OKOME Sequencer 2023/07/05 19:38

「エロなしのノベルゲーを徹底する」と意気込んでいたあの時期について最近思うこと

随分前に「自分はエロなしのノベルゲーを徹底する!」などと意気込んでいたんですが、今とどう考えが変わっているのか、もしくは深まっているのか。今日はそんな記事です。


ゲームにはご褒美があるべき

ゲームには、プレーしてくれた方に対してご褒美があること、それが良いゲームである必要条件のひとつだと思っています。

  • RPGだったら育成して強くなった自分のキャラクター、高難易度クエストやダンジョンを攻略して手に入れた強力な武器。
  • アクションゲームなら、上手くコースを攻略したときに出たスコア、タイム。
  • FPSならチームとの連携で勝ち取った勝利、称号、自身の成長したプレイヤースキル。

そんなご褒美があると思います。


ではノベルゲー(ギャルゲー)のご褒美……と言われたら何かというと、ヒロインと出会い、試練を共に過ごして、ふたり恋に落ち、デートして、そんな長い道のりを得た後に訪れるヒロインとの情事(意味深)シーンだと思います。

ただそれはR18、エロありである場合に限る。


ではエロなしのノベルゲーは、読んでくれた方に対してどんなご褒美を用意すれば良いのか。

  • 壮大だったり、深いシナリオのクライマックス?
  • 高クオリティなイベントCG?
  • 壮大なBGM?

ただそれってよっぽどクオリティが高くなければ、ご褒美足りえないでしょう。
昨今、シナリオ一本で沢山の人に読んで評価してもらえる作品に成長させるというのはなかなか至難の業だと思っています。


以前「自分はキャラゲーではなく世界観重視の作品を作りたい!」と豪語し、エロなしのノベルゲーで徹底的に行くつもりでいました。

しかし、最近はちょっとその考えも変わってきたり。

変わる考え

なぜかというと「エロを出すことによってキャラクターに深みを出せるんじゃないか?」と思っているから。

それに、先程のご褒美の話に当てはめると「やっぱりエロってあったほうがいいよね?」と最近強く思い始めています。


元々エロゲやノベルゲーのえっちぃシーンは「あってもなくてもどっちでもいいかな……まあ飛ばしはしないけど」くらいの気持ちでした。

しかしここ1年あたりで考えがだいぶ変わって「エロゲはシナリオの到達点にエロがあるから良いのだ」という考えに代わり「あれ? 自分の作品にもにエロってあったほうがいいかも……?」なんて思うようになってきました。


といっても、自分の今後作る作品ではエロゲや抜きゲーのようなゴリッゴリのエロシーンを出すのではなくて、例えば戦闘で服がボロボロになってあられもない姿になったり……とかそういうシーンを用意できればなぁというくらいで。

特に大事なのは、シナリオ的にも意味のあるすけべぇを作ることだと思っています。

えっちぃ姿になって初めて分かるキャラの情報・設定なんてものがあれば、それだけでもそのキャラクターの掘り下げが出来ちゃいますし、プレイヤーの目の保養にもなる。


そういうことを考えると、自分の作品にもエロってあったほうがいい作品になるんじゃないか? 今はそう思い始めています。


おまけ

以前の考えについて、自分のブログ「けいしきあっとろぐ」に書いてたりします。
よければコチラもドウゾ。

【制作コラム】「エロなしの同人ノベルなんて誰が見るんだ」という風潮

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