ティラノビルダーでタイトル画面にコンフィグボタンを追加する方法の備忘録。

今回はティラノビルダーでタイトル画面にコンフィグボタンを追加する方法の備忘録です。

ちなみに。
プレイ画面内にコンフィグボタンを追加したい場合は、ビルダーでプロジェクト＞UIデザインツールを開き、パーツの一覧からコンフィグを選んでパーツの追加を押し、好きな場所に配置して適応するを押します。

公式UIカスタマイズ説明ページ↓

https://b.tyrano.jp/tech/page/ui

しかしこれでは、タイトル画面にコンフィグは追加出来ません。
そして「タイトル画面で最初に音量やテキストスピードを設定したい！」というプレイヤーさんもいらっしゃるようで。

で。

タイトル画面からコンフィグを呼び出そうと思います。

①title_screen.ksにタイトル画面に表示させるコンフィグ用の画像ボタンを配置して、title_screen.ks一番下にラベルconfigを作り、画像ボタンのターゲットをラベルconfigに設定して飛ばします。

順番としては

「画像ボタン」
「停止」
「ラベル」config

②ラベルconfigの下に次のティラノスクリプトを記述します。

ティラノスクリプト
[sleepgame storage="config.ks"]

プレビューを押してみると……。

出来た！！

開くとこんなおどろおどろしい感じに（笑）
デフォルトの画像を差し替えるだけでも、大分雰囲気が変わります。
オンカーソル時のSEや画像設定もしたのですが、とりあえず今回はここまで。

参考画像「呪いのビル」より。

素材
写真素材足成
http://www.ashinari.com/
イラストAC
https://www.ac-illust.com/
fub工房
https://www.fub-koubou.work/
「水面字」

ティラノビルダーで名前入力時デフォルト名を入力欄に入れる方法の備忘録。

ティラノビルダーでプレイヤーに任意の名前などを入力してもらい、ゲーム内で表示させる方法は、公式で説明されています。

ティラノビルダー公式ヘルプ↓
https://b.tyrano.jp/tech/page/text

が。

そのままだとテキストボックスは最初から空欄で表示されるため、デフォルト名などの表示が出来ません。

そこで、ティラノビルダーの入力欄にデフォルト名を表示をさせてみたいと思います。

まずは、ビルダーでの入力欄表示のおさらいから。

①ビルダー左上の「プロジェクト」＞「変数管理」で変数名（itininsyou）を作る

②次の順番でシナリオ内に配置する

「ラベル」inputstart
「改ページ」（戻って来た時に画像ボタンを消す）
「テキスト入力」代入変数itininsyou横330縦165幅140高さ40フォントサイズ20最大文字数4

「画像ボタン」（OK）ストレージscene1.ksターゲットinputitininsyou（分岐ボタンは使えないので、png画像のボタンを自分で用意して下さい）
「停止」
「ラベル」inputitininsyou
「入力コミット」
「改ページ」
「ジャンプ」scene1.ksinputok（実行条件指定A itininsyou 定数空欄　条件AとBが異なる場合）←空欄でなければ先へ進める

「テキスト」で空欄の場合再入力を促す

あなたの一人称を入力して下さい。

「ジャンプ」scene1.ks*inputstart（空欄の場合inputstartへ戻して再入力画面へ）

「ラベル」inputok
「ティラノスクリプト」で名前の確認

あなたの一人称は[emb exp="f.itininsyou"]でいいですか？[p]

「画像ボタン」（はい）ストレージscene1.ksターゲット*itininsyouok

「画像ボタン」（いいえ）ストレージscene1.ksターゲット*inputstart

「停止」
「ラベル」itininsyouok
「改ページ」（画像ボタンを消す）

③シナリオでmacro.ksを作り、scene1.ksの最初でティラノスクリプトで呼び出す
[call storage=macro.ks target=*start]

macro.ksの中身

「ラベル」start
[macro name="f.itininsyou"]
　#&f.itininsyou
[endmacro]
※ティラノスクリプト
[macro name="f.itininsyou"] [emb exp="f.itininsyou"]
[endmacro]

※シナリオ内で名前欄に表示する時は
　#&f.itininsyou

テキスト内で表示する時は
[emb exp="f.itininsyou"]

