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2020年 05月の記事 (4)

新型コロナウイルスについて 2020年5月26日10時現在

新型肺炎の情報から19週間(133日)ほど経ちました
現時点で分かっていることをまとめてみたいと思います
(忘備録としての意味も含まれています)


ここ最近、新たな話題が無く、テレビをつければ「この先の経済がー」と不安を煽る報道しか見かけないので、テレビ離れが進んでいます。

YOUTUBEの配信のハードルが下がったとの話なので色々思考錯誤中。
手始めにブラウザゲームの配信をしてみましたが、かなり簡単に出来るんですね。
あ、COVID19関係ないや。

25日付けで日本全国の緊急事態宣言が解除されました。
学校の休校も終わったようですね。
緊急事態宣言が解除された翌日には東京では人身事故のため、電車が遅れているようですが、早くも日常が戻って来たようです(皮肉)。

これで遊び呆けれるぜ! と思ったのか、
国内旅行の半額補助やプレミアム付き食事券、7月下旬開始へ…予算1・7兆円確保
https://news.livedoor.com/article/detail/18311986/

ブラジルみたいに第二波が来ても経済優先するのかと思うぐらいです。
以前述べたピークカット戦略の話を思い返してみると、
https://ci-en.net/creator/3684/article/230895
集団免疫を獲得するためには3年間かかるという予測があり、約3か月間、自粛生活をさせてみたら予想以上に経済的損失が大きく、方向転換したとも考えられます。
確かに今の自粛生活ではストレスも体重も血糖値も上がりますから。

決して危機管理能力の無い新型コロナ対策担当大臣が経済再生の下、技術者の言うことを聞かずに推し進めたということは無いですよね?


そろそろウチの感染症の新刊も刷り上がる頃だと思いますが、イベントがことごとく中止になっているため、メロンブックスさまで手に入れてください。
https://ci-en.net/creator/3684/article/277972

刷り上がって頒布出来るようになったら、改めてアナウンスします。

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【がんばろう同人!】【エアコミケ(出遅れ)】新刊告知

話題のCOVID19(新型コロナウイルス)・・・は専門書に譲るとして、本書は「感染症の基礎の基礎」としてこれぐらいは知っててほしいという内容を詰め込みました。
あれこれ詰め込んだら64ページにもなってしまいました。

長期戦が見込まれるため、知識を付けて正しく怖がってください。
一部専門的な話がありますが、中高生の学力で読めるぐらいにしたつもりです。


コロナ憎し!という人は是非
彼を知り己を知れば百戦殆からず

(2021.1.11追記)
首都圏に二度目の緊急事態宣言が発令され、しばらく同人誌即売会が出来ない状況が続くと思いますので、通販での入手手段を記しておきます。
くすり屋の良佳さん 感染症の基礎の基礎知識【がんばろう同人!】【エアコミケ(出遅れ)】(カエルのきもち)の通販・購入はメロンブックス https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=671595

------追記分、ここまで------

以下内容

ウイルスと細菌と真菌の違い
DNAとRNAの違い
PCR検査とは?
偽陽性・偽陰性(PCR検査をやるべきか否か)
肺炎とは?

感染経路
マスクの使い方
国などからの啓発ポスター
消毒薬と抗菌スペクトル(あと擬人化)
町中で見かけた商品や対策

言葉の意味
不要不急とは?
医療崩壊とは?


擬人化は自分ひとりでは時間がかかり過ぎるため、河南あすか(りりかるまじかる)様、haya(鮠乃屋)様に依頼しました。

表紙はこんな感じ

中身はこんな感じ



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新型コロナウイルスについて 2020年5月14日10時現在

新型肺炎の情報から17週間(119日)+3日ほど経ちました(月曜日に更新忘れたため)
現時点で分かっていることをまとめてみたいと思います
(忘備録としての意味も含まれています)


ここ2週間ぐらいでマスクや消毒液の需要が極端に減った気がします。

マスクが溢れていると言う話も聞きますし、sharpさんが供給可能になったので、生産が追い付いてきたという現れもありますが、何より政府からの布マスク二枚(通称アベノマスク)の影響で転売目的に抱えていた業者が慌てて売りに出した。という見方も出来ます。
布マスクの作り方も話題になっているので、マスクの在庫不足は解消できたと思います

次に消毒薬です。薬局にはなかなか入って来ないのですが、雑貨屋さんにはチラホラ見かけますね・・・
先週お伝えした「NaClOに酸を加えてHClOと言って売っている商品」もそうですが、https://ci-en.net/creator/3684/article/258798
「アルコール配合」と書かれているけど消毒作用としてはどうなの???
という商品が多いように思えます。

濃度の見分けはある程度ならパッケージで判断出来ますが(詳しくは同人誌で)
見かけた商品は引火性などの表示がなく、60w/w%以下の商品しか見当たりませんでした。
中にはエタノールが入っておらずに・・・という消毒作用としては怪しい商品もあったのでパッケージを見てみると・・・・

「洗浄剤」の文字
つまり、消毒薬と思い込んで話を進めていたけど、商品としては「洗浄」するだけで殺菌作用はありません。
消毒薬だと思っていた商品は洗浄料だったというオチ。
洗浄するだけなら水道水で十分ですので、わざわざ高い金を出して買うのはどうかと思います。。。。
(第一、「ジェル」で「洗浄」出来るのか???)
以前、アルコール消毒ジェルと書いてアルコール濃度を偽っていた商品がありましたので参考までに
https://ci-en.net/creator/3684/article/247054

