脂肪ノ文庫 2023/11/01 22:36

死刑台のコルフェとクロノ・マギアーズ あらすじ (随時追加要素を追記予定)

2523年、日本―――

父はタイムマシンの研究をしていた。
子供ながらに夢膨らむ研究をしていた父が大好きだった。
家にほとんど帰ってこなくても、帰ってきてた時には抱きしめて愛してると笑顔で呼びかけてくれる父が大好きだった。
不登校になってしまった時も、必ず味方でいてくれた父が大好きだった。
小学校の頃、お母さんが病気で亡くなって毎日泣いていた時も、元気づけてくれた父が大好きだった。
だけど―――――



ある日、研究所の爆発により、父・エニデラ・マクナカリスを失ってしまった少女、サツキ・マクナカリス。
墓参りを終え、途方に暮れていたところを、突如謎の時空の歪みと爆発に巻き込まれ―――サツキは世界から姿を消してしまう。


――――ふと気づいたら、サツキの体と魂は、どこでもない、時間も空間も存在しない、時空の流れを彷徨っていた。
激痛と苦しみに揉まれながら、何日過ぎたかも忘れたころ―――サツキは激しい時空のエネルギーの渦に巻き込まれてしまう。


時空の流れから抜け出そうと藁にも縋る勢いでかすかな光をつかみ、
時空の流れを抜け出し、降り立った世界は―――――――


日本で言うところの『魔法』が当たり前に存在する異世界、エティシアル大陸。
そして、サツキは時空の渦に巻き込まれたことにより―――
望まずして、『時間と空間を操る力』を手に入れてしまった。


サツキは生きようと必死にあがくが、このエティシアル大陸は時空の力を持つサツキを受け入れることはなかった。


なぜならば――――――
そこは、時間と空間を喰らい尽くす怪物、「時喰」と呼ばれる生物が跋扈する惨憺たる世界。


物語はサツキの心の傷の回復を待たずして進み、
サツキは想像を絶する絶望と残酷な運命に巻き込まれていく。

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