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2023年 10月の記事 (2)

絶対パンツ見えますよねって丈のスカート

キャラクター設定の一つに、「文法的に正しい言葉を話すか否か」っていうのがあるんですけど、逆に「文法的に正しくない言葉を話す」って難しくね? と思いながらいつもプロフィール埋めてるんですが、最近ふとタイムラインを見てたら感じたんですよね。

文法的に正しくない言葉を話す奴、いるわ。

いや、厳密には文法がどうっていうわけではないのかもしれません。
その不自然さは脈絡のなさと説明不足からもたらされるもののように感じられます。
実例を見てみましょう。

<支離滅裂なユーザーのツイート>
「上野動物園安いから好きヘビクイワシも居る」
「プレーリードッグはずっと動いてるし、猿山じゃないほうに入れられてる猿はずっと泣いてるし、バードハウスはまぁまぁ臭い」
「ゾウは東武動物公園の方が勝ち。あっちはうんこ投げてくれるから」
「駅降りるの間違えなかったけど駅降りてからこっちかな~で歩いたら真逆だった。良かった。地図が読める人間で」

これすごくないですか? キャラ立ちすぎですよね? どうすればこんな素敵な台詞が出来上がるのか考えてました。

1.脈絡のなさ
>「上野動物園安いから好きヘビクイワシも居る」
「安いから好き」からの「ヘビクイワシも居る」という前後の繋がりのなさで驚きを誘います。
リーズナブルさを訴求するのかと思いきや突然のヘビクイワシという具体的かつユニークなワードのチョイスで個人的好みをアピールするという一足飛びの展開でスピード感を演出します。

2.情報不足がもたらす豊富な情感
>「プレーリードッグはずっと動いてるし、猿山じゃないほうに入れられてる猿はずっと泣いてるし、バードハウスはまぁまぁ臭い」
「ずっと動いてる」、「猿山じゃないほう」、「まぁまぁ臭い」など、断片的な情報を抜き出すことで読者に書かれている以上のことを想像させます。動いてる(視覚)、泣いてる(聴覚)、臭い(嗅覚)と五感に訴えているのもポイント。これは天才的な一文ですね。Jロックの歌詞かと思ってググりましたが、どうやらオリジナルの模様です。未来のシンガーソングライターかな?

3.常軌を逸するキーワード
>「ゾウは東武動物公園の方が勝ち。あっちはうんこ投げてくれるから」
「勝ち」というコメントからグッドポイントを評するのかと思いきや「うんこ投げてくれるから」と社会通念上どう考えてもマイナスなポイント賞嘆していくマジキチスタイル。これは頭のネジがダース単位で外れてないと叩きだせないフレーズです。

4.説明の省略により矛盾を演出
>「駅降りるの間違えなかったけど駅降りてからこっちかな~で歩いたら真逆だった。良かった。地図が読める人間で」
真逆の方向に歩いていたのに地図が読める人間とはこれいかに? 迷っちゃったけど地図開けば正しい道を歩いて行けるということなのでしょうが、この説明をあえて省くことで読者に一瞬驚きを与えることができます。巧妙な倒置により成せる構文です。

以上、4点です。文章からあえて可読性を失わせることでもたらされる魅力があるのかもしれません。

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横須賀海軍基地の戦艦三笠に乗ってみました

横須賀海軍基地へ行ってきました。

ちなみに前回のカレーコロッケのシルエットがこちら。
同じ艦影ですよね。

かつて日露戦争で活躍し、その後佐世保で沈んだあの艦と同じ三笠です。

※今ここでテセウスの船を論じるのは禁じます。

見張り台には登れませんが、かなり遠くまで見通せそうです。

そして艦橋からの景色。

六時の方向に船影視認!

秋山真之の名言「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」が書いてあります。

執務室。

お風呂。

長官公室。

奥には砲塔。いや、砲座?

食堂です。

以上、三笠ツアーでした。

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