クレナイ通信　24年1月号　下

根を詰めすぎた……。

医者に行って、症状もかなり落ち着いたので
今は作業もへっちゃらだけど、
１０日間近くキツい日々だったなぁ…。

モニターと小一時間にらめっこしただけで…

眼痛！
肩こり！！
首こり！！！
頭痛ッ！！！！
耐え難い疲労感ッ！！！！！

と怒涛の５連鎖で
ブレインダムド！ってなモンですよ。

体調不良の時に無理をすると
時間とお金が無駄になるから、

みんなも　調子が悪くなったら
ちゃんと休みましょうね！　というお話。

…まあ、
懲りずに
休みなく作業してるんだけどね
わっはっは！

たまには趣向を変えて、制作ツールに関する話

さて、
私がゲーム制作に使っているツールは
“インディゲームクリエイター
　Clickteam Fusion 2.5“
というものです。

正確にはその“Developer版”ですが。

この“インディゲームクリエイター(以下CF2.5)”、
プログラミングの知識がなくてもゲームが作れる！
というのをウリにしているもので、

ざっくり説明すると
画面上にオブジェクト(スプライト的なもの)や
背景などのグラフィックがあるものを配置し、

オブジェクトに対して
『条件』と『動作』を設定していくことで
ゲーム作りをしていくツールです。

更に、簡単なドットグラフィックも
作れるようになっています
(まあ、基本他ツールで描いていますが)。

私は
“ぷろぐらみんぐ？
　あー、アレね！　おいしいよね！”
というくらい知識が皆無なので、
こういうツールでないとゲームがつくれません。

そして何より、
“ドット絵を使用したアクションゲーム”を作る
という私の目的に
BEST　MATCH!
したので
購入したものです。

ちなみに、同じCF2.5でも
いろいろとグレードがあるのですが、
『星のめーりん』のリリースのため
かねてから所有していた“通常版”から
“Developer版”にアップグレードしました。

通常版では作品内に
CF2.5のロゴと
クレジット表記が必須
という制約があるのですが、

“Developer版”ではそれがないため
場違い感のあるロゴで
GB風の作風を壊さずに済む、という
ただそれだけの理由でのことでした。

一応機能面でも違いがあるらしいですが…
んにゃぴ、よくわからないです。(ｺﾗ)

ついでに各バージョンの価格ですが、

通常版：9,702円

Developer版：43,780円

通常版→Developer版アップグレード費用：33,880円也。

…赤か黒かで言えば、
圧倒的赤字ですね
ワハハ！

まあそんなコトはどうでもいいのです。
大事なのは
作品の雰囲気を壊さないことですからねー。

と、ここまでは前置きで…、
本題に移ります。

このCF2.5、
なかなか便利なツールで、

ＲＰＧツク〇ルのような
特定ジャンル専用ツールと違い、
ゲームシステムの部分から自作していくため
制作ゲームジャンル不問なのです。

が、

ジャンルの得手不得手があり、
とりわけ文字表示に関しては不便なので
ＲＰＧはやや作りにくく、
アクションやシューティングは得意
となっています。

そのためか、
オブジェクトに設定できる
アニメーションのパターン名が

発射とかジャンプとか、
露骨にアクションっぽいものになっていまして。

単に名前がそうなっているだけ…
というわけではなく、
オブジェクトにその動作をさせると、
該当する動作のアニメーションに変わるという
機能があるのです。

ササっと適当に作る場合は
便利な機能ですね！

………とでも、
言うと思ったかい？

いやー、これがなかなかの曲者でして、
先日もこの機能にちょっと手を焼きました。

オブジェクトに
手の込んだアニメーションをさせたい場合、
私はいつも

変数を利用して、
常にその変数に対応したアニメーションフレームに
強○変更する

という手法をとっているのですが、

“オブジェクトを発射”
という命令を使うと
面倒なことになるのです。

例えば、こんな

平たく言うと
“スペースキーを押すと
　上側のランダムな方向に弾を飛ばす”
というものです。

発射する時は

で、実際にやってみると…

※スペースキーを押したのがわかりやすいように、
『！』の色が変わるようにしてあります。

こんな感じになります。
うまくいってますね。　よしよし。

で、
この状態のオブジェクトに

なんということでしょう！
勝手にアニメーションの種類が変わって
動作しなくなってしまったではありませんか！

…と、極端な動きになるよう作ってみたのですが、
仮にこの状態に加えて
“常に発射でないアニメーションにし続ける”
という命令を設定したとしても、
それを貫通して発射のアニメになるという
異様に強靭なシステムなんですよ、コレ。

なので、何らかの回避策が必須となってまして…。
一番単純なのは
“発射”にアニメーションを
設定しないこと　なんですが、

うっかり忘れて設定していると、
オブジェクト発射を使った命令の時に
泣きを見るハメになるという…。

先日発生した不具合も、
この現象がもとで発生していたと気付くまで
数時間ものあいだ四苦八苦しましたよ…ええ。

これからCF2.5を使う人は
アニメーション名に注意しましょうね…。

ということで、
ツールにまつわる
ヘンテコな話をお送りしました。

ではこのへんで、
しからば

クレナイ通信　24年1月号　上

あけまして ございます。

2024年最初の記事ですが、
とても“おめでとう”とは言い難い
幕開けとなってしまいましたね。

この度の震災をはじめ、
痛ましい事件・事故に巻き込まれてしまった方々に
衷心よりお見舞い申し上げます。

皆様が日常に戻れる時が
一日でも早く来ることを
願っております。

雑記

かく言う私は
あの東日本大震災の際、
数日間インフラが止まった程度の
軽い被災をした地域に住んでおりまして。

当時の事はさすがにまだ覚えています。
あの時は本当に精神が磨り減りましたね…。

夜中の余震の多さ、
その度にラジオから発せられる
緊急地震速報…。

眠れたもんじゃありませんでした。

それでも何とか正気でいられたのは、
“この非日常を楽しもう”
という意識を持っていた事が
大きいのではないかと思います。

日中の活動時まで必要以上にネガティブでいたら
すぐに限界が来ます。

だから
電気が使えないなりの照明の工夫とか、
非常食を食べることとか、
暖を取るための物を集める作業とか。

そういった“非常時に仕方なくやること”を
“普段はやれない特別なこと”と捉えて、
少しでも心の負担を軽くしよう、という
いわば『前向きな現実逃避』をしたわけです。

精神的に余裕がなくなっていくと
まともな判断もできなくなってしまいます。

命を守るためにも、
まずは自分の心から守る。

それはきっと、
いちばん大事なことなんだと
私は思います。

そう遠くない未来、
どーでもいいことで爆笑できる
いつもの夜が来ますように。

ではこのへんで、
しからば