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雑記の記事 (37)

環境に従ういきもの

前回の記事の続き。

『コンシューマとソシャゲを例に、脳内キャッシュの切り替え・圧迫の違いを書いてみた。』みたいな内容だったかと思います。

この脳内キャッシュが常に頭に居座ると、主体が自己でなくなるかもというお話です。

無意識に「真逆」に

ソシャゲやSNSで発生しがちな「常在脳内キャッシュ」は、「習慣」や「日常」に言い換えられる。
習慣をこなすことに深い理由は無いので、無意識にその行動を起こすようになる。

すると、行動を起こすキッカケが自らの意思で行う「能動的」なものではなく、「受動的」なものになっていく。
そうした習慣によって、与えられる刺激に「反応」で行動が止まる状態の方が当たり前だと思うようになってしまう。

するとどうなるか。

自我が薄まる

こう一言で言っちゃうと言葉が強く感じるが、ほんとに地味~に減る。というのも、能動的に行動を起こした際に得ている、ほんのわずかな「自己肯定・自己確認」をしなくなっていくからだと思っている。

加えて、行動や考えを起こす際の起点が「自己」ではなく「他者・周囲」になっている場合もある。
例えば、「自分が面白そうだと思ったからAというゲームをやる」のではなく、「周りのみんながAをやってるから自分もやる」といった具合である。

この例単体では「遊ぶキッカケが増えてるし、それで面白いゲームが遊べたら別にええやろ」と思う。が、性質としては受動の選択。こうした受動の選択の頻度が増えて、深度が深まるとどんな行動を起こすにも「他者・周囲」などの「外的要因」が自身よりも先に来ることに抵抗が無くなる

これの厄介なところは、「"外的要因"を主体に決めた選択を、"自分"で決めた選択だと勘違いしている」ことかと思う。

自分が決めた選択なら、良くも悪くも「納得できる」。
ところが外的要因が主体だと、自分で把握できない領域があるので、「納得できない」こともある。

なのに、自己が主体だと勘違いしているので、うまくいかなかった時に100%自分のせいだと考えてしまう。

「目に入る」力の強さ

自分の経験だと、ツイッターのタイムラインがあった。

以前使っていたツイッター垢は、個人・法人を問わず、気になる垢をフォローするフツーの使い方をしていた。タイムラインを見れば、企業や公式の告知や一個人のつぶやきが雑然と流れてくるという状況だった。

すると当然、自分がフォローしていない垢のツイートがRTによって回ってくる。時には、自分にとっては好ましくない、合わないと感じるものが流れてくることもある。
それでも目に入ってしまった以上、その事柄に関して考えを巡らせるなど、何かしらの「反応」が起きるのは避けられない。

反応で生じたもやもやを発散することは基本的にできないので、もやもやが残ったままになる。
ついでに「自己防衛が足りてなかった」だとか、「もやもやするのはスルースキルが足りないから」とか、要らんことまで考えていた。

でも他者の感情はもちろん、RTまでをも予想したり、ましてやそれら完全に防ぐのはエスパーじゃない限り不可能で。エスパーでも無理では?
ネットは「自己防衛が基本」と言っても、それも限界がある。もしくはシンプルに自己防衛機会が増える環境に変化して、防衛したところでキリがないところまで来たのかもしれない。

そんな具合に、唐突に現れる「予測不能な外的要因」によるもやもやを「自分のせい」だと勘違いしていたパターンだったが、それを踏まえつつ「予測不能」な部分を思い切って無くしたら、だいぶ快適になった。

そもそも「自己防衛が基本」という前提が自分の中にあったのも、ネット上でそうした発言をよく見る「環境」によって思いこんでいたことも要因にあった。

環境に左右される

どれだけ気をつけているつもりでも自身の行動は「外的要因」、身を置いている「環境」によって変化している。それも常在すると「習慣・日常」として内側に入って、「外的要因」だと認識しづらくなる。

変化するのは当たり前だが、そこで自己を主体に行動を起こしているか否かで大きく差があるなと感じた。

先程のツイッターの例も、アナログなら「ファミレスで好ましくない会話が聞こえてしまった」と例えられると思う。それでもアナログなら物理的に空間が分けられているので、「その場であった出来事」だと自然に思考を切り替えて、家に帰る頃にはすっかり忘れるか、考えることをやめてるんじゃないかなと。それならずるずる引きずることもないはず。


職種によっては仕事もほぼリモートになったり、SNSが世の中に浸透して、使い方によってはプライベートをひっくるめた「日常」までも物理的な境界が曖昧になってる時代。
自分でルールや区切りを設定するのがめちゃくちゃ大事だし、めちゃくちゃ大変だな~という振り返りでした。

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脳内キャッシュ整理の大切さ

先日見た番組のジブリ特集で、
作品が長く親しまれることの一つとして、
「作品を新鮮な気持ちで楽しんでもらうために、TV放映で2年以上空ける」という話があった。
大まかな理屈としては、毎年放映すると内容を覚えられているが、2年以上空けると忘れているからというものだった。

