StudioT916 2023/11/18 22:29

ノベルゲームの縦書きと横書きの話 その2(那月サブロー)

はじめに

皆様お疲れ様です、演出担当の那月サブローです。
演出の話やそもそもUIの話はあまり儒要が無いような気もしますが気にせずにつらつらと書いていこうと思います。

前回からのおさらい

今回も前回に引き継き、縦書きと横書きの話のお話をしていこうと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ
前回はX(旧ツイッター)で見つけた面白いお話を最後に取り上げました、
『横書きと縦書きで人の認知能力が変わるのでそれぞれに合わした使い方が良い』
という感じでここになにかヒントがありそうだぞ、という所で終わっていました。

いいアイデアは出たのか?

結論から言うといいアイディアは出ました。
ただそれが現在制作中のアインザッツⅡに反映されるかというとちょっと難しいかなという所です。
それぞれ出たアイディアとアインザッツⅡと合わない部分をご紹介します。

左右にテキストエリアを配置する方法


これは先週のミーティングの時に上がった案でテキストエリアを左右に分けて、左の人が喋っているときは左にテキスト表示(左画像)、右の人が喋っているときは右にテキスト表示(右画像)してしまおうというものです。
これかなり画期的ですよね、前回お話した縦書きのUIで問題になっていた視点がテキストのほうに寄ってしまって反対側に目がいかなくなってしまうという点をスマートに解決してくれてます。
これ個人的にめっちゃ好きです応用性高いですしシステムもシンプルに作れそうなのもポイント高いです。

上の案がなぜアインザッツⅡに採用できないか

採用できない理由は大きく2個あります。

一つは画面に収められる人数が2人に適しすぎている点です。
また画面に3人の人がいた場合真ん中の人のテキストエリアが左右と遠くなってしまいます。
アインザッツⅡはキャラクターの登場数も多いですからその部分の兼ね合いが難しいのでは?となりました。
まぁ、だったら3人目以降の人は画面から出して常に画面に2人しかいないようにするという手もあるのですがそれだと今度はキャラを多く出すという作品の長所が減ってしまいます。

二つめはテキストが左右に次々と表示されるとプレイヤーが読みづらさを覚えるのではないかという点です。
アインザッツⅡはノベルに寄った内容で読ませる文章を主としています。
シンプルに左右の表示に慣れていない場合にプレイヤーのストーリー読解に影響が出るのではないか?長文に合っていないのではないか?という部分ですね。

こんな感じで残念ながらアインザッツⅡには影響しませんが良いアイディアは生まれていました。
アイディア自体はすごい面白いので、文章が軽くてキャラ数が2人までのゲームを作るときはこのUIで是非やってみたいですね。

おわりに


アインザッツⅡのテキストエリアはこの形で進んで行くと思います。
キャラの顔アイコンのところは現在調整中なのでそこがちょこっと変わるかな?って感じですね。コミケにも受かりましたので一層引き締めて行きたいと思います。

那月サブロー

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