とテキスト表記する。

これで名前入力のおさらいはお終い。
名前入力画面はこんな感じになります。↓

素材：びたちー素材館、Pixabay

ここからビルダーで入力欄にデフォルト名を表示させるように変更します。

②の三番目にあった「テキスト入力」の部分を次の「ティラノスクリプト」に置き換えて記述します。

[edit name="f.itininsyou" left="380" top="185" width="200" height="40" initial="わたし"]

プレビューで表示させてみると……。

出来た！！

名前と名字に分けるとか一緒に表示させるとかも技術があれば出来るんだろうけど、自分には難しかったので、とりあえずここまで。

なお、この度は、如月燎椰/闇黒天使様の「如月流の変数のアレ（ティラノスクリプト）」の記事を参考に、ビルダー用の記事を書かせて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。

ティラノスクリプト用参考記事↓
https://ci-en.net/creator/10227/article/687226

※2023/1/17 16:40追記！

あ、文字サイズと文字数制限が抜けてた。このままだと文字数大量投下が出来てしまう。

文字サイズ指定
size="28"
最大入力文字数指定
maxchars=8
でもう一度。

[edit name="f.itininsyou" left="380" top="185" width="200" height="40" size="28" maxchars=8 initial="わたし"]

これでウィンドウから文字があふれなくて済む……筈。

「月光の約束ー異世界の旅路外伝2ー」進捗報告。

今回は前回の備忘録で画像を使用した、現在制作中のフリーゲームの宣伝を兼ねて、進捗報告を。

ファンタジーADV「月光の約束ー異世界の旅路外伝2ー」ティラノビルダーで制作中！

幼なじみとの約束を胸に十年ぶりに故郷の街へ帰ってきた主人公は、聞き慣れない不穏な噂を耳にする――。
主人公は約束を果たすことが出来るのか――？

今度こそ短編…予定…。コンプ1時間位で…多分…。
（30分の短編を…でコンプ2時間30分作品になった歴史あり）

https://youtu.be/m65xypSbbPc

前作本編はこちら↓
「異世界の旅路R～時空を超えた交響曲～」

異世界の旅路外伝1はこちら↓
「異世界の助っ人！！ー異世界の旅路外伝ー」

※今作は外伝2となっておりますが、前作「異世界の助っ人！！ー異世界の旅路外伝ー」は未プレイでも全く問題ありません！！

進捗状況。

現在バッドエンド2種類、ノーマルエンド2種類までシナリオ＆仮組み終了。
ノーマルエンドは後2種類追加予定。

そして、今回は
①「主人公の一人称（わたし、俺など）」
②「幼なじみの呼び方（幼なじみの名前や愛称）」
③「幼なじみの主人公の呼び方（主人公の名前や愛称）」
④「幼なじみの一人称（私、僕など）」
の四つをプレイヤーに入力させるというある意味面倒くさい仕様。
プレイ予定の方は今から考えておくと良いかも……？

↑「呪いのビル」の時は「一人称」を入力って書いたら実況でことごとく「名前」を入力して「自分を名前呼び」する方々が続出したので、一応注意書きを入れてみた。

※画面は開発中のものです。

素材：びたちー素材館、Pixabay

気になる方は「いいね！」を押して応援してくれると木に登る（制作スピードが上がる）かも知れないのでよろしくお願いします！！

TIPプラグインをビルダーで導入する方法の備忘録2。TIPリスト表示方法編。

前回の続きです。

今回はゲーム画面上にTIPリストを表示させて、いつでもTIPが確認出来るようにしてみます。

①ビルダーでシナリオtip_list1.ksを作ります。（シナリオ名は解りやすければOK）

②tip_list1.ksの中にラベルtip_listを配置します。

③その下に次のティラノスクリプトを記述します。
[tip_list]

④ビルダー上にTIPリストを表示させるティラノスクリプトを記述します。
TIPリストを表示させたい場所に以下のティラノスクリプトを書いて下さい。

[button target=*tip_list storage=tip_list1.ks fix=true role="sleepgame" exp=”TYRANO.kag.menu.displayTiplist()” hint=TIPリスト x="810" y="10" graphic=label_tips2.png]

