COEIROINKで出力した音声を右寄りや左寄りの音声にする方法
今回は、COEIROINKで出力した音声を右寄りや左寄りの音声にする方法を紹介します。
今回紹介する方法はCOEIROINKやVOICE BOXで出力したものだけではなく他の音声データにも使うことが可能です。
右寄りや左寄りの音声を作りたい場合は本記事の内容をご活用ください。
右寄りや左寄りの音声を作る手順
右寄りや左寄りの音声を作る手順は以下の通りです。
・音声ファイルを出力する
・出力したファイルを音声編集ソフトに読み込む
・音声編集ソフトでステレオバランスを調整する
今回はAdobe Auditionを例に紹介しますが、他の音声編集ソフトでも似たような操作は可能です。
音声ファイルを出力する
まずは作成した音声ファイルを出力しましょう。
音声の書き出しは左上のファイルアイコンをクリックして、「全ての音声の繋げて書き出し」を選択すれば出力できます。
出力したファイルを音声編集ソフトに読み込む
次に音声編集ソフトを開き、出力したファイルを読み込みましょう。
Adobe Auditionを開き、「ファイル」→「新規」→「マルチトラックセッション」の順に選択します。
マルチトラックセッションができたらトラック1に作成した音声ファイルをドロップすれば読み込み完了です。
トラック1の名前は「メイントラック」などわかりやすい名前に変えておきましょう。
ステレオバランスの調整
次にステレオバランスを調整します。ステレオバランスは各トラックで調整することができ、L100〜R100の間で調整することが可能です。Lを指定すると左寄りの音声、Rを指定すると左寄りの音声、0にすると中央からの音声になります。
右寄りにする方法
右寄りの音声を作成した場合は、R1〜R100の値の間で調整しましょう。数字が大きくなるほど右寄りになり、R100を指定すると完全に右寄りの音声となります。
◆音声全体を右寄りにする場合
メイントラックのステレオバランスを調整すればOKです。
◆音声を部分的に右寄りにしたい場合
全体的に右寄りにしたい場合はほぼないと思うので部分的に右寄りにする方法も紹介します。
まずは右寄りにしたい部分を分割しましょう。音声の分割はレーザーツールで行えます。
次に使用していないトラックに分割した音声を移動しましょう。
トラック名は「右寄り」などに変えておくのがおすすめ。後から見た時にわかりやすくなります。
トラック「右寄り」のステレオバランスをR1〜R100の間で調整すればOKです。
以降、右寄りで使用したい部分に関してはこのトラックに移動しましょう。
複数パターンを作りたい場合(R50とR100の2種類のパターンを作りたい場合など)は、新しいトラックを使用しましょう。
左寄りにする方法
基本的な手順は右寄りと同じです。こちらはL1〜L100の間で調整します。
◆音声全体を左寄りにする場合
メイントラックのステレオバランスを調整すればOKです。
◆音声を部分的に左寄りにしたい場合
まずはレーザーツールを使用して左寄りにしたい部分を分割して、使用していないトラックに分割した音声を移動しましょう。
トラック名は「左寄り」などにわかりやすいものに変えます。
トラック「左寄り」のステレオバランスをL1〜L100の間で調整すればOKです。
以降、左寄りで使用したい部分に関してはこのトラックに移動しましょう。
複数パターンを作りたい場合は、新しいトラックで作成しましょう。
以上、COEIROINKで作成した音声を右寄りや左寄りの音声にする方法でした。
今回紹介した方法はCOEIROINKやVOICE BOXで作成したもの以外の音声でも使える方法なので、例えば効果音を右寄りにすることなども可能です。
色々な音声で試してみてください。
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