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2022年 12月の記事 (2)

2022/12/24 15:05

2022年振り返り

こんにちは。ちょっと早いですが、年末振り返り記事です。
創作TALKさんの時期がやって参りました。今年も参加させて頂きます。
去年、相互さんが参加していた企画を目にして、興味を持ったことがきっかけです。
詳細は⤵
https://twitter.com/create_talk/status/1603672800002052096?s=61&t=AXaqipvcuwukN-8OtAjnpA

自己紹介

まずは私のことを。
苑(えん)と言います。
現代ファンタジーを中心にゲーム制作をしています。
Twitter/個人サイト/マシュマロ
早くマイパソコンが欲しいです←

一年を通して

ゲームシナリオと小説を書いていました。
長編苦手なので、合わせても3万字くらい。約9割がシナリオの方。
イラストは主にゲーム関連で描いています。

ゲーム

『神様は夢の跡 -hydrangea-』

https://twitter.com/sinokiku/status/1573607664063422465?s=61&t=AJxKUWFTA8YXOnDJBrOWkg

代表作になります。現在はリメイク版で、キャラクターの立ち絵もストーリーも全て一新しました。タイトルは3枚描き直し、登場人物は8人分、大きい1枚絵は2枚、簡易スチル絵は5枚描いています。また、ノベルゲームらしく地の文に拘り、探索の面でもストーリーと連動して(時間経過のために)制限をつけたり、以前にはなかったシステムを追加しました。
実は途中でスランプに入り、リメイク前の作品に自信が持てなくなりました。文章力を伸ばすために、先人達にアドバイスを頂いて色々試しました。その結果、リメイク後のストーリーにはかなり気合い入ってます。今では自信あります(あれ)。


ということで、ここからしばらく下は奮闘記になります。長いので、かっ飛ばした方がいいです。

きっかけ

今年の1、2月くらいに、自分の作品に自信が持てくなりました。
きっかけは、小説を書き始めたことです。
探索型ノベルゲーム『神様は夢の跡』無印版に登場する、神様からの視点で繰り広げられ物語を思いついたため、ゲームの続編と並行して小説に着手しました。
しかし、今までゲームシナリオばかりを書いていたため、実際に挑戦してみると
全 く 書 け な い。
セリフを連続で多用しすぎない且つ、地の文をどのように表現するのかがわかりませんでした。特に、情景描写が最も難しかったです。
それから、小説の書き方について調べ、色んな人の意見をあっちこっちさ迷いました。その結果、テクニックを知っただけで、基本的なことが頭に入っていませんでした。さらに小説作品を見て回っていたので、自分の作品に対して段々と自信が無くなっていきました。
そこで、相互の先人さんに意見をもらい試行錯誤した後、なんとか回復……満々になるくらいになりました。
後から知ったことですが、そもそも小説とゲームシナリオでは、書き方が違うことが原因でした。私はアニメシナリオを書く機会があり、その方面に詳しい方にうかがってみたところ、ゲームシナリオだけ特殊なんだそうです。
テレビ系の脚本は場面ごとにどんな風景で、誰がどのように話し行動しているのかをハッキリと書きます。小説は比喩や登場人物の気持ちなど、かなり表現の自由度が高いです。ゲームシナリオは、ゲームのシステムに依存するために、なるべく余計な表現は省く傾向にあります。(例:鍵を開ける時は、ガチャリというSE音を使用)。また分岐がある時は、ストーリーの繋ぎに違和感がないようにします。
こうなると、ゲーム用のお話しか触れてこなかった私が小説を書くのに困難だったのは当然でした。

シナリオを書きやすくするために

結局、小説を書いている内にゲームとして制作したくなったため、『神様は夢の跡』の続編を没にしてリメイク版に移行しました。その時にシナリオを作成する上で、やったことを紹介します。
※『神様は夢の跡 -hydrangea-』はノベルゲームですが、シナリオは表現を大切にしたかったので、小説と変わらない書き方をしています。

小説の基本を知る

まず、小説の基礎を知ることから始めました。色々調べ回ったせいで、書くテクニックや方法を知っているが自分が小説を書くのに何か届かない、ヘンテコ状態になっていました。だから、初心者のための指導本を読むことにしました。

  • めんどくさがりなきみのための文章教室
    (本、どこにしまったっけ………)
    物語形式で、作文から小説の書き方まで実践的なやり方が紹介されています。
    その中でも、自分が好きな小説家の作品をそのまま書き写してみる、というものがありました。私は江國香織作「つめたいよるに」に収録されている「デューク」というお話が好きで、全て作文用紙へ書いてみました。確かに一文の長さやセリフをどのように表現すればいいのか、わかりやすかったです。この時、写す本は好きなだけでなく、自分が読みやすい・書きやすいものを選ぶといいと思います。
    基礎で地の文は長くても作文用紙で2、3行と紹介されていましたが、私はどうしても長くなってしまいます。しかし、江國香織さんの作品は5行まで及ぶ言葉もあったので、私は作家さんに合わせました。

