孤独な狼と猫 2024/07/12 18:49

VRMの3Dモデルにパーツを付ける

こんにちは

前回に引き続きホコグラ関係の記事です。

3Dキャラクタコンバーター(以下3DCC)ではvrmの3Dモデルを読み込んでホコグラを作成することが出来ますが、今回はvrmに武器などの物を付ける方法について書いていきます。

必要なもの

・お好きなvrmの3Dモデル
これはvroidから作成したものなどが手っ取り早いと思います。
今回は鎧を着た兵士を例に説明していきます。

・VRM PartsAdder
VRMの3Dモデルのボーンに物をくっ付けるツールです。
https://booth.pm/ja/items/3765569
こちらも前回のツールと同じくBoothにて120byte様が公開してくださっています。
寄付も可能です。

以下のソフトは必須ではありません。
テクスチャが無いパーツにテクスチャーを貼り付ける時に使用します。
テクスチャーが貼ってあるパーツを使用する場合は必要ありません。

・Blender
ご存じフリーの3Dモデルソフトです。
テクスチャ貼り付けの作業などは入りますがここではテクスチャの貼り付け方などの説明はしません。

・VRM Add-on for Blender
Blenderにvrmを読み込む為のアドオンです。
URL:https://vrm-addon-for-blender.info/ja/
導入方法は通常のBlenderのアドオンの導入方法と変わりがありませんので今回はその説明は省略させていただきます。

VRM PartsAdder

最初のほうでも挙げましたが今回はVRMの兵士に物を持たせてみます。
まずVRM PartsAdderを立ち上げると次のような画面になります。



まずは左上のメニューから「VRM読み込み」を選択し物を持たせたいVRMの3Dモデルを読み込みます。

そして続いて「パーツ読み込み」を選択して持たせたい物の3Dオブジェクトのファイルを読み込みます。
読み込める形式はFBX,OBJなどBlenderで読み込めるのと同じ形式のものです。
今回はOBJの剣を読み込みます。


すると次の写真のように兵士と剣が出てきますが、剣が大きすぎで場所も足下にあります。
なのでまずこれを小さくします。
左のメニューのチェックボックスには初期状態で「移動」にチェックが付いていると思います。
これはその名前の通りオブジェクトを移動するモードになっているという事です。
これを「大きさ」にチェックするとオブジェクトの大きさを変更するモードになります。
他にも「回転」があります。
これらは読み込んだオブジェクトによって使い分けて操作してください。

操作についてですがここで剣をクリックしてもなにも起きません。
よく見ると下の方に四角いのがありますね。
この四角の矢印を操作して移動したり大きさを変更したり回転させて角度を変更したりします。

剣の大きさを変更し場所を手の所まで持っていきます。

ここまで来たら剣とそれを持つ右手を関連付けます。
今度は右下のメニューを使用するのですが、ここでは指ではなく手の方が良いでしょう。


右手の手のボタンを押すと剣と右腕が関連付けられて本体の右手の動作に剣が付いていくようになります。
それが終わったらVRMを保存してください。

今回使用した剣のパーツはテクスチャーが貼り付いていない物を使用したので次の工程ではBlenderでテクスチャーを貼り付けていきます。
もしテクスチャー付きのオブジェクトパーツを使用していたならばその工程は不要ですので飛ばしてください。


好みでテクスチャーを貼り付けます。

そしてVRMを出力して3DCCで読み込みます。
キチンと兵士の動作に剣が追従して如何にも剣を持っている感が出てきました。

あとはホコグラとして出力すればOKです。
しかし剣などはフレームから横にはみ出したりして剣が欠けたホコグラになったりする事が多いので注意は必要です。
フレームサイズを256×256に変更したり、以前の記事の様に適切なサイズにカスタマイズした方が良い場合もあります。
https://ci-en.net/creator/22492/article/1175457

これを利用すれば剣だけでなく色んな物をVRMのキャラクタにくっ付けることが出来ます。

フル装備の兵士

リザードマン
これは緑の肌の顔を小さくした人間のモデルに被りモノを被せて鎧と尻尾をくっ付けて作成しました。

暗殺者
これも剣を持たせてフードを頭に被せています。
髪の毛がはみ出したりしがちですがそれは被りモノのサイズを調整したりして解決します。

他にも羽根を付けたり、腕にオーラを纏わせたり色々と使い道がありそうです。
以前に紹介した記事と併せるとかなり色んなホコグラを作成する事が出来るようになりますので是非お試しください。

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