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2021年 09月の記事 (2)

東京チカラめしは、かつて存在した日本の飲食店

今回は東京チカラめしの思い出について語ります。

2011年開業。
100店舗以上あった東京チカラめしは2012年をピークに急激な衰退の一途を辿り、2021年6月時点では残り3店舗しかありません。
その残り3店舗のうちの一つは、大阪日本橋にあります。

急速に拡大した東京チカラめしは、2014年には早くも衰退の兆しを見せていたようです。
一時はあれほどまでにもてはやされていたはずの東京チカラめし、一体何がいけなかったのか。

まず店内が汚い。油でギトギト。
飯がまずい。米がパサパサ。
肉は大味で脂っこい。
あと水がレモン水。

私が食べてみた感想はこんなものでしたが、他にも料理の提供が遅いなど、要するに急速な拡大に比して従業員の教育が追いついていなかった模様です。店内が汚いのもそのせいですね。

元々、価格帯としては大手牛丼屋チェーンの市場を奪おうと企図されていたものでした。
しかし牛丼屋というのはあの規模だからこそできるあの価格と、連綿と受け継がれるノウハウによる店舗運営があったわけです。ああ見えて意外と参入障壁は高かったみたいですね。
そもそも、肉をわざわざ焼くっていうのがね。焼き牛丼というコンセプトは悪くなかったけど、それを実現するにはさらなるイノベーションが必要だったのかもしれませんね。

ブーム当時はネット上で盛んに取り上げられ、ステルスマーケティングと疑われていました。
真偽は不明ですが、民主党政権当時はTPPの件も取り沙汰されておりました。
貿易協定により割を食うことを嫌った農家が保険や医療などに話題を拡大させてネット上で大いに情報工作していたのです。
今でもググると電子の海にはその残骸が漂っています。
某ゲームメーカーの工作員の噂などは'00年代前半からありましたが、ネット上の情報に踊らされないよう、ますますメディアリテラシーの試される時代となってきましたね。

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文教堂向ヶ丘駅前店は、かつて存在した日本の本屋

本屋はインフラ。
住むなら駅前に本屋が一軒はある街に住みたいものです。
それがちょっと頼りになる大きさのある店ならなおよしです。
生活圏内に本屋があるというのは、とても心強くて安心できるものなのです。

私にとって文教堂は、まさにそんなお店でした。
同じフロアで隣はゲオと繋がっていて、学校の帰りに友人と一緒に立ち寄って夕方の時間を楽しめるようなワクワク感がそこにはありました。
出入り口付近にはバーミヤンがあって、合宿の帰りにここで夕食をともにした覚えがあります。

私もこの土地に住みながら、文教堂ではたくさんの本を買いました。

月日とともに、積み重ねてきました。

それが今や、ご覧の有り様。

文教堂もゲオも、もう跡形もありません。
残っているのは、バーミヤンだけ。

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