人気ツクラーになるためには?
人気ツクラーになるためには?
今回は、ちょっと趣向を変えて、「人気ツクラーになるためには?」というテーマで
持論を展開してみたいと思います。
こんな偉そうな記事を書いてる自分自身が人気ツクラーではないでしょ!
・・・的なツッコミが聞こえてきますが、あくまでも持論を発表するだけですので
ご理解いただけるとありがたいです。
さて最初に「人気ツクラーとは何ぞや?」という事を改めて定義する必要があります。
何故かというと、人気ツクラーとはザックリ分類して2種類あるからです。
①リリースしたゲームが、とても大きな売り上げを上げている。
②公開したゲームのプレイ人数が凄く多い(無料含む)ゲームを創る。
・・・で、①に関しては最低限の答えは簡単です。
「18禁のゲームを創る。」
「耳かき作品を作る。」
多分、特殊な例外を除けは、おおむねこれが結論です。
長年同人活動をしてきた自分が感じるに、全年齢向けゲームを創って
売上を上げたいと画策してるサークルさんがあるとしたら悪い事は言いません。
「それにかける金額、時間をドブに捨てるぐらいなら、宝くじを買うか
下がった時の任天堂株を買う方がよっぽどマシ」
・・・みたいな、身も蓋もない答えになってしまうかと思います^^;
なので、今回メインテーマにするのは②の
「公開したゲームのプレイ人数が凄く多い(無料含む)ゲームを創る。」
に関して、持論を展開したいと思います。
せっかく苦労して創ったゲーム、一人でも多くの方にプレイしてもらいたいですよね。
これに関して異論を唱えるサークルはほぼ皆無だと思います。
じゃあ、多くのユーザーとは具体的に何人なの?
という事を改めて定義したいと思うのですが、自分が思う
不人気サークルと、人気サークルの境目は
「無料ペースで、10000プレイ。」
だと思ってます。
これに関して、それぞれのサークルさんで、
「いやいや、1000人もプレイしてくれたら十分人気サークルでしょ?」
と感じる人もいれば、
「いや・・・個人的には10万プレイを超えないと人気サークルとはいえないでしょ?」
と言う人もいると思いますので、明確にどれぐらいプレイ人数がいれば
人気サークルと定義するかは、最終的にはそれぞれの主観の話になってしまうので
今回は、10000プレイを超えるゲームを生み出すサークルを
「人気サークル」 と定義し、
よって表題の
「人気ツクラーになるためには?」
というテーマをもう少し具体的に定義しなおすと、
「10000プレイのゲームを生み出すサークルになるためには?」
とした上で、話を進めていきたいと思います。
■10000プレイのゲームを生み出すには?
導入部分が長くなってしまいましたが、じゃあ10000プレイを生み出すゲームを
創るにはどうしたらいいの? という事に関して持論を展開してみたいと思います。
①ユーチューバーが実況したくなるゲームを創る。
②ウケるテーマを考える。
③普段から、プロモーションに力を入れる。
④面白そうなゲームを創る。
⑤面白いゲームを創る。
メチャクチャざっくり定義すると、こんな感じになるのではないかと思います。
それでは、一つ一つの項目に関して、掘り下げていきましょう。
■①ユーチューバーが実況したくなるゲームを創る。
現代のゲームをするような、中年や若者は、娯楽の時間で
一番時間を割いているのは何でしょう?
漫画を読んでる?
据え置きゲームを楽しんでる?
ソーシャルゲームを楽しんでる?
映画のDVDを見てる?
ネットで、友人とチャットしてる?
テレビを見てる?
音楽を楽しんでる?
