者ツクラーですが
自分が役にたった、プチテクニックをご紹介させていただきました～＾＾