C104の振り返り
こんばんは。弊サークルの広報担当、「藤咲かえで」です。
コミックマーケット104、お疲れ様でした~。
えー、弊サークルの頒布数、なんとなんと!
ゼロ部でした。
…
やったぜ。
どうしてこうなった
あれれ、決して人気があったというわけではないものの、数年前に頒布した時はそこまでじゃなかったのに…なんで…?
弊サークルの「オタサーっぽさ」がついにゼロになった説
上の画像やci-enのトップを御覧になればわかるかと思いますが、弊サークルの絵は元々あんまり「萌え絵」っぽくはないです。
とはいえ、数年前までは、それでも、まれに「新刊ください」となったのですが、えー、今回はどうも、一瞥すらされていない、「目に映っても脳が認識していない」といった趣があり、…これはもしや、ついに「場違い」になったというやつではないかなぁと思いました。
つまり、「よさこいソーラン祭りになぜかバレエで参加しようとしてる人(あるいはその逆)」とか、「大手企業の新卒面接にTシャツと短パンで来る人」とか、「そういう枠」に、ついになってしまったのではないかなぁ、と。
コミケ自体は以前は3日間開催だったのが2日間になったり、入場が有料になったりして入場者は一時期に比べれば減っているものの、日本の「オタク文化」そのものは大手広告代理店がよくわからん特集を組むぐらいには拡大し受容する層が増え続け、「サブカルチャー」というよりは「メインカルチャー」に近づいてきています。国際的にも普及し、コミケ会場に広告のあるソシャゲのだいたい半分は海外製です(たぶん…そうだよね?)。
そうして成熟してくると、「様式」とか「それらしさ」いうのがどうしても固定化してくるのは避けられない、のかもしれません。VRブームの元ネタとして「ニューロマンサー(40年前の作品です)」がいまだに言及される、SFなんかが通った道です。というか、「こうすれば日本のオタク文化っぽくなる」という「王道」ができて定着したからこそ、海外製のソシャゲが日本に上陸して日本製と肩を並べたりできるようになったのではないかとも思います。
その結果、これまでは「ギリギリまぁ『コミケの同人誌』かな…」だった弊サークルの絵が、ついに「これは『コミケの同人誌』ではないかな…」になってしまった…という説です。
家で寝ているのでもなく、渋谷に行くのでもなく、トー横でODキメるのでもなく、コミケにお金を払ってやってくるのは「『コミケの同人誌』を買いに行きたい」からですよね。そうなると弊サークルは…という。
SNS上で告知を見たサークルで買う人がほとんどになった説
Fediverseで提唱してもらった説です。コミケにはたくさんのサークルがあります。一日あたり1万サークルとかあります。そうなると、当然ですが、全部は見れません。当たり前ですね。そうなった時に、「SNS上で告知を見て気になったものをピンポイントで買う」という戦略で動く人が殆どになったという説です。
これも納得感があります。お金を払ってまでこのクソ暑い中入場する、となると、やっぱり最低限「欲しいもの」が確定してないと行く気がしませんよね。そして「コスパ」を考えると、一番安いのは午後入場の440円のリストバンド!14時にはぽつぽつ撤収しちゃうから、そんなにサークル回れないぞ!
そういえば思い出すとみんなチェックマーク付きの地図を持っていたような気はします…。あるいはスマホか。スマホの場合は流石にわかんないです。人間さんはいつみてもスマホすりすりしてるので…。
島中サークルを見て探すようなオタクはもういないのかなぁ。
なんにせよコミケ(というか物理イベント)どうしよう
どちらの説にせよ、これ以上コミケに出ても、もはや「わたしの運動(字義通りの意味で)」以上の意味はないのかもしれません。すんごい疲れた…。あとパイプ椅子痛い…。
他の同人イベント…もそんなに大差ないような気はしています。まぁでも、一回ぐらいコミティアとかは出てみてもいいかもしれません、場の空気を吸いにいくつもりでw
物理イベント自体をやめちゃう手もあるかなぁとも思っています。紙の本も悪くはないのですが、これはこれでかなり「縛りが強い」です。「ASMR音声を専門に作ってるサークルはコミケに参加できない(出来なくはないがかなり不利)」、と書いてみるとこれはもう明らかですよね。プラットフォームがたくさんある昨今、無理に物理イベントにこだわる必要もないのかも…。
何にせよ、お疲れ様でした。結論は後日サークルメンバーで相談して決めることにしつつ、そろそろ寝ます。