答えは、上記のどれでもなく、
「動画を見て楽しんでいる。」
もっと具体的に言うなら、
「YouTubeを観るのが、最大の娯楽になっている。」
と言い切ってしまって問題ないと思います。
現代の、ゲームを嗜むような人種は、ゲームをプレイしながら・・・
ネットを楽しみながら・・・
PCで何かの作業をしながら、
ずっとYouTube・・・もしくはニコニコ動画を楽しんでいるのです。
なので、大人気ゲームの情報をたどっていくとほぼ例外なく、
人気ユーチューバーが実況プレイしている現実にたどり着きます。
要するに、現代における人気ゲームとは、すなわち
ユーチューバーが実況してみたくなるゲーム・・・となるわけです。
■②ウケるテーマを考える。
当たり前のことに聞こえますが、
案外この点が抜けているゲームが多いと思います。
せっかく神ゲーを作っても、そもそもそのジャンルがウケるテーマから外れていた場合
人気ゲームにはなりづらいのです。
分かりやすく、スポーツゲームを例にとって考えてみましょう。
あるサークルが、スポーツをテーマにゲームを創ったとします。
開発メンバーは同じで、同じぐらい情熱を注いだ2つのゲームが完成しました。
一つは「野球をテーマにしたゲーム」
一つは「ゲートボールをテーマにしたゲーム」
さあ、どちらのゲームの方がプレイ人数が多くなるでしょうか?
よっぽど捻くれた人じゃない限り、答えは分かりますよね。
「野球をテーマにしたゲーム」の方がプレイ人数は多くなります。
そんな感じで、実は最初に選ぶジャンル、テーマによって
最初からすでに結果はほぼ決まっていたりしますので
これからゲームを創るサークルさんは、どんなジャンルのゲームを創るのかは
慎重に吟味することをお勧めいたします。
■③普段から、プロモーションに力を入れる。
今は、全部の同人ゲームを合わせると、一日30本以上・・・
多い日には50~100本ぐらいのゲームがリリースされていると思います。
こんなに多くのゲームがリリースされている中で
貴方が一つだけプレイするゲームを選ぶとしたら、何を基準に選びますか?
◇DLサイトのランキングを見て選ぶ?
◇ゲームブログで取り上げられてたゲームを選ぶ?
◇人気ユーチューバーの動画を見て、面白そうなゲームがあったので選ぶ?
どれも正解だと思うのですが、実はもう一つ大きな要因があります。
普段から、そのサークルが情報発信していて、
いよいよそのサークルがゲームを完成させたので、
そのゲームを遊んでみる。
・・・実はこの割合が馬鹿にならないと思います。
昔はリリースされるゲームの数が少なかったので、神ゲーさえ作れば
自らプロモーションしなくても、勝手にゲームはプレイされました。
ですが、今の様に日に何十本も新作が提供される時代にあっては
サークル自らが、コツコツとプロモーションをうっていかないと
いくら神ゲーをリリースしても、あっという間にネットの狭間に
埋もれて消える事になってしまいます。
■④面白そうなゲームを創る。
これも案外、抜けている要素ですが自分はめちゃくちゃ重要だと思ってます。
「え? これって面白いゲームを創ればいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、全然別ものです。
貴方はこんな経験をしたことはありませんか?
「ゲーム雑誌をみて、凄く面白そうだったので、
買ってプレイしてみたんだけど、実はあんまり面白くなかった。」
という経験。
これってユーザーにとっては悲しい出来事ですが
ゲームをリリースする者にとっては、一つの勝利だったりします。
ドライな話になるのですが、プレイ人数が多いゲーム・・・
多くの人が購入してくれるゲームを創りたいと思ったら
実際の面白さもさることながら、
プレイする前に、ユーザーが面白そうだと感じるゲームをつくる必要があるのです。
面白ゲームが売れんじゃなくて、面白そうなゲームが売れる現実・・・。
この悲しくもドライな現実を理解してるサークルが後々売れっ子サークルに
なるのではないかと思っております。
■⑤面白いゲームを創る。
ここにきて、やっと面白いゲームを創る。が出てきます。
実は面白いゲームというのは、ゲームをプレイしたあと感じる事なので
ゲームリリース直後のプレイ人数には直結しておりません。
ですが、つまらないゲームは、いずれ評判が悪くなりますし
神ゲーなら、口コミで後からプレイ人数が増えていきます。
なので、長い目でみれば、面白いゲームを創る事が最終的なプレイ人数を
増やす要因になります。
いかがでしょう。自分なりに「人気ツクラーになるためには?」というテーマを
掘り下げてみました。
偉そうにこんな文章を書いている自分が、そもそも人気ツクラーなの?
というツッコミはあるかと思いますが、そこは大目に見てやってくださいw
それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
皆様も、頑張って多くの人に楽しんでもらえるゲームを世に送り出しましょう~!!