これが自分にとって、ものすごく共感できる話だった。

というのも、自分が昔に遊んだコンシューマゲーム、もしくはそれに近い構造のゲームのほうが思い出や良いプレイ体験として残っていたり、現在も長く楽しめると思っているからで。

やり切りが産む達成感と区切り

コンシューマゲームは最初にゲームを購入すれば、そのパッケージの内容をプレイヤーが好きにプレイすることができる。そしてメインの流れを終えれば、「ゲームをクリアした!」という達成感と区切りを得ることができる

もちろんゲームをやりこむこともできるが、それでもゲームリソースの範囲、遊べる内容は限定されている。なので自分が満足すれば、憂いなく次へ進むことができる。

遊んでいる間に脳内を占めていたキャッシュも、それを機に自然とメインの位置から外れ、格納されて軽くなっていくので負荷がほとんど無い。

連綿と続くソシャゲ

それに対してソシャゲなどの常時運営型ゲームは、基本無料の代わりにメイン収入のガチャ母数にかかわるアクティブ数を保たなければならないというビジネスモデルでなっている。ようは「常に俺を見ろ!」というやり方になる。

最初は新鮮なゲーム体験なので、熱がある間は集中してプレイする。でも「常に俺を見ろ!」なゲームシステムは、サービスが続く限りその熱量を半永久的に要求してくる。つまり脳内に居座り続けるので、脳内キャッシュは減るどころか溜まっていく一方になる

もちろんイベントを無視するなど、プレイヤー側で裁量がとれる面もあるのだが、基本的には常に遊んでいる方がゲームの戦略リソースを隈なく獲得できるシステムになっている。そのゲームが好きなほど、取りこぼしが気になると思う。

なぜなら改めてプレイしようとした際に、他プレイヤーと条件が変わってしまうからだ。そもそもガチャがある時点でそうではあるんだが、イベントスルーなどで得られなかったリソースに対しては、自業自得としてのしかかる。

なので、徐々に疎遠になっていく。

ついでに消化不良感も残るので、すっきりしないということになりやすい。

肝はON/OFFの切り替え

自分が常時運営型のゲームで現在も遊べているのがApexとFF14なのは、

 Apex:RPGのような積み上げ系の戦略ゲームリソースが存在せず、好きな時に遊べる
 FF14:装備更新などを熱心に取り組んだ後、長いインターバルがある

からだと思っている。長いインターバルがあるからこそ、「久しぶり」によって新鮮な気持ちでプレイできるというサイクルになる。

ようはゲームプレイ時に脳内ON/OFF切り替えができるため、コンシューマと同様、脳内キャッシュを常時圧迫することが無いんだろう。

おそらくゲームに限らない

SNSなんかは脳内キャッシュ常時圧迫の最たる例だと思う。

常在脳内キャッシュで一番厄介なのは「自分主体にできない」ことが大きいと思っている。…けど長くなるので、これはまた次回に。

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スマホカバー取っ払った

マイナポイントをもらった

マイナポイントのあれそれをした際にカードリーダー読み込みでカバーを外したので、これを機にカバー装着を卒業しました。
スマホ本体の魅力を-500%しているチープな手帳カバーだったので、スマホこんなカッコよかったのか…となるなど。

そんなカバーわざわざ買ったんだという感じですが、なぜか当時はそれしか売ってなかったんですよね。
あとカバーには本体保護の役割を期待して着けてるんですが、自分は思ったよりスマホをスローイングする習慣がなかったので無くても大丈夫そうだった。


集中力続かない問題

同人誌制作なんですが、いまだかつてないほど集中力が続かなくて参ってます。見かねて導入したポモドーロタイマーの25分でも限界レベル…。

もともと漫画制作は心理的ハードルが高いこともあるので、一回脇に置いて寄り道したほうがいい気がしてます。
夏に出したい意図としては、シンプルに作っておきたいという理由に加えて、えおるぜあのアプデが来るからというものがあったんですが、アプデ来てから全く手つかずになるわけではないんで焦らなくていいかもしれない。

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そろそろギアいれてく

今週は、活動の導線をすっきりさせたくて色々いじってる週でした。

POTOFUつくった

ポータル特化ページです。見やすい!
https://potofu.me/nabelhouse

ページ下部の「Activity」をツイッターの「画像投稿のみ」抽出する設定にしているため、イラストとトークノベルの各話サムネ投稿が一覧になってます。
RSS等を利用せずに、いち早くサイトの更新状況を確認したい人におすすめかも。(コンテンツが増えてなくてもサイトの細かいところを更新する。ということをよくやるので余計に…。)

もし「始めてみたい!」という方が居たら、
下記の招待URLから登録していただければありがたいです。(Activityにフィルタの異なるタブを設定できるようになるなど、双方に特典がもらえます)

https://potofu.me/signup?code=LcklS2FUNzxg

ツイッターへの導線自体はなくしたものの、垢自体はあるのでいい具合に役立ちそうで嬉しい。


サブスク周りを整理した

「無より有、0より1」の信条にのっとり、とりあえずで開かれていた有料コースを閉じました。
もし有料コンテンツをやるならどんなのやるかな~と考えながら既に1年近く経過していたので、今は閉じてていいなと。
いい方法が思いついた時にはまた開くかもしれませんが、有料コンテンツが無いのに支援を促すリンクボタンなどが出るのが忍びなかったので、すっきりしてよかったです。

あとは気持ち的に「同人誌を出す→欲しい人が買う→終わり!」と言った具合に、金銭の発生時はその時々で完結してる方が、個人的には後腐れがなくて落ち着くんですよね。

なのでSkebは自分のスタンスにあった投げ銭システムに思ったんです、が!!!

