ノベルゲームの縦書きと横書きの話 その２(那月サブロー)

はじめに

皆様お疲れ様です、演出担当の那月サブローです。
演出の話やそもそもUIの話はあまり儒要が無いような気もしますが気にせずにつらつらと書いていこうと思います。

前回からのおさらい

今回も前回に引き継き、縦書きと横書きの話のお話をしていこうと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ
前回はX(旧ツイッター)で見つけた面白いお話を最後に取り上げました、
『横書きと縦書きで人の認知能力が変わるのでそれぞれに合わした使い方が良い』
という感じでここになにかヒントがありそうだぞ、という所で終わっていました。

いいアイデアは出たのか？

結論から言うといいアイディアは出ました。
ただそれが現在制作中のアインザッツⅡに反映されるかというとちょっと難しいかなという所です。
それぞれ出たアイディアとアインザッツⅡと合わない部分をご紹介します。

左右にテキストエリアを配置する方法

上の案がなぜアインザッツⅡに採用できないか

採用できない理由は大きく２個あります。

一つは画面に収められる人数が２人に適しすぎている点です。
また画面に３人の人がいた場合真ん中の人のテキストエリアが左右と遠くなってしまいます。
アインザッツⅡはキャラクターの登場数も多いですからその部分の兼ね合いが難しいのでは？となりました。
まぁ、だったら３人目以降の人は画面から出して常に画面に２人しかいないようにするという手もあるのですがそれだと今度はキャラを多く出すという作品の長所が減ってしまいます。

二つめはテキストが左右に次々と表示されるとプレイヤーが読みづらさを覚えるのではないかという点です。
アインザッツⅡはノベルに寄った内容で読ませる文章を主としています。
シンプルに左右の表示に慣れていない場合にプレイヤーのストーリー読解に影響が出るのではないか？長文に合っていないのではないか？という部分ですね。

こんな感じで残念ながらアインザッツⅡには影響しませんが良いアイディアは生まれていました。
アイディア自体はすごい面白いので、文章が軽くてキャラ数が２人までのゲームを作るときはこのUIで是非やってみたいですね。

おわりに

那月サブロー

ノベルゲームの縦書きと横書きの話 その１(那月サブロー)

はじめに

主に演出を担当しています、那月サブローです。
今現在鋭意製作中のアインザッツの中で感じた事や思ったことなどをつらつらと書いていこうと思います。
自身の備忘録的な意味合いもあるので分かりづらいかもしれませんがお付き合い頂けると嬉しいです。

今回はテキストの表示エリアについて

今回はゲームUIの中でも基本的でとても重要な、テキストの表示エリアについて書いていきたいと思います。

そして先週のミーティングの時に面白い意見を貰いました。
「左側にあるテキストエリアの文章を読んでいると右のキャラクターを見ている余裕がないのではないか」
というものでこれは自分にはまさに目から鱗で納得で、ずっと作ってて麻痺してしまっていたなと実感しました。ありがたい意見でした。
そしてその中で現状のテキストエリアの上にキャラクターの顔を表示するものを作れないかという話が出ました(下の画像)。

ヒントになりそう？

そんな中作業していたらX(旧ツイッター)で面白いものを見つけました。

https://x.com/HizenHumitoshi/status/1677288518354341888?s=20
要約すると
『横書きと縦書きで人の認知能力が変わるのでそれぞれに合わした使い方が良い』
というもので縦書きと横書きのメリットデメリットを簡潔に示していたこのポストは課題解決へのヒントを含んでいそうだなぁとなんとなく感じました。

とはいえ素晴らしいアイディアはそんな簡単に降って来ず現在も無事奮闘中です。

おわりに

まだまだテキストエリアの制作は途中ですが、よりアインザッツに合った良いものにして行きたいので今後もブラッシュアップを続けていきたいと思います。

那月サブロー