奇妙な夢の話『赤ちゃんご飯』
皆様初めましての方は初めまして。
そうじゃない奴らは絶対に最後まで見ろ。
Vtuberニーハオ三平と申します。
今回は私が以前見た奇妙な夢のお話を一つさせていただこうかと思います。私は寝起きでも覚えていられるほどにインパクトのある夢はすぐにメモをとるのですが、この夢に関しては寝起き後しばらくしても記憶が消えることもなく、メモを取る必要すらなかったほどに鮮烈だったのをよく覚えております。間違いなく私の人生において最も奇妙で、最も狂気に満ちた夢ですので、皆様どうか見て行ってください。
※気分を害する可能性の高い話ですので閲覧には十分注意をなさってください。
『赤ちゃんご飯』
私と私の兄姉が両親に虐○されているということを理解する。私は自室に監禁され、もうしばらく何も口にしていない。(ここで自分が何度か堕胎させられており、堕ろしたそれが両親によって何かに使用されていることを悟る)
姉がラーメンのどんぶりに入れられたスープを飲ませにやってくるが、彼女はヒステリック気味だった。そして私にスープを飲ませている途中で容器をひっくり返し、そしてそのまま部屋からでていってしまった。監禁されていた影響かまともに立つことすらままならず、壁にもたれかかりながら私は彼女を追いかけた。
久しぶりに階下へと降りると何故か両親の姿が見えない。しかしそのかわりに台所に兄が立っていた。私が彼に近づくと、彼は急に手に持っていたものをサッと隠してしまった。
「何を隠したの?みせてよ」
私がそういうと、兄はしぶしぶといった様子でそれを見せてくれた。
ご飯の入った茶碗。それは全体的に赤褐色で一瞬タコ飯に見えた。
しかし、タコに見えた黒ずんだ赤褐色のそれは胎児だった。
大体10cm程度のそれは動き出すこともなく、兄の様子から調理され、私から堕ろされていたモノは家族に食べられていたのだと理解した。不快感とともに耐えられないくらいの恐怖感を味わう私に、バツの悪そうな兄が「お前もどうだ」と茶碗を前に出してきた。冗談のつもりだったのだろうが、私はその行動を含めたすべてに狂気を感じていた。「いらない」と答える私は、続けて堕胎がもう体力的にできないことを告げた。
意外にも兄は少し笑いながらそれを許してくれた。そしていつのまにか近くにいた姉も同じような反応だった。むしろ私を憐れむような目すらしている。その様子に安心した私は両親の行方を尋ねてみた。
「殺した」とそれだけの返事が返ってきた。
殺して近くの山に埋めてしまったと。
それをつぶやく兄の隣で姉が、父の頭を潰した時の快感について嬉しそうに語っている。姉はまるで漫画や何かに登場しそうなイカれだった分、どうとでも扱えるように思えたが、そんな姉よりも兄のなんともないような態度の方が恐ろしくてたまらなかった。
この恐怖を悟られないように、兄姉に敵だと思われないように感情を殺してこの家からの脱出を決意した。
「監禁されていたから久しぶりに外に出たい」
兄にそう頼むと「ああ!行こう行こう!」と明るく返され、ドライブへ行くことになった。玄関の扉を開け、車へと乗りこもうとする間、私は生きた心地がしなかった。いつ兄に味方ではないことを悟られるか気が気ではなかったからだ。
しかしこれはただの夢。
私が近所の人に声をかけられたところで、この夢はあっさりと終わった。
以上です。
こんな夢でしたが意外にも目覚めは悪くなかったのです。むしろ狂気に満ちすぎていたのが可笑しく、少し笑ってしまったのを覚えています。まあその後、嬉々としてこの夢を家族に話したところドン引きされましたが。
私にとって夢というのはとても興味深いもので、ほかにも奇妙な夢をいくつかメモをとっております。どれも夢らしく意味も分からず、オチもないものですが、それ故惹かれるものがあるんでしょうね。
また機会があれば、別の夢についてお話させていただけたらなと思います。
それでは、あなたは良い夢を。
夢に赤ちゃんご飯が出ないことを強く祈っております。