  • 新版・小説を書きたい人の本


    指導本幾つか種類があると思いますが、文章だけズラズラと書かれている説明書はどうしても苦手でした。そのため、図説と色付きのこの本で主に、基本を知りました。テーマの決め方・登場人物の仕事柄を直接表さない・ストーリーの在り来りなファーストシーンは止める、といった役に立つ情報が多くありました。

あとは単純に好きな本を読みました。つまり読書。
この時、自分が影響を受けた本を振り返りました。そうすることで、こういう気持ちになったなあ、こんな物語を書きたかったんだ、と思い出してきます。


『宮沢賢治童話大全』
宮沢賢治のかなりの作品が収録されているのでオススメです。最近は『グスコーブドリの伝記』にハマりました。
世界観

登場人物や世界観はもともと決まっていたのですが、何度か修正を加えました。そして、必要があれば調べることもしていす。

  • 物語を作る人のための世界観設定ノート

    こちらの本を参考にしたら、キャラクターが生きる世界をより丁寧に仕立て上げることができました。物語の世界観を決めるのに必要なことがまとめられていて、ジャンルごとに例まで載っています。世界観を広げることが苦手な方にお勧めです。
プロット

まず初めに、入れたいシーンを書き出し、時系列順に並べました。その後、ゲームにする時のファーストシーンから最後まで決めました。私は思いついたままにお話を書くと大変なことになるため、プロットが必要不可欠です。プロット大事。
ちなみに使いたい背景もなんとなく決めておきます。

シナリオ

プロットに沿って書きました。文章を書く前には少しだけ本を読んだりして、気分から整えます。いざ書き始めた時には、情景描写に気を配りました。
語彙のボキャブラリーがないため、「見る」「言う」等の表現がかぶらないように必死に検索しまくりました。

そして、今は二章まで完成しています。
次の幕間を書いています。




『月影庭園-書庫-』 四季巡りの徒人

https://twitter.com/sinokiku/status/1498226243874947072?s=61&t=tEk2tv-_6oQuuTbIe-6oHQ

こちらは番外編になりますね。
脱出が目的なので、探索がメインになります。本編リメイク前は探索で調べる箇所と移動のみ選択肢は表示していましたが、プレイ中に迷ってしまうのをお見かけしました。だから、こちらでは、持ち物と考えるを加えました。パラメーターの管理が大変なことになりました。
先に作ったのがこちらなので、ストーリーはリメイク前とつながっています。本編が終わりしだい、立ち絵と共に更新します。

小説

初めは原稿用紙に書いていましたが、ふと思いついた時にいつでも書き足せる訳ではないので、Nolaに移動しました。

『神様は夢の跡 -hydrangea-』の番外編

それぞれの章で登場した人の別視点になります。本編でのセリフを抜き出して、どのように考えていたのか、その場面の印象を大切に考えました。でも、表現は似ていて且つ言い回しが異なるようにしたので、大変でした(語彙力のなさが露見する)。本編が完結しだい、公開します。そのうち、本編もゲームシナリオを加筆修正して載せたいです。
いつか自分用に書籍化したい。

ゲームと合わせた短編二つ

『その果実は地に落ちる』という作品は初めて三人称で書きました。もう二度と書くもんかと思ったほど苦戦しました。ずっと一人称で慣れているので、大変なのは当たり前ですが。ゲーム版はプレイしやすいように一人称です。
『最終電車は夜空の中へ』は、のべろっぱー様が開催した企画に参加したゲーム作品と同じものになります。終電後の電車内、という決められた場面でお話を展開するもので、面白い経験でした。

イラスト

一年間、9枚。少ない……いやいや。
上記で示したように、ゲーム制作のために時間を割いてきたので普段は全く描いていません。


経過を見ると、途中から塗り方を変えています。私は憧れのゲーム制作者様がいて、ゲームもイラストも好きです。そのため、目のハイライトや髪の毛の描き方をよく見て、研究しています。
ちなみに、このイラストの子は藍というんですが可愛くないですか………ボソッ

イベント

クリエイターズ文化祭

https://twitter.com/creatorbunka/status/1584109735946903552?s=61&t=AXaqipvcuwukN-8OtAjnpA
サークルではなく、一般見物枠で参加しました。
一次創作であれば、小説、イラスト、ゲームでも参加可能です。私は主にゲーム関連のエリアを回りました。どのサークルも素敵な作品があり、お品書きを読みふけっていました。資料には制作裏話を読めたり、新しいゲームを知る機会になって楽しかったです。

さいごに

お勧め作品をまとめて記事にしようとしてたんですけど、後でいっかーを重ねた結果、ズルズルと1回も終わりませんでした。文章力を伸ばす、は頑張りました。1年前と比べると、成長したと思います。今年も、文章力を上げるためにガンガンお話書いていきます。ただ、忙しくなることが確定なので、来年の目標は明確に決めずにゆる〜くやっていこうと思います。

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2022/12/20 01:06

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