解説
button targetで①で作ったシナリオtip_list1.ksのラベルtip_listに飛ばして[tip_list]を呼び出します。

[tip_list]を開くには"sleepgame"にする必要があります。正直良く解らないのでコピペしました。

hintは必須ではありません。PCでオンカーソル時に任意の文字を表示させるだけです。

x="810" y="10"……TIPリストを表示させたい位置を数値で指定します。xが横位置、画面向かって左側が0～右に行く程数値が増えます。yが縦位置で画面上側が0で下に行く程数値が増えます。x="810" y="10"の場合画面右上に表示されています。
画面の大きさにもよるので、好みの場所に表示させて下さい。

解説
graphicでTIPリストとして表示させたい画像を指定します。今回はデフォルト画像label_tips2.pngです。

プレビューで確かめて見ると……

出来た！！

（出来なかった場合はどっか説明が足りないのかも知れないです……）

機能的には、TIP内の文章にさらにTIPを入れたりも出来るようだけど、とりあえず今回はここまで！
お疲れ様でした！

TIPプラグインをビルダーで導入する方法の備忘録。

めも調（hororo）様のティラノスクリプト用　TIPプラグインをティラノビルダーで導入した時の備忘録。
超初心者向けに行きます。（自分用に）
とりあえずコピペすればTIPが出せるように書きます！

①まず、TIPプラグインをDLして解凍します。

自分はBOOTHで0円、ver4.06をDLしました。

DLページ↓
https://memocho.booth.pm/items/2470491

②ビルダーにて、myproject/作品名/data/others/plugin に 解凍した「tip」フォルダを入れてください。

③data/scenario/system 内の plugin.ks または plugin_third.ks （どっちでもいいけど自分は両方に書いた）を
テキストエディタ（何でもいい）で開き、次のプラグイン読み込みコードを記述します。
[plugin name=tip]

※自分は「Visual Studio Code」という無料のソースコードエディタを使いました。

エディタDLページ↓
https://code.visualstudio.com/Download

④ExcelなどでTIPの内容を書きます。（最近のExcelならファイルの種類も大丈夫のはず）
A列1行目にkey、B列1行目にtitle、C列1行目にtip、D列1にtip2と入力。（全て半角英数）
keiはビルダー内でTIPを呼び出す時の名前で半角英数のみ、title（ゲーム内で表示される単語名）とtip（説明内容）は日本語OK。

※一つのTIPは改行せず1行で書いて下さい。

⑤ファイル名tip_data.csv（デフォルト名）、ファイルの種類CSV UTF-8(コンマ区切り)で保存してcsvファイルを作成します。

⑥csvファイルをビルダーのdata/others/plugin/tip/csv/ に保存します。

※ここからはビルダーででTIPを実際に呼び出す方法です。

⑦[tip] を表示させる部分は「ティラノスクリプト」で表記すること。

例
[tip key="setunarusinnonegai"]切なる真の願い[endtip]

※個人的小ネタ
重要な単語のためフォントの色を変えたい時は[tip]指示を挟むように色指定を表記します。

[font color=0xffa500][tip key="setunarusinnonegai"]切なる真の願い[endtip][font color=0xffffff]
（フォント色替えの指示の外側に[tip]指示を表記するとTIPが機能しないので注意！）

なお、ルビ表記は挟んでも大丈夫でした。
[font color=0xffa500][tip key="tokiwowatarumono"][ruby text=と]時[ruby text=き]空を[ruby text=わた]渡る[ruby text=も]存[ruby text=の]在[endtip][font color=0xffffff]

出来た！！

※個人的小ネタ
ビルダーの設定でテキストの入力モードを「行末にクリック待ちと改ページを挿入[p]」や「行末にクリック待ちと改行を挿入[l][r]」にしてる方は、ティラノスクリプト表記の最後にクリック待ちの[l]や改ページの[p]を入れ忘れると当然クリック待ちも改ページもされずに進むので注意。

※全てのTIPテキストにマークを付ける場合は
[plugin] タグに mark=true を指定します。

ティラノスクリプトで表記
[plugin name=tip mark=true]

画面右上にTIPリストとかもあるけど、とりあえずここまで。