お店の人も気付かずに消毒コーナーに並べていると思います(販売元がウイルスに効くと言って販売している可能性も高いですね・・・)

何処産か確認してから買うことをお勧めします。
(中国人がわざわざ日本に来て爆買いした理由にも繋がります)


という訳で、洗浄目的なら手洗いで十分です。
当店でも固形石鹸はまだまだ在庫がありますので、厚生労働省が啓発している方法で手洗いをしてください。

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新型コロナウイルスについて 2020年5月4日20時現在

新型肺炎の情報から16週間(112日)ほど経ちました
現時点で分かっていることをまとめてみたいと思います
(忘備録としての意味も含まれています)

気になる消毒薬をスーパーで見かけたのでちょっと調べてみました。
商品は次亜塩素酸ナトリウムにpH調節剤を入れて弱酸性とし、素肌に使っても肌荒れしないでウイルスに対する殺菌効果がある・・・・という商品です。
という風に思わせる商品で、実際には人に使うとは書いてなかったかも知れません。

化学をやったことのある人なら、次亜塩素酸ナトリウム(商品名:ハイター)はアルカリ性で希釈して使い、肌に付くと強アルカリのため皮膚が溶ける。酸と反応して塩素ガスを発生する。そのため、「混ぜるな危険」と書かれている・・・・。

ということは基礎知識として持っているでしょう。
そもそも弱酸性にすれば無毒化出来る成分であれば、何故わざわざ強アルカリ水溶液で販売しているのか? ということに矛盾を感じるはずです。


とりあえず、その商品がどのような商品なのか、サイトを見てみることにしてみましょう。。。。
https://www.pureson.co.jp/zia-no-chikara/


読んでいてふと疑問に感じたのがこのイラスト。

酢酸に次亜塩素酸ナトリウムを加えると、塩素ガスが発生し、有効性もなくなります。
というか、次亜塩素酸ナトリウムはpH11を切ると安定性が無くなり、自然分解していきます・・・。
https://www.tacmina.co.jp/library/coretech/279/

2323 追記 と思っていたら、該当する論文を見つけました。pHを調整することで塩素ガスを発生させずに酸性にする方法があるとのことです。

また、次亜塩素酸水に関する記述はだいたいあっているのですが、

>しかしながら、濃度が低いため有機物が存在すると容易に活性が低下する。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/dl/s0819-8k.pdf#search='次亜塩素酸水 次亜塩素酸ナトリウム'

どうやら、オキシドールと同じで有機物質存在下では速やかに分解し、消毒作用が認められないのでしょう。(オキシドールは皮膚に存在するカタラーゼという成分で不活化するため、手指の消毒には用いない)
もっとも、手指には使わずにドアノブなどの無機物に使うのであれば構いませんが。
また、次亜塩素酸水にも次亜塩素酸ナトリウムと同様に漂白作用があったと記憶しているのですが、その辺書かれてませんねぇ・・・(会社によって言ってることがバラバラです)


そもそも治療薬マニュアルにも載っていない消毒薬がパッと出てくることも違和感しかありません。
http://www.chimani.jp/

あと、殺菌力が高い=活性が強い→不安定な化合物→長期保存に向かない
ため、今まで商品として出回らなかった・・・と考えているんですが、違うのでしょうか?



そんなことを思いながらTwitterを見ていたら、面白いサイトを見つけました
http://konamih.sakura.ne.jp/blog/2020/04/30/次亜塩素酸水のミスト噴霧は危険だ/

どうやら、加湿器の中に次亜塩素酸水を入れて健康被害が出た事例があったようです。
企業によっては加湿器に次亜塩素酸水を入れろと推奨している企業もありますが。。。。。きっとマイナスイオンみたいな感じで専門家不在のまま書いちゃってるんでしょうねぇ・・・・

そして真ん中ぐらいに

>実はほとんど水になった次亜塩素酸水が出回っているだろう
あ、ウチと同じ意見だ。リンク先を読んでいただければどういう理由か分かると思います。
そもそも次亜塩素酸ナトリウムを酢酸で中和している時点でおかしい。

その下にもかなりきな臭いことが書かれていますが、ウチとしては先にも書いた通り

「次亜塩素酸水には消毒効果は確かにあるが、一般的な流通に乗せるには分解が早すぎて使い物にならないのではないか?」が一つ目

「次亜塩素酸ナトリウムを中和したものを売っている場合、そのほとんどが有効成分の塩素が抜けてしまい、無害な水になって売っているのではないか?」が二つ目

以上の理由から、当店では次亜塩素酸ナトリウムを中和した弱酸性の消毒薬は置きません。

ただ、本当に効果が無いかは細菌の培養をしていないため、実際に試した訳ではありません
(実験しようと思えば、ジャガイモと寒天買ってきて培地を作って黄色ブドウ球菌(手の常在菌)を培養すれば、ご家庭でも簡単に一般細菌に効果があるかどうかわかるはずです。ただし37℃程度に温度を維持しないといけませんが)

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