Skebの審査が通らない!

Skebとりあえず開けとこうかな~と口座情報を入れてから一週間経ち、クリエイター審査が通る気配がなくて参ってます。人間アピールが足りないのか…?

一般的なついったー利用と比べたらツイ数やフォロー周りなどあらゆる数字が小さいもんなと思いつつも、新着クリエイターさんを見てると案外そういうわけでもなさそうで。いやまぁ使い方がリスト主体なせいで、フォローだけ見たらやる気のない業者垢辺りに思われてるのかもしれませんが。

他に考えられることといえば、旧垢まわりの何かなのかなと。

旧ついったアカウントを消す前に、旧Skebの垢をおえかき壁打ち垢に避難させたんですが、当時のできたて現垢もメルアドの整理のために一緒に作っていじったんですよね。仮に審査入るタイミングがSkeb垢作った時点だった場合だと通らんだろうな感はあります。当時なんもないし。
あとは旧つい垢と同じIDなのがよくないのかもしれない…。と今書いて閃いたものの、セッション無効化を試してロックかけたばかりで一週間お休み中だった。一週間後に試してみます。


Skebはアプリ化も視野(https://medium.com/skeb-jp/skeb-coin-supplement-d2c24bdd3521)とのことなので、そうなったらツイッター垢がなくともメルアド等で登録できるようになるのかな~と思ってたんですが、現状審査方法として用いられてる以上、ついった垢自体は登録に必要なのかも。その時になってまた審査のやり方も変わるかもしれませんが。


まだまだ先の話

とはいえ実際にこの辺りが活用されるのはまだ先だと思います。そもそも肝心のコンテンツ少ないので。
気がそぞろ要因だった引っ越し関連も、必要事項としてのタスクは先日で全部終えたので、新生活を楽しみつつ創作していきたいなと思います。

とりあえず夏には一冊、同人誌が出せるように頑張りたいです。

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サイトをいじり、ついったに思いを馳せる

サイトにファビコンを設定したり、web拍手を置いたりしました。
ファビコンができるとページタブが見やすくなっていいですね~。

web拍手には、「Wavebox」をご利用させていただきました。同人誌の奥付で貼る感想先などにも利用できそうで便利そうだったので。
こちらもくるっぷ同様、比較的リリースされたばかりのサービスのようですね!
現在はついった連携のみの登録ですが、メルアド登録や返信ページ実装が視野にあるとのことなので楽しみに待ちたいです。


そのついったーですが、「ついったー→サイト」という導線の一つとして使っているものの、ちょうど最近の規制の動きもあり、「各所→ついったー」に該当するリンクは取っ払いました。もう昔のような使い方をすることはなさそうだなという判断をしたためです。

「自サイトという名のセーフティゾーンも作ったし、また個人をフォローするやり方も逆に考えればできるのかぁ?」と頭をよぎったりもしたんですが、やっぱり昔と比べて環境が変わりすぎてて難しいな~と。
シンプルにユーザー層が増えたので、幾ら基本交わらないといっても萎縮してまう。

認知度があがったモノの宿命

新たなサービスが出来たばかりの頃は、利用者もそのサービスに興味がある層やオタクなどに寄りがちだったり、新鮮な体験ということもあり気楽にやれたんですが、歳月も重なって認知度が広がれば、それまで触ってこなかった人々もやってくるのは当然で。
RT等で目に入る話題も少しずつ変質します。「これもう無理かもしらん」とトドメを刺したのは、新型肺炎きてからですかね…。
「ミュートブロ解とか自衛手段がちゃんとあるでしょ!」と思われるかもしれませんが、最早そういう次元じゃないなと思ってます。

例えると、自分にとってついったーは広い地続きのプールなんですよね。
TLを作り、そこしか見ないと言っても、その区切りはレーンロープ程度のものなので頼りない。
そしてユーザーはレーンロープで分かれているものの、実は全員同じプールの水を共有している。しかもこの水は瞬間移動できるすごい水なので、位置さえわかれば飛んで行けてしまう。なんなら死角から水鉄砲が飛んでくることもある。
この規格外の時空間を相手に、気兼ねなく言葉をこぼしたり、ビート板バリアを貼るのは難易度が高すぎる! そしてどんなに上手く機能を使ってレーン内の領域を守っていても、水の変質の影響は受けるし、長く入ればどんどんふやける…というイメージです。

なので今では、ついったーでのみ活動してる人をフォローしたくなったりしても、気が向いた時にホーム画面を眺めて帰ってくるようにしてます。
水に長く浸かりすぎないことが大事。

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