こんな感じで背景を描いてます。

ども、サークル土塊（つちくれ）の堀井です。

今回は自分がどんな風に背景を描いているか、ちょこっと紹介したいと思います。
今の絵描きは「絵師」なんて名乗って、キャラクターしか描きません・・・
って人も多いので、需要はないと思いますが
「へーーー、こんな風に背景って描いてるのね」
って感じで読んでいただけるとありがたいです。

ちなみに、今回ご紹介するゲームは、ある市販のゲームとして
使われた背景になります。
どのゲームに使われた背景かわかる人はいるかな？

では、スタートです。

まずはこんな感じでラフを描きます。
ラフの制作時間は、10～15分ぐらいでしょうか？

ほぼ、左右対称な絵ですし、複雑なオブジェクトもないので
仕事としては、イージーな部類になります。

で、このラフでＯＫをもらったので
次の作業にうつったものがこちらになります。

というか、完成した絵になります。

完成まで、１日～１日半ぐらいの感じだったと思います。
基本的にほぼ左右対称な絵だったので、仕事としては
簡単な部類の仕事だったと思います。

あれ、線画を描く工程はないの？
と思われた方もいると思いますが、
自分は大抵の背景作成の場合、線画を描く作業はせず

ラフ　→　完成

という作業工程で進めます。
理由は、その方が早く絵が完成するからです。

昔はちゃんと線画も描いてた時期もあるのですが
パースの事をちゃんと理解し、頭の中で、すべてのオブジェクトの
立体感を想像できるようになると、線画を用意しなくても
絵が完成すると気が付いてからは、線画を描く作業が必要なくなり
背景を描く時間がグッと短くなりました。

ただ、もっとアニメよりの背景を描く際は
線画も絵の一部として必要になるので、その際は線画を用意したりしますし
外部の会社とやり取りする際は、線画でのクオリティーチェックも
入る場合があるので、その時はちゃんと線画も描いたりします。

・・・だからなんなんだ？　という話題でしたが
皆さんがゲームやアニメを見る際に、後ろに描かれている背景は
こんな感じで描かれてるんですよ～という事で記事にさせていただきました。

需要がありそうでしたら、またいつか記事を書かせていただきます。
ではでは～＾＾